
この記事を書いた人
warple編集部
warple(ワープル)は、語学学校/宿泊先の検索・お申込み、渡航までの準備など、留学に必要な全てをオンライン上で完結できる、日本初の留学個人手配サービスです。 留学・ワーキングホリデーに関する情報はもちろん、warpleで体験できる個人手配の魅力もお伝えします!
「フィリピン留学のメリット・デメリットは?」
「留学費用はどのくらい?」
このように考えていますか。
フィリピン留学はマンツーマン授業が多く、物価が低いため、費用を抑えながら効率的に英語力を伸ばせます。さらに、フィリピンは日本から近く、ビザ手続きが簡単なので人気の留学先です。
実際、2022年には1,620名(*)がフィリピンに留学しています。
本記事では、フィリピン留学のメリット・デメリットや費用、おすすめの都市などを解説します。
「フィリピン留学は自分に合っているか」や「事前準備は何をすべきか」が理解できるため、最後までご覧ください。
フィリピンの基本情報
フィリピン共和国(以下「フィリピン」)は、7,641の島々からなる東南アジアの島国です。日本の約8割の国土に、約1億903万人が暮らしています。
首都はマニラで、公用語はフィリピノ語と英語です。生活費指数(*1)は東京のおよそ3分の2と低めで、留学先として人気があります。
また、セブやボラカイなど、リゾート地としても有名で、海や自然を活かしたアクティビティを楽しめます。気候は亜熱帯で、ベストシーズンは乾期の12〜5月です。
さらに、語学学校への留学では学生ビザの取得が不要である点も特徴です。現地で観光ビザを延長する手続きで6ヶ月まで滞在できます。
日本との時差はわずか-1時間、飛行時間もおよそ4.5時間と短いため、比較的留学しやすい国だといえます。
項目 | フィリピンの特徴 |
正式名称 | フィリピン共和国 |
立地 | 西太平洋に浮かぶ東南アジアの島国 |
首都 | マニラ |
人口(*2) | 1億903万5,343人(2020年時点) |
面積(*2) | 298,170㎢ |
公用語 | フィリピノ語英語 |
通貨 | フィリピンペソ |
宗教(*2) | カトリック:83%その他のキリスト教:10%イスラム教:5% |
気候 | ・熱帯性気候(6~11月が雨季で台風やスコールが多い) |
日本との時差 | -1時間 |
留学時のビザ | 31日未満:SSP(特別就学許可証)の取得のみ31~58日:SSP取得+ビザ延長手続き59日以上:SSP取得+ビザ延長手続き+ACR-I(外国人登録証)の取得※最長6ヶ月 |
*2 フィリピン基礎データ|外務省
フィリピン留学の5つのメリット
フィリピンには、有意義な留学生活を送れる複数の魅力があります。ここでは、フィリピン留学のメリットを5つ解説します。
効率的に英語力を高められる
フィリピンの語学学校では、マンツーマン授業や少人数制授業が中心です。多人数制の授業と比較して、英語を話す時間が長く、効率的に英語力を伸ばせます。
また、フィリピンの語学学校は1日に7~9コマ、朝から夕方まで授業が実施される傾向があります。例えば、セブの語学学校「CPILS」のGeneral ESL Plusの時間割は、以下の通りです。
- 1~4限目:マンツーマン授業
- 5限目:休憩
- 6~7限目:グループレッスン(4名)
- 8限目:ネイティブ講師によるレッスン(8名)
- 9限目:グループリスニング(任意)
- 10限目:スペシャルクラス(任意)
他国の語学学校では、1日4〜6コマ、半日程度の授業が一般的なので、勉強に力を入れやすい点はフィリピン留学のメリットです。
特に「スパルタ式」と呼ばれる語学学校では、門限などの規則が設けられ、徹底的に英語力を伸ばせる環境が提供されています。本気で英語を習得したい方にとって、フィリピンは最適な留学先でしょう。
低コストで留学できる
低コストで留学できる点もフィリピン留学のメリットです。代表的な英語圏とフィリピンの留学費用の比較結果は、以下の通りです。
留学先 | 留学費用の目安(3ヶ月) |
フィリピン(セブ) | 869,455~1,022,379円 |
アメリカ(ニューヨーク)(*1) | 2,053,089~2,081,641円 |
カナダ(トロント)(*2) | 1,343,298~1,481,228円 |
イギリス(ロンドン)(*3) | 1,608,354~1,800,125円 |
オーストラリア(シドニー)(*4) | 1,103,099~1,140,736円 |
*2 カナダ留学費用|人気5都市・期間別の費用内訳を徹底解説
*3 イギリス留学費用は高い?4都市を期間別(1ヶ月~1年)に徹底比較!
