ボストン留学のメリット・デメリットは?費用の目安や事前準備も解説

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「ボストン留学が自分に向いているか知りたい」
「ボストン留学にはどのくらいの費用がかかる?」

このように考えていますか。

ボストン留学は、世界有数の学術都市かつ日本人が少ない環境で英語を学べる点が魅力です。さらに、治安や交通インフラ面にも安心感があり、アメリカの歴史やスポーツ観戦も体験できます。

しかし、留学費用が高額であり、日本から遠いなどの懸念点もあります。メリット・デメリットを確認し、ボストンが最適な留学先であるかを見極めることが大切です。

本記事では、ボストン留学について以下の項目を解説します。

  • 基本情報
  • メリット・デメリット
  • 費用相場
  • 事前準備
  • よくある質問

「ボストン留学は自分に向いているか」や「留学に向けて何から始めるべきか」を理解できるため、最後までご覧ください。

ボストンってどんな都市?

ボストンはアメリカの東海岸、ニューヨークの北東に位置する都市です。マサチューセッツ州の州都であり、2022年時点で652,442名が暮らしています。日本とは最大14時間の時差があり、ニューヨークなどと比較して在留する日本人が少ない点も特徴です。

世界有数の学術都市として知られており、近隣にはハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など、世界的に有名な大学が多く存在します。また、アメリカの歴史や4大プロスポーツを体験することも可能です。

加えて、街は比較的コンパクトであり、電車やコミューターレイルなどの交通網も整備されています。英語を習得したい方や、アメリカの歴史を通じて価値観を深めたい方、スポーツ観戦を通じてリフレッシュしたい方など、幅広い方におすすめの留学先です。

ボストンの代表的な観光地

  • フリーダムトレイル
  • ビーコンヒル
  • ボストン公共図書館
  • イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館
  • フェンウェイパーク
項目 ボストンの特徴
立地 アメリカの東海岸・ニューヨークの北東に位置する
人口(*1) 652,442名(2022年)
面積 125.3km²(陸地面積)
公用語 英語(事実上の公用語)
通貨 米ドル
宗教(2023~2024年)(*2) キリスト教:47%
その他の宗教:12%
無宗教:40%
気候 ・夏季は温暖で日本より低湿度
・冬季は寒さが厳しい
日本との時差 サマータイム:-13時間
冬時間:-14時間
物価(*3) 日本の約1.47倍(生活費指数)
留学先としての特徴 ・世界有数の学術都市
・日本人が比較的少ない
・アメリカの歴史やスポーツ観戦を体験できる
・交通インフラが整備されており、比較的治安が良い
留学時のビザ ・90日未満の留学かつ週18時間未満の就学:ビザ不要
・91日以上の留学または週18時間以上の就学:学生ビザの取得を要する
*1 Boston’s People and Economy
*2 People in the Boston metro area | Religious Landscape Study | Pew Research Center
*3 Cost of Living Index 2025 Mid-Year

ボストン留学の6つのメリット

ボストン留学には、ほかの都市にはない多くの魅力が存在します。ここでは、ボストン留学のメリットを6つ解説します。

1.最高水準の学術都市で英語を学べる

ボストンは世界有数の学術都市として知られており、ボストンや近隣の都市には、以下のような世界的に有名な大学が存在します。

  • ハーバード大学
  • マサチューセッツ工科大学
  • ボストン大学
  • タフツ大学

一般公開のセミナーやワークショップに参加したり、図書館などの大学施設を利用したりできる可能性があります。

また、周囲には優秀な学生が多いことから、高いモチベーションを維持できるでしょう。「将来この大学に入りたい」という長期的な目標を作れるきっかけとなる可能性もあります。

結果的に英語学習に集中でき、効率良く英語を習得できるはずです。

2.日本人が少ない

ボストンは、ニューヨークやロサンゼルスなどと比べて在留する日本人が少ない傾向があります。少し前のデータですが、都市別の在留邦人数について以下のようなデータがあります。

都市 在留邦人数 全体の順位
ニューヨーク 60,993名 1位
ロサンゼルス 40,106名 2位
ホノルル 13,406名 12位
サンノゼ 12,852名 13位
サンフランシスコ 11,189名 14位
サンディエゴ 8,130名 16位
ボストン 5,557名 26位
出典:都市別在留邦人総数上位50位

