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warple編集部
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「ニューヨーク留学のメリット・デメリットは?」
「留学費用はどのくらい?」
このように考えていませんか。
ニューヨークは語学学校の選択肢が広く、多文化な環境で生活できる点などが魅力の留学先です。
一方、留学費用が高額で、治安も良くないなどのデメリットがあります。
そこで本記事では、ニューヨーク留学について以下の内容を解説しています。
- ニューヨークの基本情報
- メリット・デメリット
- 留学費用
- 事前準備
「ニューヨーク留学に行くべきか」や「何から始めるべきか」を理解できるので、最後までご覧ください。
ニューヨークってどんな都市?
ニューヨークはアメリカ合衆国の北東部に位置する都市です。面積は828㎢と東京都の約1/3の大きさですが、アメリカで最も人口が多い都市となっています。多様な人種・民族が住んでいる国際的な環境である点も特徴です。
2023年時点で37,414名の日本人が在留(*1)しており、ロサンゼルス・バンコクに次ぐ人気都市となっています。観光地も豊富で、以下のような場所が有名です。
- タイムズスクエア
- 自由の女神
- ニューヨーク5番街
- ブロードウェイ
公用語は定められていませんが、共通して使われる言語は英語です。また、主な宗教はキリスト教ですが、割合は減少傾向。2020年時点で30%の人々が無宗教と回答した調査(*2)があります。
項目 | ニューヨークの特徴 |
国名 | アメリカ合衆国 |
立地 | アメリカ北東部 |
公用語 | なし(共通言語は英語) |
人口 | 約826万人(2024年) |
面積 | 828㎢ |
通貨 | 米ドル |
主な宗教 | キリスト教 |
日本との時差 | -14時間 ※サマータイム:-13時間 |
*2 米国でキリスト教離れが止まらない、教会の閉鎖も急増中
ニューヨーク留学のメリット6選
ニューヨークには、留学先としての魅力が複数あります。ここでは、6つのメリットを紹介します。
多文化な環境で生活できる
ニューヨーク留学では、多文化な環境で生活できます。ニューヨーク住民の人種割合についての調査では、以下の結果が出ています。
人種 | 割合 |
白人 | 37.5% |
黒人・アフリカ系 アメリカ人 | 23.1% |
ヒスパニック ・ラテン系 | 29.0% |
アジア人 | 14.5% |
2種類以上の人種 | 8.9% |
アメリカインディアン ・アラスカ先住民 | 0.6% |
また、語学学校「LSIニューヨーク校」の国籍割合は以下の通りです。
国籍 | 割合 |
ブラジル | 18% |
イタリア | 11% |
トルコ | 11% |
コロンビア | 10% |
フランス | 6% |
ドイツ | 5% |
日本 | 4% |
アルゼンチン | 4% |
韓国 | 4% |
イスラエル | 3% |
台湾 | 3% |
その他 | 21% |
多文化な環境で生活すれば、新たな価値観を得られ、視野も広がります。進路選択の幅が広がり、就職活動でも強みになるでしょう。なお、国籍割合は各語学学校で異なります。どのような環境で学習したいかを踏まえて選択しましょう。
語学学校が多い
語学学校が多い点もニューヨークの特徴です。留学エージェント「スクールウィズ」で、アメリカの主要都市における語学学校の数を調査した結果が以下の通りです。
都市 | 語学学校の数 |
ニューヨーク | 55校 |
ロサンゼルス | 56校 |
ボストン | 34校 |
サンフランシスコ | 29校 |
サンディエゴ | 27校 |
マイアミ | 21校 |
シアトル | 16校 |
シカゴ | 15校 |
ハワイ | 13校 |
各語学学校で国籍割合や学べる内容、立地、料金などが異なります。幅広い選択肢を比較・検討したうえで、自分に合った語学学校を選べるでしょう。
結果として、効率的に留学の目的を達成できるはずです。
エンターテイメントが豊富
ニューヨークは、観光地やエンターテインメントが豊富です。
✓観光地・エンターテインメントの例
- タイムズスクエアの散策
- ブロードウェイ・ミュージカル鑑賞
- メトロポリタン美術館やアメリカ自然史博物館の鑑賞
- メジャーリーグやNBA観戦
有名な観光地やエンターテイメントに溢れているので、刺激的な日々を送ることができ、留学の思い出となるでしょう。
世界経済を牽引する国のサービスに触れられる