*4 オーストラリア留学のメリット・デメリットは?費用や8つの事前準備も解説
留学費用が安い主な理由は、物価や生活費の安さにあります。NUMBEOの生活費指数を紹介します。
留学先 | 生活費指数 |
フィリピン(マニラ) | 34.3 |
日本(東京) | 51.1 |
アメリカ(ニューヨーク) | 100.0 |
イギリス(ロンドン) | 77.9 |
オーストラリア(シドニー) | 67.6 |
フィリピン(セブ)の具体的な物価(*)の例は、以下の通りです。
- 白米(1kg):158円
- 安価なレストラン:583円
- 交通機関の片道チケット:39円
- タクシー初乗り:117円
出典:Cost of Living in Cebu. Mar 2025. Prices in Cebu
費用を抑えて英語力を伸ばしたい方にとって、フィリピンはおすすめの留学先のひとつです。
* フィリピンペソ=2.59円(2025/3/15時点のレート)で換算
豊富な観光地やリゾート地
観光地やリゾート地が豊富な点もフィリピン留学の魅力です。フィリピンの語学学校は時間割がハードな傾向がありますが、週末は観光やリゾートを楽しめる機会もあります。
フィリピンの代表的な観光地
- バロック様式教会群
- ビガン歴史都市
- コルディリェーラの棚田群
- ハミギタン山地野生生物保護区
- トゥバッタハ岩礁自然公園
- マニラ大聖堂
- サンチャゴ要塞
観光を通じてフィリピンの文化や歴史に触れると、新しい価値観が広がったり、理解が深まったりするでしょう。
また、セブ島やボラカイ島、パラワン島といったリゾート地を楽しめれば、リフレッシュしながら勉強に励むことができ、留学生活の思い出にもなるでしょう。
親しみやすい国民性
フィリピンの人々は親しみやすく、明るい国民性で知られています。フィリピン人講師とのマンツーマン授業も安心して受講できるでしょう。
また、現地の人に温かく迎え入れてもらえる傾向があり、積極的に交流しやすい環境です。現地の人々とのコミュニケーションを通じて、英語力の向上や異文化理解を実現できるでしょう。
留学しやすい立地・滞在制度
フィリピンは日本から4.5時間程度の飛行時間で到着でき、時差もわずか1時間です。移動の負担が少なく、時差ボケの心配もないため、スムーズに留学生活を開始できます。
さらに、長期滞在でも観光ビザだけで入国できます。留学期間ごとに必要な手続きは、次の通りです。
留学期間 | 必要な手続き |
31日未満 | SSP(特別就学許可証)の取得 |
31~58日 | SSP(特別就学許可証)の取得ビザの延長手続き |
59日以上 | SSP(特別就学許可証)の取得ビザの延長手続きACR-I(外国人登録証)の取得 |
観光ビザの延長とACR-Iの取得は、現地滞在中に手続きを行います。いずれも語学学校が代行してくれるので、留学準備の負担を軽減できます。
日本から近い立地でビザ制度も複雑でないため、留学しやすい国といえるでしょう。
フィリピン留学の4つのデメリット
様々な魅力があるフィリピン留学ですが、いくつかのデメリットもあります。ここでは、フィリピン留学のデメリットを4つ解説します。
独特な語彙や発音がある
フィリピン英語はアメリカ英語をベースにしていますが、タガログ語の影響を受けた語彙や発音もあります。
語学学校の講師は極端な訛りを持たない場合が多いものの、日常生活では慣れるまで違和感を覚えるかもしれません。
フィリピン英語のイメージが湧かない方は、事前に東外大言語モジュールなどで実際の音声を確認しましょう。
しかし、慎重に語学学校を選べば、フィリピンでもネイティブに近い自然な発音を習得できます。
語学学校選びのポイント
- ネイティブ講師が在籍しているか
