南アフリカ留学のメリット・デメリットは?費用の目安や事前準備も解説

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warple編集部

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「南アフリカ留学のメリット・デメリットは?」「費用はどのくらいかかる?」

このように考えていますか。

南アフリカ留学には、多民族国家の環境で生活でき、現地での生活費を抑えやすいなどのメリットがあります。一方、日本より治安や生活環境が悪く、話される英語も独特といったデメリットがあるため注意が必要です。

そこで本記事では、南アフリカ留学について以下の内容を解説します。

  • 南アフリカの基本情報
  • メリット・デメリット
  • 留学費用
  • 事前準備

「南アフリカ留学は自分に合っているか」や「何から準備すべきか」が理解できるため、最後までご覧ください。

南アフリカの基本情報

南アフリカ共和国(以下、南アフリカ)はアフリカ大陸南端に位置する国で、以下の3つの首都を有しています。

  • 行政首都:プレトリア
  • 立法首都:ケープタウン
  • 司法首都:ブルームフォンテイン

中でも、ケープタウンには多くの語学学校があり、留学先として人気があります。言語は、アフリカーンス語やズールー語など計11言語が話されますが、実質的な公用語は英語(*1)です。テレビやラジオ、お店の看板など、多くは英語が使われています。

宗教は人口の約85%がキリスト教(*2)で、通貨はランドが用いられています。また、代表的な観光地は以下の通りです。

  • テーブルマウンテン
  • クルーガー国立公園
  • ワインランド
  • ロベン島
  • ケープ半島
項目南アフリカの特徴
正式名称南アフリカ共和国
首都行政首都:プレトリア立法首都:ケープタウン司法首都:ブルームフォンテイン
立地アフリカ大陸南端
公用語英語、アフリカーンス語、ズールー語など計11言語
人口6,203万人(2022年)
面積122万km²
通貨ランド
宗教主にキリスト教
日本との時差-7時間
*1 国際交流基金 日本語教育 国・知識別情報 南アフリカ(2023 年度)
*2 南アフリカ基礎データ|外務省

南アフリカ留学のメリット5選

南アフリカには、留学先として複数の魅力があります。ここでは、南アフリカ留学のメリットを5つ紹介します。

多民族国家で生活できる

多民族国家の環境で生活できる点が南アフリカ留学の魅力の1つです。南アフリカは、黒人(ズールー族・コーザ族など)や白人(オランダ系・イギリス系など)、カラード、アジア系など幅広い人種・民族で構成されています。

それぞれが融合した環境で生活でき、様々な背景を持つ人と交流できるので、新たな価値観や文化に触れられます。結果として視野が広がり、就職活動時の強みや新たな進路選択に繋がる可能性があるでしょう。

日本人が少ない

南アフリカは日本人が少ない点も魅力です。アフリカ地域を留学先として選ぶ方は全体の0.9%(*1)で、南アフリカの在留邦人数は1,065名(*2)です。留学中に日本人と出会う可能性が低く、日本語を使う機会も少なくなります。

必然的に英語でのコミュニケーションが中心となり、効率良く語学力を習得できるでしょう。ただし、日本人がいない環境が心理的な不安に繋がる可能性もあるため注意が必要です。

*1 2022(令和4)年度 日本人学生留学状況調査結果
*2 南アフリカ基礎データ|外務省

学生ビザでアルバイトができる

南アフリカは、学生ビザでも週20時間まで就労が認められています。現地でのアルバイトによって、生活費の一部を賄うことができます。また、アルバイトを通じて、生活上で使われる実用的な英語に触れられる点も魅力です。

教科書的な英語ではなく、実際に使われる言い回しや発音を耳にでき、英語力の向上に繋がるでしょう。さらに、文化や習慣、価値観をより深く理解するきっかけにもなるはずです。