世界経済を牽引する国のビジネスやサービスに触れられる点もニューヨーク留学の魅力です。ニューヨークには、以下のような有名企業等が存在します。
- モルガン・スタンレー
- ファイザー
- ティファニー&カンパニー
- ブルックス・ブラザーズ
- エスティローダー
- NBA
- 国連本部
当然、ニューヨーク以外に本部を置く企業のサービスも溢れています。
世界的に有名な企業のサービスを体験し、日本に持ち帰れば、ビジネスや就職活動の強みとなるでしょう。
不便なく生活しやすい環境
ニューヨークは、便利な生活環境が整っています。
- 交通網:地下鉄が24時間運行・路線バスの本数も多い
- 通信環境:無料Wi-Fiが多い・都市別のモバイル通信速度(下り)が世界20位(東京:85位)(*)
また、以下のような日本の外食チェーン店が展開されています。
- 天然とんこつラーメン 一蘭
- 博多一風堂
- 大戸屋
- 無添くら寿司
- 焼肉 牛角
日本の食材や調味料も「サンライズマート」や「ダイノブ」などで手軽に購入可能です。
留学中の食事が口に合うか心配な方でも安心です。
* Median City Speeds Updated June 2024
専門留学の選択肢が広い
専門留学をしやすい点もニューヨークの魅力です。専門留学とは、ダンスや芸術などの専門的な知識やスキルを得るための留学です。専門分野を学べる語学学校や、現地の専門学校に通います。
✓専門留学で学べる分野と学校の例
- ダンス(Peridance Center)
- ファッション(New York School of Design)
- 芸術(New York Art Studio)
- 音楽(Universal Groove Entertainment)
- メイク(American Beauty Institute)
英語を習得したい方だけでなく、専門分野を学びたい方にもおすすめです。
ニューヨーク留学のデメリット4選
複数の魅力があるニューヨーク留学ですが、いくつかの注意点もあります。ここでは、ニューヨーク留学のデメリットを4つ紹介します。
日本より治安が悪い
ニューヨークは日本よりも治安が悪いです。ニューヨークと日本の犯罪比率(2022年)を比較した結果(*)を紹介します。
ニューヨーク | 東京 | |
殺人 | 400件 | 91件 |
強姦 | 1,590件 | 248件 |
強盗 | 17,226件 | 228件 |
特に、以下の地域では凶悪犯罪が発生する可能性があるため要注意です。
- マンハッタン区:ミッドタウンサウス・ハドソンヤード
- ブルックリン区:ブラウンズウィル・イーストニューヨーク・クラウンハイツ・ベドフォードスタイブサント
- ブロンクス区:ほぼ全域
- クイーンズ区:ジャマイカ・・エッジメア
- スタテンアイランド区:トンプキンズビル
ニューヨーク市では、犯罪データを基にした犯罪マップが公表されています。事前に危険な地域を確認し、留学中は立ち寄らないようにしましょう。
* ニューヨーク市の治安
留学費用が高額
ニューヨークは、他の地域と比較して留学費用が高額です。
理由の1つが生活費・物価の高さです。337都市の生活費指数を比較したデータ(*1)によれば、ニューヨークは5位となっています。東京は145位で、約2倍の生活費が必要な計算です。弊社で調査した主な英語圏の留学費用の目安を紹介します。
留学先 | 1ヵ月の留学費用の目安 |
ニューヨーク (アメリカ) | 970,026~1,019,231円 |
マンチェスター (イギリス) | 826,807~898,577円 (*2) |
ドバイ (アラブ首長国連邦) | 673,933~717,605円 (*3) |
マルタ | 414,060~440,060円 (*4) |
オーストラリア | 412,467~636,668円 (*4) |
カナダ | 393,131~561,873円 (*4) |
セブ (フィリピン) | 331,672~417,277円 (*5) |
費用を抑えて留学したい方には向いていない可能性があります。
*1 Current Cost of Living Index by City
*2 イギリス短期留学のメリット・デメリット|費用や準備も解説
*3 ドバイ留学のメリット・デメリットとは|費用や事前準備も解説
*4 留学費用はいくらかかる? 国別の費用相場と7つの節約方法
*5 セブ島留学の1ヶ月の費用は?内訳や6つの節約方法を解説
アジア人差別がある