- 発音やアクセントを矯正する授業はあるか
- IELTSやTOEFLなど、国際的な英語試験対策を行えるコースはあるか
クラークやスービックなどの都市では、ネイティブ講師が在籍している語学学校が多いです。
学習スケジュールがハード
フィリピンの語学学校はマンツーマン授業が多く、1日のコマ数も多いため、学習スケジュールがハードと感じる方もいます。
例えば、語学学校「CPILS」のGeneral ESL Plusコースでは、1日7〜9コマの授業が行われます。1日4〜6コマ程度の授業数が一般的な他国の語学学校と比べて、自由な時間は限られてしまうでしょう。
しかし、本気で英語力を伸ばしたい方には最適な環境であり、ハードなスケジュールの中にも自由に過ごせる時間は存在します。事前に語学学校の時間割を確認しましょう。
スパルタ式の語学学校が自分に合わないと感じた場合は、セミスパルタ式や授業数が4〜6コマ程度の語学学校も探してみましょう。
日本より治安が悪い
フィリピンは日本と比べると、より治安に気を配る必要があります。
NUMBEOの犯罪指数を見ると、フィリピンは43.1(日本は22.9)で「中程度」と評価されており、特に首都マニラとセブは数値が高めです。
また、外務省の安全対策基礎データによると、日本と比較して強盗が約4倍、不同意性交が約5倍と報告されています。スリや置き引き、ひったくりなどの犯罪も発生しているため、以下のような入念な防犯対策が必要です。
- 夜間に一人で出歩かない
- 手荷物から目を離さない
- 現金や貴重品を持っていることが伝わる服装や行動は避ける
- 安易に他人の話を信頼しない
- ホイッスルや防犯ブザーを身につける
事前に安全の手引きに目を通し、留学中に意識すべき防犯対策を確認しましょう。
アジア圏の留学生が多い
フィリピンの語学学校には、アジア圏の留学生が多い傾向があります。語学学校「CPILS」の国籍比率は以下の通りです。
- 日本:20%
- 韓国:30%
- 台湾:20%
- ベトナム:20%
- その他(ロシア/カザフスタン/タイなど):10%
世界中の人と交流したい方には、物足りない可能性があります。
ただし、語学学校によって国籍比率の傾向は異なります。国籍比率を公開しているケースがあるので、語学学校選びの参考にしましょう。
また、アジア圏の留学生が多いことは、日本人向けのサポートが充実しているというメリットにも繋がります。
以上のようなデメリットがあるため、中には「フィリピン留学はおすすめしない」と考える方もいます。詳しくは「フィリピン留学はおすすめしないと言われる8つの理由|向いている人の特徴は?」をご覧ください。
フィリピン留学の費用の目安【1ヶ月~6ヶ月】
ここでは、セブの語学学校「SMEAG」を例に取り、フィリピン留学の期間別費用の目安を紹介します。
費用内訳(*1) | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
パスポート申請費 | 0~16,000円 | ||
渡航費(*2) | 31,585~51,333円 | 32,227~43,151円 | 41,155~41,770円 |
校納金(入学金+学費+滞在費+食費)(*3) | 214,000~256,000円 | 612,000~738,000円 | 1,209,000~1,461,000円 |
滞在費(水光熱費+施設使用料)(*4) | 約11,396円 | 約37,037円 | 約74,074円 |
SSP(特別就学許可証)申請費(*5) | 27,972円 | ||
観光ビザ延長費(*5) | – | 24,683円 | 51,334円 |
ACR-I(外国人登録証)申請費(*5) | – | 9,065円 | 9,065円 |