また、ECボストンの国籍比率に着目すると、日本人留学生の割合は10%です。

周りに日本人が少ないと、必然的に日本語を使う機会が限られ、英語でのコミュニケーションが中心となります。英語漬けの日々を送りやすく、効率的に英語力を伸ばせる環境といえるでしょう。また、世界中の留学生と交流することで、日本にはない文化や価値観に触れられ、世界中の友人も作れます。

日本人が多すぎる環境だと、日本人同士の交流が増え、思うように英語力が伸びないケースがあるため、ボストン留学の大きなメリットといえます。

3.交通インフラが発達している

ボストンは電車やバス、コミューターレイル(通勤列車)などの交通機関が整備されている点が魅力です。「チャーリーカード」というICカードを購入すれば、乗り降りをタッチで済ませられ、運賃もお得になります。

また、ボストンは街が比較的コンパクトであり、徒歩や自転車でも移動しやすいといわれます。行動範囲がコンパクトに収まりやすく、移動も快適なので、海外生活に慣れていない方でも安心して生活できるでしょう。

4.治安が良い

ボストンはアメリカ国内でも治安が良い都市として知られています。ボストンを含むアメリカの主要都市におけるNUMBEOの安全指数は以下のとおりです。

都市名 安全指数
ボストン 60.0
ニューヨーク 49.0
ロサンゼルス 46.1
シアトル 45.8
ラスベガス 44.1
ワシントンD.C 39.8
ヒューストン 36.8
シカゴ 33.9
東京(参考) 75.2
出典:Crime Index by City 2025 Mid-Year

さらに、在ボストン日本国総領事館の情報によれば、市内の犯罪認知件数は年々減少傾向にあります。「アメリカのなかでも安全な都市に留学したい」と考える方にもおすすめです。

しかし、日本と比べると犯罪指数が高く、銃器を使用した凶悪事件も発生しているようです。留学時には以下のような防犯対策を心がけましょう。

  • 危険な場所には近づかない
  • 夜間の外出や一人歩きを避ける
  • 多額の現金や貴重品は持ち歩かない
  • 見知らぬ人を安易に信用しない
  • 犯人が凶器を所持している場合は抵抗しない
  • 緊急時の連絡先を備えておく

詳しい防犯対策やトラブル事例などは、在ボストン日本国総領事館の「安全の手引き」が参考になります。

5.アメリカの歴史を感じられる

ボストンはアメリカの歴史を感じられる都市です。

アメリカ独立戦争の舞台であり、18〜19世紀の歴史的建築物や街並みも残っています。また、アメリカ独立に関わる16の史跡をたどれる「フリーダムトレイル」も存在します。

フリーダムトレイルの有名スポットの例

  • ボストン茶会事件博物館
  • ファニエル・ホール
  • オールド・ノース教会
  • バンカーヒル記念塔

さらに、歴史博物館やガイドツアーが存在する点も魅力です。「アメリカの歴史を感じ、価値観を深めたり視野を広げたりしたい」と考える方にもおすすめです。

6.スポーツ観戦を楽しめる

ボストンには、アメリカの4大プロスポーツリーグに属するチームがすべて存在します。

  • MLB(野球):ボストン・レッドソックス
  • NBA(バスケットボール):ボストン・セルティックス
  • NHL(アイスホッケー):ボストン・ブルーインズ
  • NFL(アメリカンフットボール):ニューイングランド・ペイトリオッツ

