アメリカ留学のメリット・デメリットは?費用の目安や事前準備も解説

アメリカ留学

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warple編集部

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アメリカは留学先として人気の国です。アメリカへの日本人の留学生数は2024年5月時点で11,880人で、他の国を抑えて1位。そんなアメリカ留学が自分に合っているか知りたい人もいるでしょう。

そこで本記事では、アメリカ留学のメリットとデメリットを詳細に解説します。さらに、6都市(ニューヨーク、ロサンゼルス、シアトル、ボストン、サンフランシスコ、サンディエゴ)の留学費用を比較し、留学準備についても説明します。アメリカ留学を検討している方は、最後までご覧ください。

アメリカ留学のメリット3選

ここでは、アメリカ留学ならではのメリットを解説します。

アメリカ英語を学べる

アメリカ英語は、イギリス英語と並び世界中で広く使用されています。日本の英語教育においても、アメリカ英語が主に採用されているため、日本人にとっては馴染みやすく、学びやすいのがメリットです。

また、アメリカは経済、政治、文化、技術など多くの分野で影響力を持っているため、アメリカ英語は国際標準語として広く受け入れられています。アメリカ英語に慣れていれば、グローバルで交渉やコミュニケーションがより円滑にできるでしょう。

さらに、アメリカ英語を習得することで、ハリウッド映画や音楽などのポップカルチャーを字幕や吹き替えに頼らず楽しめるようになります。オリジナルの言語で聞けると、作品に込められた文化的背景やニュアンス、感情表現をより深く堪能できます

多様な価値観に触れられる

アメリカは「移民の国」としての歴史を持っています。異なる国籍、人種、宗教、文化を持つ人々が共に生活しており、日常生活や授業を通じて、多様な視点や価値観に触れる機会が豊富にあります。

様々な人と交流することで、異なる背景を持つ人の考え方や視点を理解できるようになり、視野が広がります。また、自身の価値観や先入観に気づく機会も増えるため、自己理解も深まるでしょう。

語学学校の選択肢が多い

アメリカは広大な国土を持ち、ニューヨークやロサンゼルスのような大都市から、中小規模の都市まであり、それぞれの地域に語学学校が存在します。また、アメリカは世界中から多くの留学生を受け入れているため、それに応じて語学学校の数も多くなっています。

そしてビジネス英語、TOEFL対策、日常会話など、多岐に渡るプログラムが提供されています。数週間の短期プログラムから1年以上の長期プログラムまで、期間も豊富に選べます。自分に合った語学学校を選ぶことにより、より留学の目的が達成できやすくなるでしょう。

アメリカ留学のデメリット3選

ここでは、アメリカ留学の3つのデメリットを解説します。

留学費用が高い

留学エージェント「スクールウィズ」が、国別の留学費用を調査した結果(*)が以下の通りです。

✓主要な留学先のモデル費用一覧(1か月)

国名1か月あたりの留学費用
アメリカ104.1万円
イギリス84.4万円
アイルランド79.4万円
カナダ75.5万円
マルタ73.7万円
ニュージーランド68.6万円
オーストラリア64.8万円
フィリピン42.3万円

アメリカは他国と比べて留学費用が高いです。特にニューヨークやロサンゼルスなどの大都市は、家賃や食費が高い傾向にあります。安く留学に行きたい人には向かないかもしれません。

* 留学費用が最も安い、高い国は?2024年度版 国別・留学費用の実態調査ランキング

日本より治安が悪い

外務省が発表している2021年の殺人事件発生総数、強盗事件総数(*)は以下のとおりです。

殺人事件発生総数強盗事件総数
日本874件1,138件
アメリカ13,537件121,373件

アメリカの殺人事件発生総数は日本の15.5倍、強盗事件総数においては日本の106.6倍と日米の人口差を考慮しても格段に高いことがわかります。

1つの都市であっても安全な場所と危険地域に分かれている場合があるので、注意が必要です。日本国大使館や総領事館のホームページに安全対策情報が掲載されていますので、留学する都市の犯罪傾向や治安情勢を事前に確認しておきましょう。

* 外務省海外安全情報 アメリカ合衆国(米国)

アジア人への人種差別がある

アメリカではアジア人への偏見に基づく「ヘイトクライム(*1)」が増えており、2021年の犯罪件数はFBIによる調査によると746件(*2)でした。

市民団体「STOP AAPI HATE」によれば、2020年3月から21年2月末までに3,795件の通報があり、被害内容の内訳は以下のとおりです。(*3)