留学保険料(*5) | 約24,000円 | 約104,000円 | 約208,000円 |
生活費(交通費+通信費) | 7,490円 | 22,471円 | 44,942円 |
総額 | 316,443~394,191円 | 869,455~1,022,379円 | 1,655,542~1,934,157円 |
*2 Trip.com(2025/3/15時点の料金)における3~10月の最安値の平均を基に算出
*3 SMEAG(キャピタルキャンパス ESL①)の例
*4 SMEAGの学生寮の例(寮費は学費に含まれる)
*5 SMEAGで申請した場合の例
*6 NUMBEO セブ の平均生活費(携帯電話月額プラン+月間パス)から算出
フィリピン留学では、寮費や食費は校納金に含まれるのが一般的です。SMEAGでは、滞在期間に応じて水光熱費と施設使用料を支払います。
また、留学期間にかかわらずSSP(特別就学許可証)の申請費がかかります。31日以上の滞在でビザ延長費用、59日以上の滞在ではACR-I(外国人登録証)の申請費用も必要です。
ビザの延長費用は1ヶ月ごとに発生し、最初の1ヶ月の延長では10,697円かかります。ACR-Iの申請費用は59日以上の滞在で一律9,065円です。
加えて、留学中に観光やアクティビティを楽しむ場合は、別途費用がかかります。
フィリピン留学の費用について詳しくは「フィリピン留学費用の目安は?期間別の内訳と5つの節約法を解説」をご覧ください。
フィリピン留学の事前準備7選
フィリピン留学の事前準備の中には、時間がかかる手続きがあります。渡航日から逆算して計画的に準備を進めましょう。
以下では、フィリピン留学の事前準備を7つ解説します。
目的の明確化・都市の選定
まずはフィリピン留学の目的と都市を明確にしましょう。フィリピンには留学で人気の都市が複数あり、目的によって最適な都市が異なります。
フィリピン留学の目的と都市の例
- リゾート地を楽しみながら英語を学びたい:セブ
- 娯楽の少ない環境で集中的に英語を学びたい:バギオ
- ネイティブ講師からアメリカ英語を学びたい:クラーク
また、留学エージェントを活用する場合、現地オフィスがある都市を選ぶと安心です。現地オフィスがあれば、留学中にトラブルが発生しても迅速な支援を受けられます。
留学期間・留学時期の決定
次に、留学期間と留学時期を決定します。
留学期間は、短期留学と長期留学で特徴が異なります。
メリット | デメリット | |
短期留学 | ・費用を抑えやすい・休学や休職せずに留学しやすい | ・体験できる観光やアクティビティが限られる・授業を受けられる期間が短い |
長期留学 | ・英語をじっくり学べる・観光やアクティビティも満喫できる | ・費用が高額になりやすい・休学や休職が必要になる可能性がある |
「短期留学は意味がない?」と不安に思う方もいますが、目的意識が明確であれば十分に有意義な留学生活を送れます。詳しくは「短期留学の費用・魅力は?注意点や準備、人気の国も紹介」をご覧ください。
また、フィリピンは乾期である12〜5月がハイシーズン、雨期である6〜11月がオフシーズンです。
メリット | デメリット | |
ハイシーズン | ・観光やアクティビティを満喫しやすい | ・航空券が高額な傾向がある・日本人留学生が多い可能性がある |
オフシーズン | ・落ち着いた環境で勉強しやすい・航空券が安価な傾向がある | ・観光やアクティビティには適していない可能性がある |
目的や予算、私生活の都合などを考慮し、留学期間や時期を決定しましょう。
語学学校・滞在先の選定
留学先や留学期間を決めたら、目的に適した語学学校や滞在先を決定します。
留学の目的と語学学校の選び方の例