ニューヨークには、アジア人差別が存在します。2024年の1~3月においては、アジア系に対するヘイトクライムが8件(*1)確認されています。統計に反映されないケースが存在することも考えられるようです。在ニューヨーク日本国総領事館では、アジア人への嫌がらせに関する注意喚起(*2)も行われています。
また、全米のアジア系住民の32%が過去12ヵ月以内にヘイトスピーチを浴び、29%が言葉によるハラスメントや虐待を受けたという調査結果(*3)もあります。留学中に差別的な対応を受ける可能性があることに留意してください。
*1 ニューヨーク安全対策情報(2024年1月~3月期)
*2 アジア人に対する嫌がらせ等に関する注意喚起
*3 アジア系に根強いヘイトへの懸念 映画、TVでも存在薄く冷遇
誘惑が多い
ニューヨークは地下鉄が24時間運行して娯楽にも溢れている、誘惑が多い環境です。娯楽が中心の生活となると、留学の目的を達成できない可能性が生じます。
留学前に目的を明確にし、自分を律して学習することが重要です。
ニューヨーク留学の費用
ニューヨーク留学の期間別の費用目安は以下の通りです。
費用内訳*1 | 1ヵ月間 | 3ヵ月間 | 6ヵ月間 | 1年間 |
パスポート申請費*2 | 11,000~16,000円 | 11,000~16,000円 | 11,000~16,000円 | 11,000~16,000円 |
ビザ申請費*3 | 84,803円 | 84,803円 | 84,803円 | 84,803円 |
校納金(入学金・授業料など)*4 | 340,479円 | 640,539円 | 1,629,641円※23週間 | 3,315,395円※Academic Semester/Year 24 |
滞在費・食費*5 | 370,913円 | 1,112,740円 | 2,225,480円 | 4,450,961円 |
渡航費(往復)*6 | 154,428~198,633円 | 179,070~202,622円 | 168,008~219,992円 | 153,333~200,088円 |
留学保険料*7 | 8,403円 | 24,937円 | 49,874円 | 98,934円 |
総額 | 970,026~1,019,231円 | 2,053,089~2,081,641円 | 4,168,806~4,225,790円 | 8,114,426~8,166,181円 |
*2 新規取得の場合
*3 学生ビザ(F-1ビザ)の例(SEVIS費用を含むj)
*4 EC ニューヨーク(General English20)の例
*5 ホームステイ(2食付き)+昼食($65/週)の例
*6 Trip.com(2024/7/17時点の料金)における7~3月の最安値の平均を基に算出
*7 F1 Visa Student Health Insurance(Student Secure Budget)の例
上記の他に、現地での交通費や通信費も発生します。途中から滞在方法をシェアハウスに変更し、自炊を行うなどで留学費用を節約できます。
また、留学費用は以下のような要素により変動します。
- 語学学校のコース
- 滞在方法
- 食生活
- 留学エージェント費用
ニューヨーク留学の事前準備7選
留学準備には時間がかかるため、手続き内容を確認し、余裕を持って進めましょう。ここでは、ニューヨーク留学に必要な事前準備を7つ解説します。
目的の明確化
留学準備の前に目的を明確化しましょう。
✓ニューヨーク留学の目的の例
- アメリカ英語を習得したい
- 専門分野を学びたい
- 国際的な文化や価値観を学びたい
- ニューヨークの生活様式を体験したい
- 海外での思い出を作りたい
留学の目的は、学校や滞在方法などを決める際の指針となります。目的が曖昧だと、収穫が少ない留学になる恐れがあるため要注意です。
留学時期・留学期間の決定
次に、留学時期と留学期間を決定します。短期留学では長期休暇を活用した留学が人気です。社会人の場合、ゴールデンウィークと有休を使う選択肢があります。
一方、長期留学は大学2年次もしくは3年次に行うのがおすすめです。目的や留学形態、就職活動の時期などを踏まえて決定しましょう。中には「短期留学は意味がない?」と不安になる方もいますが、目的意識が明確なら十分に有意義な留学生活を送れます。
ただし、留学期間が短いという特性上、注意点もあります。短期留学の魅力や注意点などについては「短期留学の費用・魅力は?注意点や準備、人気の国も紹介」で解説しているので、ご覧ください。
パスポート・ビザの申請
パスポートを保有していない場合は申請手続きが必要です。各都道府県のパスポートセンターで発行できます。また以下の条件に該当する場合は、原則としてビザの発行が不要です。