現地での生活費を抑えやすい

現地での生活費を抑えやすい点も南アフリカ留学の魅力です。南アフリカと日本における生活費指数と家賃指数を紹介します。

国名生活費指数家賃指数
日本(東京)51.927.0
南アフリカ(ケープタウン)35.217.2
出典:Cost of Living Index 2024 Mid-Year

単純計算で、生活費を日本の約68%、家賃を約49%に抑えられます。

一例を挙げると、食費は1ヶ月「5,753〜11,507円程度」、家賃(シェアハウス)は1ヶ月「12,180円」程度が目安(*)です。現地での生活費を抑えられれば、予算が決まっていても中・長期間留学できる可能性があります。

また、浮いた予算を学費やアクティビティに割り振れば、より充実した環境の語学学校を選択できたり、多くのアクティビティを体験できたりするでしょう。

* 南アフリカ留学の費用の目安は?内訳や7つの節約方法も解説! 

豊富なアクティビティを楽しめる

豊富なアクティビティも楽しめる点も南アフリカ留学のメリットです。南アフリカでは、以下のような自然を活かしたアクティビティを体験できます。

  • ホエールウォッチング
  • ダイビング
  • バンジージャンプ
  • ワインツーリズム

また、以下のような観光地も存在します。

  • ナマクワランド
  • テーブルマウンテン
  • クルーガー国立公園
  • ケープ・ポイント
  • ボカープ

アクティビティや観光を楽しめれば、留学中の思い出となるはずです。

南アフリカ留学のデメリット4選

豊富な魅力がある南アフリカ留学ですが、注意点もいくつか存在します。ここでは、南アフリカ留学のデメリットを4つ紹介します。

独特な英語に慣れる必要がある

南アフリカには、典型的な英語のアクセントが存在しないと言われています(*)。南アフリカは多民族国家であり、個々の出身地の英語や母国語の発音の影響を受けているためです。

決まったアクセントがないため、会話の相手によっては英語が聞き取りにくい可能性があります。ただ、語学学校の先生は比較的標準的な英語を話すため、言語習得はしっかりとできます。
* The Pronunciation of English in South Africa

治安が悪い

南アフリカは、日本と比較して治安が悪いため注意が必要です。南アフリカの犯罪指数を日本や主な留学先と比較します。

犯罪指数全体の順位(146ヵ国中)
南アフリカ74.84位
アメリカ49.259位
オーストラリア47.266位
カナダ45.577位
日本22.7138位
出典:Crime Index by Country 2024 Mid-Year

上記の犯罪指数は、高いほど危険な地域とされています。

また、外務省の安全対策基礎データでは、南アフリカは凶悪犯罪等の発生率が非常に高く、治安状況は極めて厳しい状況と解説されています。南アフリカ留学の際は、十分な防犯対策をしたうえで、治安が悪い地域には外出しないことが重要です。

生活水準が低い

南アフリカは日本と比較して生活水準が低い点にも注意が必要です。例えば、地方では水道水の汚染(*1)が見られる場合があります。また、整備不良の乗用車や工業団地による大気汚染(*1)も問題になっているようです。

さらに、公立医療機関は常時人手不足・医療機器不足のケースがあり、大都市の私立医療機関を除くと医療水準も高くありません(*1)。事前に生活上の注意点や医療機関を確認することが大切です。

通信環境に目を向けると、インターネット固定回線(下り)が47.44Mbpsと162ヵ国中102位(*2)となっています。日本が194.05Mbpsで16位なので、通信速度の遅さがストレスになる可能性もあるでしょう。
*1 世界の医療事情 南アフリカ共和国
*2 Median Country Speeds Updated July 2024

アルバイトが見つかるとは限らず、賃金も低い

南アフリカは学生ビザでも就労できますが、必ずしもアルバイトが見つかるとは限りません。失業率が32.8%(*1)と高く、治安が良い場所での就労となると、さらに選択肢が狭まるためです。

