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warple編集部
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「オーストラリアのワーホリの魅力は?」
「年齢制限や期間、必要な費用を知りたい」
このように考えていませんか。
オーストラリアはワーホリ協定国の中でも人気が高い国です。
最長3年の滞在期間や世界最高水準の最低基本時給、様々な観光地など魅力が多いです。
しかし個々の目的に合っていなければ本末転倒なので、制度や特徴を適切に理解しましょう。
本記事では、オーストラリアのワーホリについて以下の内容を解説します。
- 制度の概要
- 仕事
- ワーホリの費用
- 事前準備
- 人気の都市
「オーストラリアのワーホリに行くべきか」「渡航に向けて何をすべきか」が理解できるため、ご覧ください。
オーストラリアのワーホリの概要
ワーホリ(ワーキングホリデー)とは、日本と「ワーキングホリデー協定」を結んでいる29ヶ国(2024年4月時点)に長期滞在できる制度です。
就労時間に制限がある学生ビザとは異なり、フルタイムで就労できる点が特徴です。
ただし、滞在期間や年齢に制限があるため、好きなだけ海外に滞在できるわけではありません。
オーストラリアは協定国の中でも人気が高く、滞在中は仕事や勉強、観光などをしながら過ごせます。
オーストラリアのワーホリの年齢制限
オーストラリアのワーホリは、ビザ申請時点で18歳以上30歳以下の方が対象です。
申請時点の年齢が30歳以下なら渡航時に31歳でも申請できます。
なお「オーストラリアのワーホリは35歳まで行ける」という情報を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
これは、カナダ・アイルランド・フランス国籍に限られた年齢条件なので、日本国籍の方には関係ありません。
しかし、日本は変わらず30歳が上限のため注意しましょう。
オーストラリアのワーホリの期間
オーストラリアのワーホリの期間は最長3年です。
原則的な最長期間は1年ですが、オーストラリアには「セカンド(サード)ワーキングホリデー」という制度があります。
セカンド(サード)ワーキングホリデーとは、以下の条件を満たすことで2年目・3年目の滞在が認められる制度です。
- 申請時の年齢が18歳以上30歳以下
- 指定職種で3ヵ月以上(サードワーキングホリデーは6ヵ月以上)就業する
指定職種は農作業や採鉱業、建築業などが該当します。
オーストラリアのワーホリの特徴
オーストラリアのワーホリには、他の国にはない複数の魅力があります。
ここでは、オーストラリアのワーホリの特徴を4つ解説します。
最長3年間滞在できる
オーストラリアのワーホリは、条件を満たせば最長3年間滞在できます。
ほとんどの国では、ワーホリの最長滞在期間は1年です。このため「できるだけ長く海外生活を送りたい」と考える方におすすめです。
長期間現地に滞在できれば、英語に触れられる時間や就労の期間が伸びます。
そのため、渡航前に決めた目標や目的を達成しやすくなるはずです。
また、観光やアクティビティも豊富に経験できるため、より多くの思い出を作れるでしょう。
世界最高水準の最低基本時給
オーストラリアの最低基本時給は世界最高水準です。
最低賃金は23.23豪ドルで、日本円に換算すると2,377円です。(2024年4月30日時点)
最低賃金でもフルタイム(週38時間)で働けば、月収35万円を達成できます。
時給が高い分、物価も高いですが、節約すれば貯金も可能です。
参考:The Australian Workers’ Union National ”What is the Australian minimum wage?”
多文化・多国籍な環境
オーストラリアは外国人比率が高い多文化・多国籍の国です。
仕事や生活を通じて様々な人と接するため、多様な価値観を得られるでしょう。
外国人の受け入れに慣れている職場が多く、友好的な人も多いため、日本人でも環境や人間関係に馴染みやすいはずです。
観光スポット・アクティビティが豊富
オーストラリアは、観光地やアクティビティが豊富です。
シドニーオペラハウスやホワイトヘブンビーチなど、世界的に有名な観光地巡りや、コアラの抱っこなど、日本では経験しづらいアクティビティは人生の思い出となるでしょう。
また、オーストラリアにはシドニーやメルボルンなど、主要都市が複数あるため、ワーホリ中の都市移動もおすすめです。
オーストラリアのワーホリの仕事
オーストラリアのワーホリでは、以下のような仕事に就けます。
- ウェイター
- カフェスタッフ
- 農業
- ホテル業
- 観光産業
- オフィスワーク
各職種で求められる英語力は異なります。
高度な英語力やスキルを要する仕事ほど時給は高めとなる傾向にあります。
英語力や目的に合わせて仕事を選びましょう。
また、オーストラリアのワーホリでは、1つの職場で最長6ヵ月間働けます。
最初は難易度が低い仕事を選び、英語力が身についたら高度な仕事に挑戦することもおすすめです。
仕事を見つける主な方法は以下の3つです。
- 日本人向けの求人サイトの活用(例:JAMS.TV )
- 現地の日本人センターの掲示板を確認