- IELTSやTOEFLのスコアアップを目指したい:資格取得専用のコースがある語学学校
- ネイティブの英語を学びたい:ネイティブ講師が在籍している語学学校
- 世界中の友達を作りたい:国際比率のバランスが良い語学学校
加えて、サポート体制が充実していて、日本人スタッフが在籍していれば、安心して留学生活を送れるでしょう。
語学学校の選び方について詳しくは「語学学校の確実な選び方|経験者の意見・満足度を基に徹底解説」をご覧ください。
また、フィリピン留学の滞在先は、語学学校の学生寮が一般的です。通常、語学学校の申込時に滞在先も手配します。
なお、短期留学で予算に余裕がある場合は、コンドミニアムやホテルに滞在する選択肢もあります。
パスポートの取得
パスポートを保有していない場合、各都道府県のパスポートセンターで取得手続きを行います。10年有効の一般旅券の場合、費用は16,000円です。
また、パスポートを保有している場合は、残存期間が6ヶ月以上残っているか確認しましょう。パスポートの残存期間が6ヶ月未満であることが理由で入国拒否や搭乗拒否される事例が発生しているようです。
日本のパスポートなら残存期間が6ヶ月未満でも入国可能とフィリピン政府は発表していますが、念のため更新手続きを行うことを推奨します。
参考:外務省海外安全情報
航空券の手配
航空券の手配方法は、大きく以下の4つです。
- 航空券の比較サイト
- 航空会社の公式サイト
- 旅行会社・旅行代理店の公式サイト
- 旅行会社・旅行代理店の店舗
費用を抑えたい場合は航空券の比較サイト、専門家に相談したい場合は旅行会社・旅行代理店の店舗での手続きがおすすめです。
航空券の費用は航空会社やシーズンによって変動します。フィリピンには、セブパシフィックやAirAsiaなど格安航空会社が多いため、費用を抑えたい方は確認してみてください。
なお、フィリピンへ入国する際は、出国時の航空券の提示が必要です。片道航空券では入国できないため要注意です。
航空券の手配について詳しくは「留学の航空券の手配は簡単!購入方法・種類をわかりやすく解説」をご覧ください。
留学保険への加入
留学保険とは、留学中の病気やケガに備えるための保険です。
フィリピン留学において留学保険の加入は義務ではありません。しかし、現地では日本の健康保険制度が使えないため、加入を推奨します。
留学保険は日本国内の民間保険に加え、語学学校経由で加入できるケースがあります。補償内容や特約、保険料を比較して最適な保険を選択しましょう。
詳しくは「留学保険への加入は必須?費用・相場や選び方もわかりやすく解説」をご覧ください。
基礎的な英語学習
フィリピン留学前に基礎的な英語学習を進めることをおすすめします。
留学前に基礎的な英語力を身につけておけば、現地での英語に耳が慣れやすくなり、効率的に英語力を伸ばせます。また、語学学校の生徒や現地の人々と積極的にコミュニケーションが取れ、自信や思い出にも繋がるはずです。
ただし、留学前に高度な語学力は必須ではありません。留学前から自分の語学力を上級レベルと評価した方は、わずか2.1%です。
留学前の語学レベル | 割合 |
入門レベル | 34.1% |
初級レベル | 41.9% |
中級レベル | 21.8% |
上級レベル | 2.1% |
そのため「英語が話せなくて不安」と感じる必要は一切ありません。
フィリピン留学でおすすめの都市5選
フィリピン留学で人気の都市は複数存在します。ここでは、フィリピン留学でおすすめの都市を5つ紹介します。
セブ

セブは「セブ島」と「マクタン島」から構成される人口約333万人(2020年時点)の地域です。国内を代表するリゾート地であり、セブ島のセブ・シティは商業エリア、マクタン島はリゾートエリアが中心となっています。