特にレッドソックスのホームスタジアム「フェンウェイパーク」は、MLB最古(1912年開場)の球場です。野球ファンでなくてもボストン観光では人気があります。

語学学校が休みの日は基本的に自由に行動できるため、上記のプロスポーツ観戦を楽しむことが可能です。スポーツ観戦に興味がある方にとって非常に魅力的な都市といえます。

MLBは春から秋、NBA・NHL・NFLは秋から冬・春がシーズンとなるので、留学時期を選ぶ際の参考にしても良いでしょう。

ボストン留学の5つのデメリット

さまざまな魅力があるボストン留学ですが、いくつかのデメリットが存在します。ここでは、ボストン留学のデメリットを5つ解説します。

1.留学費用が高額

世界の代表的な地域と比較すると、ボストンは留学費用が高額な部類です。ボストンを含む人気の留学先における費用の目安を紹介します。

留学先 留学費用の目安(3ヶ月)
ボストン(アメリカ) 2,152,725~2,190,091円
トロント(カナダ) 1,343,298~1,481,228円(*1)
シドニー(オーストラリア) 1,103,099~1,140,736円(*2)
ロンドン(イギリス) 1,608,354~1,800,125円(*3)
セブ(フィリピン) 858,260~1,007,047円(*4)
オークランド(ニュージーランド) 1,192,142~1,232,480円(*5)
*1 カナダ留学費用|人気5都市・期間別の費用内訳を徹底解説
*2 オーストラリア留学のメリット・デメリットは?費用や8つの事前準備も解説
*3 イギリス留学費用は高い?4都市を期間別(1ヶ月~1年)に徹底比較!
*4 セブ留学の費用やメリット・デメリットとは│持ち物・事前準備も解説
*5 ニュージーランド留学のメリット・デメリットとは│費用や人気都市も解説

留学プランや為替レートにもよりますが、「費用を最小限に抑えて留学したい」と考える方には向かないかもしれません。

しかし、ニューヨークやロサンゼルスなど、アメリカ国内の都市と比較すると、決して高額ではありません。そのため、アメリカ留学を希望する場合、ボストンは有力な留学先のひとつとなるでしょう。

2.冬は冷え込みが厳しい

ボストンの冬季は冷え込みが厳しいため注意しましょう。ボストンと東京の冬季の平均気温を比較した結果は以下のとおりです。

  ボストンの月平均気温 東京の月平均気温
11月 7.2℃ 12.5℃
12月 2.2℃ 7.7℃
1月 -1.0℃ 5.4℃
2月 0.0℃ 6.1℃
3月 3.6℃ 9.4℃
出典:気象庁|地点別平年値データ・グラフ (世界の天候データツール)│ボストン
出典:気象庁|地点別平年値データ・グラフ (世界の天候データツール)│東京

ボストンの方が東京よりも5〜6℃程度冷え込みます。ボストン留学に行く際は、防寒具など寒さ対策を万全にした持ち物を準備しましょう。

また、急な気温の変化によって体調を崩してしまう可能性もあります。普段から体調管理には気を配る意識も重要です。

3.日本から遠い

ボストンはアメリカの東海岸に位置しており、日本から距離があります。

12〜14時間程度のフライト時間を要するため、移動が負担になる可能性があります。時差ぼけになり、到着後の体調が万全でなくなるかもしれません。さらに、フライト時間が長く、燃料も多く要する分、航空券も高額になりがちです。

また、日本との時差が13〜14時間あることから、家族と連絡が取りづらいケースがあります。なかなか連絡を取れずに心細さを感じる人もいるでしょう。

4.短期留学でも学生ビザの取得が必要となるケースがある

ボストンは、短期留学でも週の就学時間が18時間以上の場合は学生ビザの取得が必要です。ビザの種類は長期留学と同じであり、入学許可証の取得やオンライン申請、対面での面接などが必要となるため、手間と感じるかもしれません。

一方、アメリカ以外の国の場合、日本からの短期留学であれば30〜90日程度は取得が簡単な観光ビザのみで滞在できるケースが一般的です。「短期滞在かつフルタイムで就学したい」と考える方は、事前に必要な手続きを確認しましょう。

なお、滞在期間が90日未満で就学時間も週18時間未満の場合は、電子渡航認証システム「ESTA」の事前登録のみで留学できます。

5.心細さを感じる可能性がある

先述したとおり、ボストン留学は日本人が少ない点が魅力のひとつです。

しかし、日本人が少ないことで心細さを感じてしまう可能性があります。特に、初めての留学で周りが外国人ばかりだと、ストレスやホームシックを感じてしまうかもしれません。

周りに日本人がいた方が安心できる場合は、語学学校の国籍比率や日本人スタッフの有無を確認しましょう。日本人との距離を意識して、積極的に英語を使うように心がければ、しっかりと英語力を伸ばせます。