- 知人・留学エージェントからの紹介
英語力に自信がある場合は、ローカル求人サイトやお店への飛び込み、新聞や張り紙の求人に応募する手段もあります。
オーストラリアのワーホリで必要な費用
ワーホリの費用の内訳は、大きく分けて以下の通りです。
- ビザ申請料金
- 渡航費用
- 留学保険(必要な場合)
- 学費(語学学校に通う場合)
- 滞在費(家賃等)
- 生活費
生活費には食費や通信費、交通費などが含まれています。
また「留学安心信託株式会社」の調査によれば、実際にワーホリに行った人の準備予算は以下の通りです。
予算 | 割合 |
30万円未満 | 13.0% |
30~50万円未満 | 11.2% |
50~100万円未満 | 18.2% |
100~150万円未満 | 14.5% |
150~200万円未満 | 11.2% |
200万円以上 | 10.3% |
答えたくない | 7.0% |
覚えていない | 14.5% |
(出典:ワーキングホリデーの平均予算は、年齢層によって100万円以上の差があることが判明)
年齢層が低いほど準備した金額が少ない傾向にあります。
22歳を例に挙げると、57.1%の方が100万円未満の準備額でした。
ただし、オーストラリアは物価が高めなので、必要資金も高額になる可能性があります。
渡航直後は仕事が決まらない可能性もあるため、3ヵ月程度は働かずに生活できる程度の資金を準備しましょう。
オーストラリアのワーホリで必要な準備
オーストラリアへワーホリに行く際は、公的手続きを含む様々な準備が必要です。
ここでは、オーストラリアのワーホリで必要な準備を解説します。
パスポート・ビザの取得
ワーホリに行くには、パスポートとビザの取得が必要です。
パスポートは各都道府県のパスポートセンターで発行できます。
10年間有効のパスポートの場合、16,000円の手数料を要します。
既にパスポートを取得している場合は、有効期限を確認してください。
また、オーストラリアのワーホリビザはオンライン申請で発行します。
オーストラリア内務省のWebサイトでImmiAccountを作成して手続きを進めます。
ワーホリビザの取得にはパスポートや残高証明の提出、健康診断の受診など複数の手続きを要するため、早めに準備を始めましょう。
航空券の取得
ワーホリで利用できる航空券の主な種類は以下の4つです。
- 片道航空券:往路のみの航空券
- FIX航空券:出発日と帰国日を決めて席を予約する格安航空券
- OPEN航空券:現地で復路の予約が取れる往復航空券
- FIX/OPEN航空券:復路の予約が必要だか後から日付変更できる往復航空券
費用を抑えて渡航できる方法はFIX航空券ですが、日付の変更ができない点に注意が必要です。
また、OPEN航空券とFIX/OPEN航空券は有効期限が1年間のため、1年以上帰国せずに滞在する場合は無駄になる可能性があります。
「帰国のタイミングを柔軟に決めたい」と考える場合は、片道航空券を購入して、帰国時は別途現地で用意することをおすすめします。
航空券は旅行代理店や航空会社のホームページで購入可能です。
参考:留学の航空券の手配は簡単!購入方法・種類をわかりやすく解説
宿泊先の手配
ワーホリ中の主な滞在方法は以下の通りです。
- ホームステイ
- 学生寮
- シェアハウス
長期滞在する場合、ホームステイや学生寮で現地の生活に慣れた後に、シェアハウスに入る流れが一般的です。
シェアハウスや学生寮は、通常語学学校を経由して申し込みます。
一方でシェアハウスは、既にあるシェアハウスの情報を見つけて内観する方法などがあります。
語学学校の入学手続き
ワーホリにおいて、語学学校への入学は必須ではありません。
しかし、語学力があると現地で経験できることの幅が広がります。
また、新たな交友関係が生まれたり、アルバイトの面接のサポートを受けられたりもします。
そのため、ワーホリでも基本的には語学学校への通学がおすすめです。
語学学校を選ぶ際は、以下のような点に着目しましょう。
- コースの内容
- 授業料
- 授業の種類・形態
- アクティビティ
- 建物・設備
最初に学びたいことや重視する要素を決めておけば、スムーズに語学学校を決められます。
ただし、オーストラリアへのワーホリは就学可能期間が4ヵ月と決められている点に注意してください。
ワーホリで語学学校に行くべきか否かは「ワーホリでは語学学校に行くべき?メリット・デメリットを解説」で詳しく解説しているため、より深く理解したい方はぜひご覧ください。
留学保険への加入
留学保険とは、海外での病気やケガなどに備えられる保険です。
海外旅行保険と比較して長期間補償を受けられ、長期滞在者向けの特約もつけられます。
加入は必須ではありませんが、日本の医療保険制度を使えないので医療費が高額になる可能性があります。
また、クレジットカード付帯の海外旅行保険では不十分な可能性もあるため、加入しておいた方が安心です。
留学保険については「留学保険への加入は必須?費用・相場や選び方もわかりやすく解説」で詳しく解説しています。
各種公的手続き
ワーホリの渡航前には、以下の公的手続きが必要です。
- 国外転出届の提出
- 国民健康保険の継続の有無
- 国民年金の免除手続きの有無
国外転出届を提出すると、国民健康保険から自動的に脱退となり、国民年金の加入義務もなくなります。