語学学校が多いので、英語を集中的に学びつつ、観光やアクティビティでリフレッシュしたい方に最適です。
また、日本からの直行便が就航しており、セブ・シティを中心に寿司やラーメンといった日本食レストランも充実しています。
セブ周辺の主な観光地
- マゼラン・クロス
- サント・ニーニョ教会
- サン・ペドロ要塞
- モアルボアル
- シマラ教会
クラーク

クラークは、フィリピン最大の島「ルソン島」に位置する都市です。米軍基地があった背景から、アメリカ人居住者が多く「リトルアメリカ」の愛称がついています。
アメリカ人講師を採用している語学学校が多く、費用を抑えつつ本場のアメリカ英語を学びたい方におすすめです。
また、クラークは特別経済区域としてセキュリティが厳重であり、安心して暮らしやすいといわれています。
クラーク周辺の主な観光地
- ピナツボ火山
- クラーク博物館
- アンヘレス
- ハンカジノリゾート
イロイロ

イロイロは、フィリピン中部「パナイ島」の南部に位置する人口約47万人(2020年)の都市です。西ビサヤ地方の文化・経済の中心地として発展しています。
開発が進むエリアがある一方で、スペイン統治時代の歴史的建造物やコロニアル建築が残るエリアも存在します。フィリピンの歴史や文化を体験したい方にもおすすめです。
また、NUMBEOの犯罪指数が40.15と、マニラ(64.7)やセブ(51.3)と比較して治安が良い点も魅力です。防犯対策は必要ですが、比較的安心して暮らせるでしょう。
イロイロ周辺の主な観光地
- ミアガオ教会
- ハロ大聖堂
- モロ・マンション
- モロ教会
スービック

スービックは、ルソン島西部に位置する港湾都市です。元米軍基地に建設された経済特区であり、政府管轄の地域特有の治安の良さが魅力です。
スービックの主要エリアは1周5キロほどと小さく、街中どこにでもアクセスしやすくなっています。初めての海外生活でも、生活しやすいはずです。
また、街並みにはアメリカの雰囲気が残り、マリンアクティビティやサファリパークなども楽しめます。直行便はありませんが、マニラから乗り換えなしのバスで移動できるため、比較的アクセスしやすいでしょう。
スービック周辺の主な観光地
- ズービック・サファリ
- オーシャン・アドベンチャー
- ホワイト・ロック・リゾート
- スービック湾
バギオ

バギオは、ルソン島に位置する人口約37万人(2020年)の都市です。標高約1,500mの高地にあり、年間を通して涼しく過ごしやすい点が特徴です。その気候から「フィリピンの軽井沢」とも呼ばれます。
娯楽施設が少ないため、誘惑に惑わされず勉強に集中したい方にも最適です。
ただし、娯楽が一切ないわけではなく、パナグベンガ・フェスティバルやストロベリー・フェスティバルなどのイベントも開催されます。留学中の思い出もしっかりと作れるでしょう。
バギオ周辺の主な観光地
- バギオ大聖堂
- マインズ・ビュー・パーク
- ベンカブ・ミュージアム
- SMシティ・バギオ
まとめ│留学の個人手配ならwarpleにお任せ
本記事では、フィリピン留学の特徴や費用、人気の都市などを解説しました。
フィリピン留学は、費用を抑えつつ、英語力を効率的に伸ばせる環境が魅力です。さらに、自然や文化、リゾート地を楽しむことができ、立地やビザ制度の関係から留学しやすい国といえます。
集中的に英語力を伸ばしたい方や、費用を抑えて留学したい方は、ぜひ検討しましょう。
留学の手配方法には、大きく以下の2つがあります。
- 留学エージェントの活用
- 個人手配
個人手配なら費用を抑えつつ、幅広い選択肢から語学学校を選べます。留学を個人手配できる「warple」なら、語学学校の手配や渡航準備をオンラインで完結できます。まずは気になる語学学校の見積もりを出してみましょう。