また、最低賃金が約221円(*2)(27.58ZAR(*3))と低めです。アルバイト代を留学中の生活費に充てようと考えている場合も、最低限生活できる水準の資金を準備しましょう。

*1 世界の失業率 国別ランキング・推移(IMF) – GLOBAL NOTE
*2 2024/9/9日時点のレート
*3 New minimum wage and maximum threshold – CCMA

南アフリカ留学の費用の目安

南アフリカ留学における期間別の費用の目安は以下の通りです。

費用内訳(*1)1ヶ月3ヶ月6ヶ月1年
パスポート申請費用0~16,000円0~16,000円0~16,000円0~16,000円
ビザ申請費用(*2)0円4,300円4,300円4,300円
渡航費(*3)182,455~211,274円184,857~208,341円215,405~256,427円180,913~210,051円
入校金・授業料等(*4)208,745円521,229円909,260円1,787,477円(*5)
滞在費(*6)82,358円267,657円535,314円1,070,628円
現地での生活費(*7)23,114~31,680円69,342~95,040円138,684~190,080円277,368~380,160円
留学保険の保険料(*8)12,670円41,179円82,358円164,715円
合計509,342~562,727円1,088,564~1,153,746円1,885,321~1,993,7393,485,401~3,633,331円
*1 1ドル=142.94円/1ユーロ=158.38円(2024/9/9時点のレート)で計算
*2 90日以内の留学の場合、ビザの申請が不要
*3 Trip.com(2024/9/9時点の料金)における9~5月の最安値の平均値を基準に算出
*4 ECケープタウン校(General English20)の例(授業料+入校金+教材費)
*5 留学期間1年のみECケープタウン校(Academic Semester/Year 20)で算出
*6 ECケープタウン校の学生寮(ドミトリー)の例
*7 食費+公共料金+交通費+インターネット料金の例
*8 ECケープタウン校で加入できる学生保険の例
ただし、留学費用は以下のような要素でも変動します。
  • 語学学校
  • 受講するコース
  • 滞在方法
  • 渡航時期
  • 現地での生活

留学費用を節約したい方は、以下のような留学プランも検討しましょう。

  • 短期留学を検討
  • 語学学校やコースを変更
  • 自炊する
  • シェアハウスに引っ越す
  • 消耗品・生活用品を持ち込む

南アフリカの費用の目安や節約方法については「南アフリカ留学の費用の目安は?内訳や7つの節約方法も解説!」で解説しています。

南アフリカ留学の事前準備6選

海外留学経験者の追跡調査」によれば、留学経験者の54.6%の方が事前準備に6ヶ月〜2年の期間をかけています。時間や手間を要する準備があるため、渡航日から逆算して計画的に行動しましょう。

ここでは、南アフリカ留学の事前準備を6つ紹介します。

留学の目的・期間を決定

まずは留学の目的と期間を明確にしましょう。

目的や期間が明確でないと、語学学校やビザの取得の要否が決まりません。

留学の目的の一例を紹介します。

  • 英語力を習得したい
  • 南アフリカの文化や生活を体験したい
  • 価値観や視野を広げたい

また、留学期間が長ければ英語に触れられる量が増え、南アフリカの生活も長期間経験できます。

一方、留学期間に比例して費用も増加するため要注意です。中には「短期留学は意味がない?」と考える方もいますが、目的意識が明確で入念に留学プランを立てれば、十分に有意義な留学生活を送れます。

短期留学のメリットや注意点は「短期留学の費用・魅力は?注意点や準備、人気の国も紹介」で詳しく解説しています。

パスポート・ビザの取得

南アフリカ留学では、パスポートの取得が必要です。パスポートの申請先は各都道府県のパスポートセンターです。ただし、以下の要件を満たす場合は手続きが必須ではありません。

