イギリス留学費用は高い？4都市を期間別（1ヶ月～1年）に徹底比較！

「イギリス留学にかかる費用が高いのではないか」と悩んでいませんか。留学先や語学学校やプログラムの選び方によって、イギリス留学の費用は異なります。

本記事では、人気の留学先であるロンドン、マンチェスター、ブライトン、ボーンマスの4都市について、1ヶ月から1年（11ヶ月）までの期間別留学費用を詳しく解説します。

さらに、渡航前から滞在中に実践できる節約法を紹介。イギリス留学中にアルバイトするための条件や、YMS（ワーキングホリデー）で収入を得る方法もまとめました。費用を抑えたイギリス留学に関心のある方は最後までご覧ください。

イギリス留学の費用

イギリス留学で人気の4都市（ロンドン、マンチェスター、ブライトン、ボーンマス）の留学費用を比較します。留学期間ごとに留学費用を計算するので参考にしてください。

• 1・3ヶ月・半年・1年（11ヶ月）

まずは、オーストラリア留学費用の総額を比較しましょう。

期間・コース	ロンドン	マンチェスター	ブライトン	ボーンマス
1ヶ月	652,730～844,501円	512,439～680,379円	406,528～604,395円	550,973～680,615円
3ヶ月	1,608,354～1,800,125円	1,279,681～1,447,621円	936,082～1,143,949円	1,272,100～1,401,742円
6ヶ月	3,010,861～3,202,632円	2,350,436～2,518,376円	1,914,612～2,122,479円	2,307,425～2,437,067円
1年（11ヶ月）	5,912,598～6,104,369円	4,397,771～4,565,711円	3,184,399～3,392,266円	4,088,592～4,218,594円

為替レートや物価変動によって費用は変わるので、最新情報は語学学校などに確認してください。

ロンドンの費用内訳

ロンドンの語学学校Malvern House London（一般英語コース・45分授業週15レッスン）を例に留学費用を解説します。

費用内訳	1ヶ月	3ヶ月	6ヶ月	11ヶ月
校納金（入学金・授業料）	258,682円	652,329円	1,169,694円	2,125,694円
滞在費（食費・宿泊費）*1	284,926円	751,679円	1,493,985円	2,978,597円
渡航費（片道）*2	61,510～253,281円
ビザ申請費*3	0円	0円	0円	182,951円
保険費 *4	7,498円	22,494円	44,988円	82,478円
生活費（交通費・通信費）*5	40,114円	120,342円	240,684円	481,368円
総額	652,730～844,501円	1,608,354～1,800,125円	3,010,861～3,202,632円	5,912,598～6,104,369円

マンチェスターの費用内訳

マンチェスターの語学学校Essential English Centre（一般英語コース・45分授業週20レッスン）を例に留学費用を解説します。

費用内訳	1ヶ月	3ヶ月	6ヶ月	11ヶ月
校納金（入学金・授業料）	194,949円	509,867円	914,761円	1,664,565円
滞在費（食費・宿泊費）*1	193,075円	560,479円	1,111,585円	2,030,095円
渡航費（片道）*2	84,340～252,280円
ビザ申請費 *3	0円	0円	0円	182,951円
保険費 *4	22,080円	71,010円	131,780円	219,880円
生活費（交通費・通信費）*5	17,995円	53,985円	107,970円	215,940円
総額	512,439～680,379円	1,279,681～1,447,621円	2,350,436～2,518,376円	4,397,771～4,565,711円

ブライトンの費用内訳

ブライトンの語学学校Castle School of English（一般英語コース・90分授業週20レッスン）を例に留学費用を解説します。

費用内訳	1ヶ月	3ヶ月	6ヶ月	11ヶ月
校納金（入学金・授業料）	136,840円	373,028円	687,946円	1,167,820円
滞在費（食費・宿泊費）*1	160,833円	369,279円	918,136円	1,329,028円
渡航費（片道）*2	68,780～276,647円
ビザ申請費 *3	0円	0円	0円	182,951円
保険費 *4	22,080円	71,010円	131,780円	219,880円
生活費（交通費・通信費）*5	17,995円	53,985円	107,970円	215,940円
総額	406,528～604,395円	936,082～1,143,949円	1,914,612～2,122,479円	3,184,399～3,392,266円