ボストン留学の費用の目安

ECボストン(General English20)に通い、ホームステイで滞在すると仮定した際のボストン留学の費用目安は以下のとおりです。

費用内訳(*1) 1ヶ月間 3ヶ月間 6ヶ月間 1年間
パスポート申請費 0~16,300円
ビザ申請費(*2) 79,442円
渡航費(*3) 136,462~194,751円 151,555~172,621円 147,445~170,173円 130,046~207,715円
校納金(*4) 310,344円 911,729円 1,579,934円(23週) 3,159,868円(6ヶ月の料金×2で算出)
滞在費(*5) 242,781円 720,919円 1,240,634円(23週) 2,481,268円(6ヶ月の料金×2で算出)
留学保険料(*6) 7,871円 23,360円 46,721円 85,062円
生活費(*7) 21,907円 65,720円 131,440円 262,881円
総額 798,807~873,396円 1,952,725~1,990,091円 3,225,616~3,264,644円 6,198,567~6,292,536円
*1 1米ドル=148.49円(2025/7/20時点のレート)で換算
*2 SEVIS(留学生などの情報を管理するオンラインシステム)費用を含む
*3 Trip.com(2025/7/20時点の料金)における7~2月の最安値の平均を基準に算出
*4 ECボストン(General English20)の例(登録料+授業料+教材費(割引前))
*5 ECボストン(ホームステイ)の例(手配料+宿泊料(1日2食付き))
*6 F1 Visa Student Health Insurance(Student Secure Budget)の例
*7 Cost of Living in Boston(月間パス+携帯電話月額プラン)の例

上記の費用に加え、交際費や観光費用が発生します。ただし、ボストン留学の費用は以下のような要素で変動します。

  • 為替レート
  • 語学学校のコース・オプション
  • 滞在方法
  • 航空券の種類
  • 現地での食生活
  • 観光・アクティビティの楽しみ方

事前に費用の目安をシミュレーションして資金計画を立てることが大切です。費用を抑えて留学したい方は、留学期間や語学学校のコースなどを再考しましょう。

ボストン留学の9つの事前準備

充実したボストン留学にするためには、入念な事前準備を行うことが大切です。ここでは、ボストン留学で必要な事前準備を9つ解説します。

なかには時間がかかる手続きもあるため、渡航日から逆算して計画的に準備しましょう。

1.目的・目標の明確化

留学の計画を始めたら、まず目的や目標を明確にしましょう。目的・目標を明確にすることで、ボストンが本当に最適な留学先であるかどうかや留学プラン、自分に合った語学学校を判断しやすくなります。

たとえば、以下のような目的や目標の方は、ボストン留学が向いている可能性があります。

  • 日本人が少ない環境で英語力を伸ばしたい
  • 世界的な学術都市でモチベーションを上げたい
  • アメリカの歴史を体験して価値観を深めたい
  • スポーツ観戦を通じてリフレッシュしたい

目的や目標が曖昧だと、自分に合った留学プランを立てられず、思うように成果を得られない可能性があるため要注意です。

2.留学期間・留学時期の決定

目的や目標を明確にしたら、留学期間や留学時期を決定します。留学期間は、短期留学と長期留学に大別できます。

  メリット デメリット
短期留学(3ヶ月未満など) ・週18時間未満の就学時間ならビザの取得が不要
・留学費用を抑えやすい
・長期休暇を利用して挑戦しやすい
・目的や目標が曖昧だと成果を得にくい
・観光やアクティビティの取捨選択が必要
長期留学(6ヶ月から1年間など) ・英語に触れられる時間が長い
・観光やアクティビティを満喫できる
・留学費用が高額になりがち
・休学や休職をしなければならない可能性がある

「短期留学では意味がないのでは?」と不安に思う方もいますが、目的や目標が明確であれば十分に有意義な留学生活を送れます。ただし、長期留学と比べてあっという間に帰国日を迎えることになり、観光やアクティビティもすべては回りきれない可能性がある点に留意しましょう。詳しくは「短期留学の費用・魅力は?注意点や準備、人気の国も紹介」をご覧ください。

また、ボストンは気候の関係上、寒さが厳しい冬季がオフシーズンといわれています。オフシーズンの留学であれば、航空券の費用を抑えやすいです。しかし、NBAやNHL、NFLは夏季にオフシーズンを迎えます。これらのスポーツ観戦をしたい場合は、オフシーズンの渡航が最適かもしれません。