  • 暴言:68.1%
  • 無視される、意図的に避けられる:20.5%
  • 身体的暴力:11.1%
  • 職場での差別や公共交通機関の乗車拒否など公民権法違反:8.1%
  • オンラインでの嫌がらせ:6.8 %

政府やコミュニティによる対応が進められており、対策が強化されていますが、引き続き注意が必要です。

*1 人種、宗教、民族、性的指向、性別、障害者等、特定のカテゴリーに属する人々に対する憎悪または偏見を動機とする犯罪のこと
*2 外務省海外安全情報 アメリカ合衆国(米国)
*3 アジア系が狙われる理由 米国の偏見の構図 専門家と考えた|毎日新聞2021/4/27

アメリカ6都市の留学費用解説

アメリカ留学で人気の6都市(ニューヨーク、ロサンゼルス、シアトル、ボストン、サンフランシスコ、サンディエゴ)の留学費用を解説します。具体的な語学学校を例にして、期間別の留学費用を計算するので参考にしてください。

✓都市別の留学費用比較表

1ヶ月3ヶ月6ヶ月
ニューヨーク679,746円1,601,969円2,978,454円
ロサンゼルス609,550円1,290,638円2,550,130円
シアトル747,599円1,449,851円2,860,332円
ボストン705,901円1,446,005円2,852,639円
サンフランシスコ655,328円1,395,836円2,735,219円
サンディエゴ786,676円1,553,291円3,058,130円

ニューヨーク

ニューヨークの語学学校 Manhattan Language (一般英語コース・1コマ50分・週24レッスン)を例に留学費用を解説します。

費用内訳1ヶ月3ヶ月6ヶ月
授業料188,394円480,826円894,168円
宿泊費*1267,126円801,377円1,602,755円
渡航費(片道)*293,815円
ビザ申請費*375,216円
保険費 *427,030円66,240円143,510円
生活費(交通費・通信費)*528,165円84,495円168,990円
総額679,746円1,601,969円2,978,454円
*1ドルあたり140,59円(2024/9/17時点のレート)で換算
*1 ホームステイ(1人部屋・朝夕食付き)
*2 skyscannerで2024/9/28出発で検索した最適プラン料金(片道・羽田空港~JFK空港)
*3 学生ビザ(F-1ビザ)の例(SEVIS費用を含む)
*4 東京海上日動 留学生・ワーホリ向けプラン S3プラン
*5 NUMBEO ニューヨークの平均生活費 (通信費 67.34ドル、交通費 月間パス 133ドル)1ヶ月分から起算。生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

ロサンゼルス

ロサンゼルスの語学学校 Manhattan Language (一般英語コース・1コマ80分・週12レッスン)を例に留学費用を解説します。

費用内訳1ヶ月3ヶ月6ヶ月
授業料168,708円478,017円913,857円
宿泊費*1252,500円686,388円1,372,777円
渡航費(片道)*266,099円
ビザ申請費*375,216円
保険費 *427,030円66,240円143,510円
生活費(交通費・通信費)*519,998円59,993円119,985円
総額609,550円1,290,638円2,550,130円
*1ドルあたり140,59円(2024/9/17時点のレート)で換算
*1 ホームステイ(1人部屋・朝夕食付き)
*2 skyscannerで2024/9/28出発で検索した最適プラン料金(片道・羽田空港~ロサンゼルス国際空港)
*3 学生ビザ(F-1ビザ)の例(SEVIS費用を含む)
*4 東京海上日動 留学生・ワーホリ向けプラン S3プラン
*5 NUMBEO ロサンゼルスの平均生活費 (通信費 79.13ドル、交通費 月間パス 63.11ドル)1ヶ月分から起算。生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

シアトル

シアトルの語学学校 EF International Language Campus Seattle(一般英語コース・週26レッスン)を例に留学費用を解説します。

費用内訳1ヶ月3ヶ月6ヶ月
授業料451,200円1,317,600円2,584,800円
宿泊費*10円0円0円
渡航費(片道)*2172,150円
ビザ申請費*375,216円
保険費 *427,030円66,240円143,510円
生活費(交通費・通信費)*522,004円66,011円132,022円
総額747,599円1,449,851円2,860,332円
*1ドルあたり140,59円(2024/9/17時点のレート)で換算
*1 ホームステイ(2人部屋・朝夕食付き)、料金は授業料に含まれている
*2 skyscannerで2024/9/28出発で検索した最適プラン料金(片道・羽田空港~シアトル・タコマ国際空港
*3 学生ビザ(F-1ビザ)の例(SEVIS費用を含む)
*4 東京海上日動 留学生・ワーホリ向けプラン S3プラン
*5 NUMBEO シアトルの平均生活費 (通信費 57.51ドル、交通費 月間パス 99ドル)1ヶ月分から起算。生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