ボーンマスの費用内訳

ボーンマスの語学学校Richard Language College（一般英語コース・45分授業週16レッスン）を例に留学費用を解説します。

費用内訳	1ヶ月	3ヶ月	6ヶ月	11ヶ月
校納金（入学金・授業料）	262,432円	652,330円	1,203,436円	1,994,480円
滞在費（食費・宿泊費）*1	127,467円	382,400円	764,800円	1,402,134円
渡航費（片道）*2	125,311～254,953円
ビザ申請費 *3	0円	0円	0円	182,951円
保険費 *4	22,080円	71,010円	131,780円	219,880円
生活費（交通費・通信費）*5	13,683円	41,049円	82,098円	164,196円
総額	550,973～680,615円	1,272,100～1,401,742円	2,307,425～2,437,067円	4,088,592～4,218,594円

イギリス留学費用を節約する方法

事前にしっかりと計画し、滞在中に工夫することで、イギリス留学にかかる費用が軽減できます。渡航前の準備から滞在中の節約法、そして働いて留学費用を賄う方法まで、具体的な節約術を解説します。

渡航前の準備

イギリス留学の費用を抑えるためには、渡航前の準備が重要です。出発前に節約できる項目を確認しましょう。

航空券を安く購入

イギリス留学の初期費用を抑えたければ、航空券を安く購入できるように工夫しましょう。一般的に出発日が近づくにつれて価格が上昇する傾向があります。夏休みや年末年始などの繁忙期は、早めの予約が必須です。イギリス留学が決まったら、できるだけ早く航空券の予約を始めましょう。

また、乗継回数の多い経由便は価格が安いです。

	乗継回数・渡航時間	費用
中国東方航空	1回・21時間45分	132,697円
大韓航空＋中国東方航空＋イージージェット	3回・32時間15分	84,684円
エアージャパン＋中国東方航空	2回・61時間30分	65,100円

乗り継ぎ時間や空港での待ち時間が発生するのがデメリットですが、時間に余裕がある場合は経由便を検討してみるのも良いでしょう。可能であれば、出発日や帰国日を数日ずらしてみることで、航空券の価格が大きく変わる場合があります。Skyscannerなどの比較サイトを利用して、最も安い航空券を探しましょう。

学費を抑える

多くの語学学校では、授業料割引やキャンペーンを行っていることが多いです。

✓語学学校のキャンペーン例

• 早期申込割引
• 長期割引
• 季節割引
• 紹介割引

夏休みや年末年始などの繁忙期を避けて、閑散期に申し込むことで、割引を受けられる場合もあります。授業内容を工夫して、費用を抑えることもできます。

グループ	グループレッスンは、複数の生徒が一緒に学ぶ形式の授業で、マンツーマンレッスンよりも費用が抑えられる
午後～夕方	午前中のレッスンは需要が高いため、費用が高く設定されていることが多いが、午後のレッスンは割引価格で提供されることがある
オンライン	通学の必要がないため、交通費や滞在費を削減できる。オンラインと対面授業を組み合わせることも可能

また、自習を効果的に行うことで、授業時間を減らし、学校費用を節約できます。図書館や自習室など、学校施設を利用出来る場合もあるので調査しましょう。

物価の安い都市を選ぶ

イギリス留学の費用を抑えたいなら、滞在する都市を選択しましょう。ロンドンは人気の留学先ですが、家賃が高額です。イギリスには、ロンドン以外にも留学に適している都市が数多く存在しています。

各都市の物価を比較しましょう。

都市名	生活費(*)
ロンドン	202,520円
マンチェスター	158,826円
オクスフォード	168,480円
ブライトン	149,022円
リバプール	128,140円
ノッティンガム	121,842円
レスター	118,093円

留学先を検討する際には、家賃、食費、交通費など、生活費全体を考慮しましょう。また、費用面だけではなく、治安や交通アクセスなども確認してください。 都市によって雰囲気は大きく異なるので、自分の好みに合った留学環境を選ぶのも大切です。

滞在中の節約法

イギリス留学中に行える効果的な節約方法をいくつかご紹介します。

住居費を抑える

イギリス留学における大きな支出の一つは住居費です。ロンドンなどの大都市では家賃が高額になりがちですが、郊外の都市を選ぶことで家賃を抑えることができます。大学周辺の学生街は、学生向けの物件が多く、比較的家賃が安いです。ただし、人気エリアは競争率が高いため、早めの情報収集と行動が重要です。

また、滞在方法を選ぶことで住居費を抑えられます。

滞在方法	費用を抑えられる特徴
シェアハウス	他の学生と共同生活するため家賃や光熱費を分担できる
学生寮	大学や語学学校が提供する宿泊施設なので、一般の賃貸物件よりも家賃が安い場合が多い
ホームステイ	宿泊費に食事が含まれていることが多く、食費を節約しやすい