航空券の料金や自身の休暇の状況、現地で体験したい観光地やアクティビティを考慮して留学時期を決定しましょう。

3.語学学校の手配

ボストンには語学学校が複数存在し、コースや運営形態も以下のように多岐にわたります。

  • 一般英語コース
  • ビジネス英語コース
  • 資格取得(TOEIC/IELTSなど)コース
  • 大学進学コース
  • 大学と提携した語学学校

まずは「語学学校で何を学びたいか」を明確にしましょう。

また、語学学校によってサポート体制や日本人スタッフの有無、国籍比率などが異なります。語学学校を比較する際は、以下の点にも着目しましょう。

  • 料金
  • オプションの内容
  • 週のコマ数
  • 1クラスの人数
  • サポート内容
  • 日本人スタッフの有無
  • 国籍比率
  • アクティビティ
  • 学生寮の有無

語学学校の選び方については「語学学校の確実な選び方|経験者の意見・満足度を基に徹底解説」もご覧ください。

4.宿泊先の手配

ボストン留学の宿泊先は、ホームステイと学生寮が一般的であり、通常は語学学校経由で手配します。また、長期留学の場合は、ボストンでの生活に慣れてきたタイミングでシェアハウスに切り替える方もいます。

シェアハウスの代表的な見つけ方は、以下のとおりです。

  • 語学学校からの紹介
  • 留学エージェントからの紹介
  • 日本人向け掲示板サイトの活用(ボストン掲示板など)
  • 現地の不動産サイトの活用(Craigslist Bostonなど)

ただし、アパート賃貸やルームメイト募集に関する詐欺行為の事例が存在します。特に、相場より極端に安い物件や、前払いを要求されるケースでは詐欺を疑いましょう。事前に内覧できる物件を選ぶことも大切です。

また、ボストンはアメリカのなかでも家賃相場が高額であるといわれています。予算と相談して適切な滞在先を選択しましょう。

5.学生ビザの手配

ボストン留学では、以下のいずれかに該当する場合は学生ビザの取得が必要です。

  • 滞在期間が91日以上
  • 就学時間が週18時間以上

学生ビザの種類は複数存在しますが、語学留学の場合は「F1ビザ」が基本です。ただし、職業向けの専門学校に通う場合は「M1ビザ」、実務研修を受ける場合は「J1ビザ」など、留学の目的によってビザの種類が異なることがあります。

学生ビザを取得する流れは、大きく以下のとおりです。

  1. 留学先の語学学校から入学許可証(I-20フォーム)を取得
  2. オンラインでビザ申請書(DS-160フォーム)を作成・提出
  3. 最寄りの大使館または領事館で面接を受ける
  4. 申請や面接内容に問題がなければビザが発給

6.航空券の手配

留学時の航空券の種類は、片道航空券と往復航空券に分けられます。往復航空券であれば費用を抑えやすいですが、片道航空券の方が帰国日に柔軟に対応することが可能です。

また、ボストン留学で必要な航空券の種類は、学生ビザの有無によって異なります。学生ビザの取得が必要な場合、片道航空券で入国が認められます。往復航空券でも問題ないため、取得費や帰国日を考慮して自分に合った航空券を購入しましょう。

一方、学生ビザを取得せずに電子渡航認証システムのみで留学する場合、往復航空券の取得が必要です。留学の計画を立てる段階で帰国日を明確にし、航空券を購入しましょう。

冬季に雪が多いボストンは、飛行機が遅延するリスクがあります。また、フライト時間や時差の問題から、到着が深夜になるケースも少なくありません。入国初日の宿泊先や、空港ピックアップの利用の可否もあわせて確認しましょう。

なお、航空券の購入方法は、以下の4つに大別できます。

  • 航空券の比較サイト
  • 航空会社の公式サイト
  • 旅行会社・旅行代理店の公式サイト
  • 旅行会社・旅行代理店の店舗

航空券の種類や手配方法について詳しくは「留学の航空券の手配は簡単!購入方法・種類をわかりやすく解説」をご覧ください。

7.留学保険の加入

留学保険とは、現地での病気やケガに備えるための保険です。

ボストン留学では、留学保険への加入が法的に義務づけられているわけではありません。しかし、アメリカは医療費が非常に高額であり、語学学校や大学によっては加入を義務付けているケースがあります。