- 90日以内の滞在
- 週の就学時間が18時間未満
反対に91日以上の留学、もしくは週の就学時間が18時間以上の場合はビザの発行が必要となります。ビザの種類は、学生ビザである「F-1ビザ」が基本です。ただ、留学の目的によっては以下のビザとなる可能性があります。
- M-1ビザ:職業向けの専門知識に関する就学が目的のビザ
- J-1ビザ:実務研修や研究などが目的のビザ
必要なビザの種類を確認しましょう。
航空券の手配
ビザの取得を終えた後に、航空券の手配を行います。
空券の取得方法は、大きく以下の4つです。
- 航空券の比較サイト
- 航空会社の公式サイト
- 旅行会社・旅行代理店の公式サイト
- 旅行会社・旅行代理店の店舗
航空券の価格は渡航時期や航空会社、航空券の種類などによって変動します。
渡航費を抑えたい場合は、航空券比較サイトの活用や往復航空券の取得、オフシーズンの留学などを検討しましょう。
航空券の種類や取得方法については「留学の航空券の手配は簡単!購入方法・種類をわかりやすく解説」で詳しく解説しています。
語学学校・宿泊先の手配
語学学校選びでは、以下のような点に着目しましょう。
- 学習環境
- 生活環境
- 学べる内容
- 友人を作れる環境か
また、滞在方法については以下のような選択肢があります。
- ホームステイ
- 学生寮
- ホテル
- ルームシェア
語学学校がホームステイ先や学生寮を手配してくれることが多いです。
ニューヨークの生活に慣れてきたら、ルームシェアに切り替える人もいます。各滞在方法で特徴が異なるため、目的や予算に合わせて選択しましょう。
また、語学学校の手配方法は大きく以下の2つです。
- 留学エージェントの活用
- 個人手配
留学エージェントを活用するメリットは、渡航準備や滞在中のサポートを受けられる点です。
ただし、留学費用は高額になりやすいため注意しましょう。一方で、個人手配であれば、費用を抑えつつ幅広い選択肢から留学プランを立てられます。「個人手配は難しそう」と感じる方もいますが、語学学校や期間などが明確なら決して難しくはありません。個人手配の流れや注意点は「留学は個人手配できる!留学までの流れと注意点を解説」で解説しています。
留学保険の加入
留学保険とは、留学中のケガや病気などに備える保険です。必須ではありませんが、基本的には加入をおすすめします。ニューヨークの医療費は日本と比較して高額です。
マンハッタン区の医療費は初診料で150〜300ドル、専門医の受診で200〜500ドル、入院室料が1日2,000ドル〜3,000ドルを要する(*1)と言われています。
ニューヨークでは日本の健康保険制度を利用できないため、留学保険に加入して高額な請求に備えましょう。なお、J-1ビザで留学する場合は傷害保険の加入が義務付けられています。
*1 医療概要 | 医療情報
基礎的な英語力の習得
留学前に基礎的な英語力を身につけましょう。語学留学において、最初から高度な語学力は必須ではありません。留学前に自分の語学力を評価した調査結果を紹介します。
留学前の語学レベル | 割合 |
入門レベル | 34.1% |
初級レベル | 41.9% |
中級レベル | 21.8% |
上級レベル | 2.1% |
76%の方が留学前の語学力を「入門レベル」もしくは「初級レベル」と評価しています。ただ、留学前に基礎的な英語力を身につければ、留学中の学習効率が向上します。現地の英語に耳が慣れやすく、積極的に英語を使う意識も生まれるためです。積極的に現地で意思疎通を図れば、世界中の友人が増え、思い出や自信にも繋がるでしょう。
まとめ
本記事では、ニューヨーク留学のメリット・デメリットや費用、事前準備について解説しました。ニューヨーク留学は、英語を学びながら多文化かつエンターテイメントが豊富な環境で生活できる点が魅力です。
また、生活しやすい環境であるうえに、専門留学の選択肢も広いです。ただし、留学費用が高額で治安の問題もあります。この記事を参考にして「ニューヨーク留学は自分に向いているか」を判断してください。
また、留学準備の方法は、大きく以下の2つです。
- 留学エージェントの活用
- 個人手配
特に、留学費用を抑えたい方や、柔軟に留学プランを立てたい方は個人手配がおすすめです。留学を個人手配できる「warple」なら、語学学校の手配や渡航準備をオンラインで完結できます。気になる方は、ぜひ確認してみてください。
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