ボストン

ボストンの語学学校 EF International Language Campus Boston(一般英語コース・週26レッスン)を例に留学費用を解説します。

費用内訳1ヶ月3ヶ月6ヶ月
授業料475,600円1,317,600円2,584,800円
宿泊費*10円0円0円
渡航費(片道)*2107,334円
ビザ申請費*375,216円
保険費 *427,030円66,240円143,510円
生活費(交通費・通信費)*520,722円62,165円124,329円
総額705,901円1,446,005円2,852,639円
*1ドルあたり140,59円(2024/9/17時点のレート)で換算
*1 ホームステイ(2人部屋・朝夕食付き)、料金は授業料に含まれている
*2 skyscannerで2024/9/28出発で検索した最適プラン料金(片道・羽田空港~ジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港)
*3 学生ビザ(F-1ビザ)の例(SEVIS費用を含む)
*4 東京海上日動 留学生・ワーホリ向けプラン S3プラン
*5 NUMBEO ボストンの平均生活費 (通信費 57.39ドル、交通費 月間パス 90ドル)1ヶ月分から起算。生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

サンフランシスコ

サンフランシスコの語学学校 California Language Academy San Francisco(一般英語コース・1コマ90分・週15レッスン)を例に留学費用を解説します。

費用内訳1ヶ月3ヶ月6ヶ月
授業料179,955円463,947円860,411円
宿泊費*1267,121円801,363円1,602,726円
渡航費(片道)*284,577円
ビザ申請費*375,216円
保険費 *427,030円66,240円143,510円
生活費(交通費・通信費)*521,429円64,286円128,572円
総額655,328円1,395,836円2,735,219円
*1ドルあたり140,59円(2024/9/17時点のレート)で換算
*1 ホームステイ(1人部屋・食事なし)
*2 skyscannerで2024/9/28出発で検索した最適プラン料金(片道・羽田空港~サンフランシスコ国際空港)
*3 学生ビザ(F-1ビザ)の例(SEVIS費用を含む)
*4 東京海上日動 留学生・ワーホリ向けプラン S3プラン
*5 NUMBEO サンフランシスコの平均生活費 (通信費 54.42ドル、交通費 月間パス 98ドル)1ヶ月分から起算。生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

サンディエゴ

サンディエゴの語学学校 California Language Academy San Diego(一般英語コース・1コマ60分・週15レッスン)を例に留学費用を解説します。

費用内訳1ヶ月3ヶ月6ヶ月
授業料179,955円463,947円860,411円
宿泊費*1320,545円961,636円1,923,271円
渡航費(片道)*2163,440円
ビザ申請費*375,216円
保険費 *427,030円66,240円143,510円
生活費(交通費・通信費)*520,490円61,469円122,938円
総額786,676円1,553,291円3,058,130円
*1ドルあたり140,59円(2024/9/17時点のレート)で換算
*1 ホームステイ(1人部屋・3食付き)
*2 skyscannerで2024/9/28出発で検索した最適プラン料金(片道・羽田空港~サンディエゴ国際空港)
*3 学生ビザ(F-1ビザ)の例(SEVIS費用を含む)
*4 東京海上日動 留学生・ワーホリ向けプラン S3プラン
*5 NUMBEO サンディエゴの平均生活費 (通信費 73.74ドル、交通費 月間パス 72ドル)1ヶ月分から起算。生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

アメリカ留学の事前準備7選

準備には手間や時間がかかるため、計画的に行いましょう。

ここでは、留学の事前準備を7つ紹介します。

留学目的・期間の決定

アメリカ留学を成功させるためには、まず留学の目的と期間を明確にしましょう。目的がはっきりしていると、語学学校やコースの選択がスムーズにできます

英語力向上のみが目的であれば、短期留学でも目標が達成できるかもしれません。一方で学位取得が目的であれば、年単位での留学期間が必要です。やりたいことや期間によって留学のプランやかかる費用が変わってきますので、具体的に考え、無理のない計画を立てましょう。