留学保険に加入していれば、万が一現地の病院を利用することになっても医療費を抑えられます。安心感が生まれ、予算の見通しもつきやすくなるので、必ず加入しましょう。

留学保険に加入する際は、補償内容や保険料、特約、サポート体制などを総合的に考慮することが大切です。留学生などが利用できるアメリカの医療保険制度「F1 Visa Student Health Insurance」も有力な選択肢です。

留学保険の詳細については「留学保険への加入は必須?費用・相場や選び方もわかりやすく解説」をご覧ください。

8.現地の治安・生活情報の確認

現地の治安や生活情報を事前に確認しましょう。

先述したとおり、ボストンはアメリカ国内のなかでは治安が良い傾向がありますが、事件やトラブルが発生する可能性も考えられます。在ボストン日本国総領事館の「安全の手引き」や外務省の「危険・スポット・広域情報」などを事前に確認しましょう。

また、事前に確認すべき代表的な生活情報は、以下のとおりです。

  • 物価
  • チップ文化
  • 交通インフラ
  • 電車やバスなどの乗り方
  • 携帯電話やSIMカードの契約方法
  • 家賃の相場
  • 緊急時の連絡先
  • 生活習慣・食文化
  • 近くのスーパー
  • 日本の商品を購入できる店

加えて、屋外での飲酒が法律で禁止されているなど、日本とは異なるルールがあるため、あわわせて確認することが大切です。

9.持ち物の確認・準備

パスポートやビザ、語学学校関連の書類以外にも、以下のような持ち物を用意しましょう。

  • 現金
  • クレジットカード
  • 携帯電話
  • 充電器
  • 変圧器
  • 常備薬
  • 化粧品
  • 衣類・下着
  • 防寒具・防寒グッズ

特に、冬季のボストンは寒さが厳しいため、入念な寒さ対策は必須です。また、ホストファミリーへのお土産や日本でしか購入できないインスタント食品なども準備すると良いでしょう。

現地で購入できる商品を事前に調べておくと、荷物をコンパクトにまとめられます。参考までに、ボストンには無印良品(MUJI)が存在します。

ボストン留学に関するよくある質問

ボストン留学で失敗しないためにも、事前によくある疑問を解決しましょう。ここでは、ボストン留学に関するよくある質問に回答します。

ボストン留学では留学エージェントを活用すべき?

ボストン留学の際は、必ずしも留学エージェントを活用すべきとは限りません。エージェントを介さず、自ら留学を手配する「個人手配」の選択肢があります。

  主なメリット 主なデメリット
留学エージェント 留学準備・留学中のサポートを受けられる ・手数料が発生する可能性がある
・語学学校に制限が設けられる場合がある
個人手配 ・エージェントに支払う手数料を抑えられる
・幅広い選択肢から語学学校を選択できる
留学準備・留学中のサポートを受けられない

メリット・デメリットやサポートの必要性を考慮して選択しましょう。

なかには「個人手配は難しそう」と考える方もいますが、留学先や語学学校が明確であれば決して難しくはありません。詳しくは「留学は個人手配できる!留学までの流れと注意点を解説」をご覧ください。

ボストン留学は高校生でも行ける?

高校生でもボストン留学に行くことは可能です。代表的な留学形態には、以下のようなものがあります。

  • 高校への交換留学
  • 高校への正規留学
  • 語学学校への語学留学
  • サマースクールへの参加

それぞれ特徴や費用が異なるため、自分に合った留学プランを選択することが大切です。まずは、通っている高校や留学エージェントなどを頼って情報収集を進めましょう。

まとめ│ボストン留学の個人手配ならwarpleにお任せ!

日本人が少ない世界有数の学術都市で英語を学びたい方や、アメリカの歴史やスポーツ観戦を楽しみたい方などはボストンがおすすめの留学先のひとつです。アメリカ国内のなかでは治安が良く、交通インフラも充実しているため、初めての留学でも安心して現地生活を送りやすいでしょう。

また、充実したボストン留学を送るためには、入念な事前準備が欠かせません。まずは留学の目的を明確にし、留学時期や留学期間を適切に見極めましょう。

留学を個人手配できる「warple」であれば、語学学校や宿泊先の手配を含む留学準備をオンラインで完結できます。気になる語学学校を見つけたら、資料請求や問い合わせを活用して情報収集を始めましょう。

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