  • 残存有効期限が「滞在予定期間+30日」以上残っている
  • 未使用の査証欄ページが2ページ以上残っている

また、留学期間が90日を超える場合は、学生ビザの申請も必要です。申請先は駐日南アフリカ大使館です。ただし、留学期間が90日以内の場合、ビザの取得が免除されます

航空券の手配

ビザの取得を終えた後に航空券を手配します。航空券を手配する方法は、大きく以下の4つです。

  • 航空券の比較サイト
  • 航空会社の公式サイト
  • 旅行会社・旅行代理店の公式サイト
  • 旅行会社・旅行代理店の店舗

南アフリカの場合、渡航費は往復「180,913〜211,274円」程度が目安ですが、渡航時期や航空会社、航空券の種類などによって変動します

航空券の手配方法や種類については「留学の航空券の手配は簡単!購入方法・種類をわかりやすく解説」で解説しています。

語学学校・滞在先の手配

留学の目的を達成できる語学学校を選択しましょう。語学学校選びで着目すべきポイントは大きく以下の5つです。

  • 授業料
  • 学習環境
  • 生活環境
  • 学べる内容
  • 友人を作れる環境か

語学学校の選び方については「語学学校の確実な選び方|経験者の意見・満足度を基に徹底解説」をご覧ください。

また、宿泊先の主な選択肢は以下の通りです。

  • ホームステイ
  • 学生寮
  • ルームシェア
  • ホテル

中・長期留学の場合、最初はホームステイや学生寮を選ぶことが一般的です。語学学校が代わりに手配してくれる形式が多いため、各学校の公式ホームページや要綱を確認しましょう。

南アフリカでの生活に慣れたら、費用を抑えるためにルームシェアに切り替える方が多いです。

留学保険の加入

留学保険とは、留学中のケガや病気に備えるための保険です。南アフリカの学生ビザを取得する場合、留学保険に加入した旨の証明書が必要です。

また、ビザが必須ではない90日間以内の留学でも、万が一の事態に備えて留学保険への加入をおすすめします。留学保険の加入は語学学校が手配してくれる場合もあるため、手間を削減したい場合は検討しましょう。

留学保険については「留学保険への加入は必須?費用・相場や選び方もわかりやすく解説」で解説しています。

英語力の習得

留学前に基礎的な英語力を習得することをおすすめします。基本的な英語力を身に付けていれば、現地の英語に耳が慣れやすく、積極的にコミュニケーションを取る意識も生まれるでしょう。

さらに、アルバイトも見つけやすくなり、海外の友人も増えるので、より充実した留学生活になるはずです。ただ、留学時において高度な語学力は必須ではありません。

実際に留学した方が英語力を自己評価した調査結果を紹介します。

留学前の語学レベル割合
入門レベル34.1%
初級レベル41.9%
中級レベル21.8%
上級レベル2.1%
出典:海外留学経験者の追跡調査 平成30年度版

76%の方が、留学前の語学力を「入門レベル」もしくは「初級レベル」と評価しています。そのため「英語力がないから留学できない」と考える必要はありません。

まとめ│留学の個人手配ならwarpleがおすすめ

本記事では、南アフリカ留学のメリット・デメリットや費用、事前準備を解説しました。

南アフリカ留学は多民族国家で生活できる点や、現地での生活費を抑えて留学できる点などが魅力です。一方、日本と比較した治安の悪さや生活水準の低さといったデメリットもあります。メリット・デメリットや費用を踏まえたうえで、南アフリカに留学すべきかを判断しましょう。

また、留学準備の方法は大きく以下の2つです。

  • 留学エージェントの活用
  • 個人手配

留学エージェントを活用すると手数料がかかりますが、留学準備や現地生活のサポートを受けられます。一方、個人手配は費用を抑えつつ幅広い選択肢から自分に合った留学プランを立てられる点が魅力です。

個人手配については「留学は個人手配できる!留学までの流れと注意点を解説」で詳しく解説しています。そして、留学を個人手配できるwarpleなら、オンライン上で語学学校の手配や渡航準備を完結できます。気になる方はぜひ確認してみてください。

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