留学費用を抑えることも大切ですが、安全性や現地のサポート体制も重要です。語学留学をする目的をはっきりさせ、自分に合った滞在方法を選びましょう。

自炊する

イギリス留学では、外食の費用が高額になりがちです。

安いレストラン	2,805円
中級レストラン（2人分の食事）	3,600円
マクドナルド	1,312円
国産ビール	843円
カプチーノ	605円
コカコーラ（0.33リットル）	322円
水（0.33リットル）	232円

自炊を積極的に取り入れることで、食費を大幅に節約し、留学費用を抑えられるでしょう。Aldi、Lidl、Asdaなどのディスカウントスーパーは、食品や日用品の価格が他の大手スーパーよりも低いことが多く、留学中の生活費を抑えるのに役立ちます。

シェアハウスや学生寮ではキッチン設備が限られている場合があるので、自炊が可能かどうか事前に確認しましょう。

学生割引を利用

イギリスでは、学生向けの割引制度が充実しています。交通費、食費、娯楽費などの割引を受けることで、留学費用を抑えられます。

TOTUM	イギリス学生組合連合会が発行するカードで、200以上の店舗や施設で割引を受けられる。カードの価格は年間約12ポンドで、映画館やレストラン、交通機関などで利用可能
18+ Student Oyster photocard	ロンドンの交通機関で利用できるカードで、定期券を30%割引で購入可能。申請には、ロンドンの学校に14週間以上通う必要がある
Rail Card	6歳から25歳までの学生や26歳以上の正規学生が利用できるカード。鉄道料金が3分の1になる。カードの価格は年間約30ポンド

学生割引を受ける際は、必ず学生証を提示しましょう。割引率や対象は、店舗やサービスによって異なるので事前に確認することをおすすめします。学校から学生証が発行されない場合には、国際学生証（ISIC）が便利です。イギリスでも多くの場所で学生割引を受けるために利用できます。

詳しくは、公式サイトを確認しましょう。

娯楽費をかけない

イギリスには、お金をかけずに楽しめる娯楽場所がたくさんあります。工夫次第で、充実した時間を過ごしながら留学費用を節約できます。

都市名	無料の娯楽場所
ロンドン	大英博物館、スカイガーデン（展望台）、バラマーケット（市場）、ナショナルギャラリー（美術館）、コヴェント・ガーデン・マーケット（ストリートパフォーマンス）など
マンチェスター	ジョン・ラインズ図書館、科学産業博物館、国立サッカー博物館、マンチェスター博物館など
ブライトン	ザ・レインズ（散策スポット）、ブライトンビーチ、ブライトンピア（桟橋）など
ボーンマス	ボーンマスビーチ、アッパーガーデンズ（庭園）、ボーンマス中央公園など

イギリスには美しい公園がたくさんあります。ピクニックをしたり、散歩をしたり、スポーツを楽しんだり、無料でリラックスした時間を過ごせます。各都市では、無料のイベントが頻繁に開催されています。積極的に参加して、現地の文化に触れるのもおすすめです。

働いて留学費用を賄う

イギリスでは学生ビザやワーキングホリデービザを利用して、合法的に働くことができるため、留学費用の一部を賄うことが可能です。

アルバイト

イギリスでは、学生ビザでの就労が認められています。学期中は週20時間まで、休暇中はフルタイムで働けます。ただし、語学学校のみへの留学の場合、就労は許可されません。大学や大学院への留学の場合のみアルバイトが可能です。

ビザの規定を超えて働くことは違法行為となり、強制送還や今後のビザ申請に影響する可能性があるので注意しましょう。

YMS（ワーキングホリデー）

YMS（Youth Mobility Scheme）は、イギリスで就労、就学、旅行などを自由に楽しめるワーキングホリデービザです。

✓YMSビザで選べる職種の例

• 接客：レストラン、カフェ、ホテ
• 販売：ショップでの販売、接客
• オフィス：事務、秘書、受付
• IT関連：プログラマー、Webデザイナー
• 医療・福祉：看護師、介護士

プロのスポーツ選手やコーチ、医師としての研修など一部の職種では就労が制限されるため注意が必要です。

YMSビザは抽選制で、毎年2回（1月と7月）に募集が行われます。競争率が高いため、全ての方が取得できるわけではありません。また、ビザ申請時に474,248円程度（2,530ポンド以上）を保有している必要があります。詳細な情報や最新の規定については、イギリス大使館の公式サイトを確認することをお勧めします。

*1ポンドあたり187.45円（2024/8/12時点のレート）で換算

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イギリス留学は「費用が高い」というイメージがあるかもしれません。

しかし、物価の高いロンドン以外にも費用を抑えて留学できる都市があります。滞在する都市や語学学校によって費用が大きく異なるので情報を集めましょう。オンラインの留学プラットフォーム「warple」を使えば、予算や目的に合ったイギリスの語学学校の見積もりを取得できます。
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