留学都市を決定

アメリカは広大な国であり、都市によって気候や文化、生活費が大きく異なります。

例えば、ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市は刺激的な都市生活を体験できる一方、生活費が高くなる傾向があります。ボストンなど学生が多く住む都市やサンディエゴなど気候が温暖な地域は、勉強に集中しやすい環境が整っています。

留学の目的が叶えられ、ライフスタイルや予算に合った都市を選べば、快適な留学生活が送れるでしょう。

語学学校の決定

語学学校を選ぶ際、確認すべきポイントは以下のとおりです。

  • 自分の目的に合ったプログラムがあるか
  • クラスの規模
  • クラスの日本人比率
  • 費用
  • 口コミ・体験談

日常英会話やビジネス英語、TOEFL対策など、自分の学びたい分野に対応したプログラムがあるか確かめましょう。

少人数制で手厚いサポートが受けられるクラスの規模がおすすめです。また、クラス内で日本人が多いと、つい日本語を使ってしまい英語を使う機会が減少する可能性があるため、日本人比率も確認しましょう。

費用面では生活費も考慮して、授業料が予算に合った学校を選びます。また、SNSの口コミや体験談も学校選びの参考にするとよいでしょう。

パスポート・ビザの申請

パスポートを保有していない場合は、各都道府県のパスポートセンターで発行しましょう。なお、パスポートの有効期間ですが、日本国籍者の場合は、アメリカ入国から出国予定日まで有効なパスポートを持っていれば問題ありません。

また、授業時間が週18時間以上、もしくは1学期12単位以上の履修の場合はビザの発行が必要です。学生ビザはF-1ビザとM-1ビザに分かれ、F-1ビザが最も一般的な学生ビザです。専門学校で職業的な教育や研修を受ける人はM-1ビザを申請しましょう。

ビザ申請の際には、アメリカの学校から発行されるI-20という入学許可書が必要です。書類の準備には時間と手間がかかるため、早めに米国大使館、総領事館または領事館(所在地:東京、札幌、名古屋、大阪・神戸、福岡、沖縄)で手続きを進めましょう。

航空券の手配

航空券を比較検討する際、以下を確認するとよいでしょう。

  • 航空券比較サイト(Skyscanner、Google Flightsなど)
  • 航空会社の公式サイト
  • 旅行代理店のサイト

航空券は航空会社や、直行便か乗り継ぎ便かによって、価格や飛行時間が大きく異なります。また、航空券の価格は日々変動しているため、航空券比較サイトなどの定期的なチェックがおすすめです。

また、航空会社は公式サイト限定の割引があったり、旅行代理店には海外留学向けのお得なプランがあったりします

上記の3つを活用し、最も便利でコストパフォーマンスの良い便を選びましょう。

宿泊先の確保

アメリカ留学の滞在先の選択肢は以下のとおりです。

  • ホームステイ
  • 学生寮
  • ホテル
  • ルームシェア

それぞれに予算、交流の機会の頻度、プライバシーの確保などメリットやデメリットがあるので、自分のライフスタイルに合わせた宿泊先を選びましょう。なお、ホームステイや学生寮であれば、語学学校が手配してくれることが多いです。

留学保険の加入

アメリカでは医療費が非常に高額になるため、もしものときのために留学保険に加入しておきましょう

留学生用の保険プランは、医療費だけでなく、飛行機に預けた手荷物や飛行機の遅延への保障が対象になるものがほとんどです。加えて、携行品の盗難や破損を保障してくれるなどのオプションがつけられる保険もあります。

自分の生活に必要な保障内容を確認し、安心して生活できるように備えておきましょう。

アメリカ留学ならwarpleで語学学校を探そう

国際的に広く使用されているアメリカ英語の習得や、様々な国籍や価値観の人と触れ合いたい人に、アメリカ留学はおすすめです。

アメリカは語学学校が多く、都市により気候、雰囲気や文化、生活費が大きく異なるため、自身の留学の目的やライフスタイルに合った留学先が見つかりやすいでしょう。

また、アメリカの準備の進め方には以下の2つの方法があります。

  • 留学エージェント
  • 個人手配

個人手配であれば、留学エージェントへの手数料などの費用を最小限に抑えつつ、幅広い選択肢から選べ、留学の計画を立てられます。

留学を個人手配できるサービス「warple」なら、語学学校の検索・申し込みから渡航までの準備、学校や宿泊先の手配まで、留学に必要なすべての手続きをオンライン上で完結できます。

操作は簡単、最短1分で語学学校を見つけることができますので、気になる方はwarpleの紹介ページをご覧ください。

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