1年以上ワーホリに行く場合、国外転出届を提出して国民健康保険と国民年金を脱退することが多いです。
しかし、国民健康保険と国民年金を脱退すると一時帰国の際の医療費が全額負担になり、将来的に受け取れる年金額も減るため慎重に判断しましょう。
語学学習
渡航前に基本的な語学力を習得しましょう。
参考までに、業務上大きな支障なくコミュニケーションできる水準のTOEICスコアは730点とされています。
ただし、弊社の調査では、ワーホリに行った方の55.8%がTOEICスコア500点未満という結果も出ています。
TOEICスコア | 割合 |
200点未満 | 6.8% |
200点以上300点未満 | 14.6% |
300点以上400点未満 | 19.8% |
400点以上500点未満 | 14.6% |
500点以上600点未満 | 12.3% |
600点以上700点未満 | 9.1% |
700点以上800点未満 | 9.6% |
800点以上900点未満 | 5.0% |
900点以上 | 1.1% |
受けたことがない/覚えていない | 7.1% |
(出典:海外留学エージェント「スマ留」がワーキングホリデーの実態調査を実施。ーワーキングホリデーで就労経験がある方の9割が「仕事探しに苦労した」と回答。)
そのため、高い語学力は必須ではありません。
しかし、日本にいるうちに語学力を高めておけば、より速く現地に馴染むことができ、高度な仕事にも従事できるでしょう。
オーストラリアのワーホリで人気の都市
一言でオーストラリアといっても、滞在地には複数の選択肢があります。
ここでは、オーストラリアのワーホリで人気の都市を5つ紹介します。
シドニー
シドニーはオーストラリアで最も規模が大きい都市の1つです。
比較的日本人が多く日本の食材なども手に入れられるため、日本人でも住みやすいはずです。
また、治安が良く仕事も比較的見つかりやすいため、人気の滞在地とされています。
観光地としては、オペラハウスやボンダイ・ビーチ、ハーバーブリッジなどがあります。
語学学校も多いため、自分の目的やレベルに合わせて英語を学びたい人にもおすすめです。
メルボルン
メルボルンはシドニーに並び、オーストラリアで最も規模が大きい都市の1つです。
イギリス・エコノミスト誌が発表する、世界で最も住みやすい都市ランキングでは、7年連続で1位になった実績もあります。(*1)
また、全豪オープンやメルボルンマラソン、公道も舞台となるF1レースなど多彩なイベントが開催されている点も魅力です。
カフェ文化も発達しているので、多彩なイベントを体験したい人や、カフェで働きたい人などにもおすすめです。
*1 The Global Liveability Index 2023 – The Economist Intelligence
ブリスベン
ブリスベンはオーストラリアで3番目に人口が多い都市です。
温暖で晴れの日が多く、都会すぎず田舎すぎない雰囲気が特徴です。
街はコンパクトですが、和食レストランや日本の食材が手に入るスーパー、複数のショッピングセンターがあります。
各所へのアクセスも良いため、海外生活に慣れていない方でも安心して過ごせるでしょう。
また、コアラを抱っこして記念撮影できる動物園や、ビーチなどの観光地もあります。
ゴールドコースト
ゴールドコーストは「サーファーズパラダイス」や「バーレイヘッズ」といったビーチスポットが有名な都市です。
テーマパークや「スプリングブルック国立公園」など観光地も豊富にあります。
シドニーやメルボルンなどの大都市と比較するとコンパクトな街です。
しかし、スーパーやファッション、カフェなどが入った大型のショッピングセンターがあるため生活に困ることはないでしょう。
また、観光地が多いため、日本食レストランやホテルの清掃業といった仕事を見つけやすいです。
ただし、観光シーズンがすぎると求人も少なくなりやすいため注意しましょう。
パース
パースは、オーストラリアの3分の1の面積を占める西オーストラリア州で最も主要な都市です。
温暖な気候と豊富な自然環境が特徴で、周辺には農場も多いです。
一方で街の中心部にはショッピングセンターやレストランなどもあるため、生活に不自由はないでしょう。
また、比較的日本人が少ない環境なので、英語を学ぶにも適した環境です。
西オーストラリア州は海外出身者が多く多様性にあふれてるため、新たな価値観に出会うきっかけにもなるでしょう。
まとめ
本記事では、オーストラリアのワーホリの制度概要や特徴、事前準備などを解説しました。
オーストラリアはワーホリに人気の国の1つで、最長滞在期間の長さや高水準な時給、豊富な観光スポットなどが魅力です。
本記事を確認して「オーストラリアへワーホリに行きたい」と思ったら、渡航準備の確認や語学学習を始めてみてはいかがでしょうか。
ワーホリの渡航準備の方法は、大きく以下の2つです。
- 留学エージェント
- 個人手配
特に個人手配であれば、費用を抑えて幅広い選択肢から自分に合った計画を立てられます。
「個人手配は難しそう」と感じる方もいますが、ワーホリを個人手配できる「warple」なら、オンラインで渡航準備や語学学校の手配が可能です。
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