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warple編集部
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「海外で暮らしてみたい、様々な経験がしたい」とお考えではないですか。
このような人にとって、ワーキングホリデーは適した選択肢です。働きながら現地の文化や生活を体験することで、視野が広がるだけでなく、言語力も身につけられます。
この記事では、ワーキングホリデーの基本的な情報をお伝えするとともに、おすすめの国や魅力を紹介します。ワーキングホリデーの理解が深まりますので、ぜひご覧ください。
ワーキングホリデーとは
ワーキングホリデーは、18歳から30歳(一部例外あり)の青少年が海外に滞在し、休暇や観光、そしてその資金を補うために現地での就労を認める制度です。なお、ワーホリで行ける国は、2024年8月現在、日本と協定を結んだ30か国・地域になっています。
この制度を利用するには、「ワーキングホリデービザ」の取得が必要です。このビザは通常、1つの国に対して1回しか取得できません(ただし、オーストラリアやニュージーランドなど一部の国では、条件を満たせば滞在中に再度ビザを取得でき、期間の延長が可能)。
ワーキングホリデーの大きな特徴は、滞在中に働けることです。渡航費用を抑えつつ、長期の海外生活を実現できます。そして実践的な語学力が身につき、異なる文化圏で働くことで国際感覚も養えます。また、語学学校に通ったり、稼いだお金で旅行したりなど、自分のペースで様々な経験を積めるのも、ワーキングホリデーの魅力です。
ワーキングホリデーで行けるおすすめの国5選
ワーキングホリデーの渡航先は、協定国の30か国・地域の中から選ぶこととなります。ここでは、その中でおすすめの国を5つ紹介します。
オーストラリア
✓おすすめポイント
- 賃金が高く、稼ぎやすい
- 最長で3年間滞在できる
- 「世界で最も住みやすい都市」に5都市が選出(2024年)
オーストラリアは、ワーキングホリデー制度を実施している中で最も人気が高い国で、ワーホリ希望者全体の約半数が同国を選んでいます。2023年6月までの1年間におけるワーキングホリデービザの発行数は1万4000件を超え、過去最高を記録しました。
人気の背景は、現地での高賃金のようです。(*1)オーストラリアの最低賃金は2024年8月現在、時給A$24.10(2,349円)(*2)で、日本の最低賃金の2倍以上となっています。短期間で効率的に稼げるため、滞在中の旅費や学費に充てることも可能です。
また、ワーホリビザでの滞在可能期間は12か月です。ただし、条件を満たせばセカンド・サードワーホリビザが取得でき、最長3年間滞在できることもメリットです。
加えて、英経済誌エコノミストが世界173都市の住みやすさを評価した「世界で最も住みやすい都市ランキング(2024年度版)」の20位までに、オーストラリアの都市が5つもランクインしています。
4位:メルボルン
7位:シドニー
11位:アデレード
15位:パース
16位:ブリスベン
ちなみに日本の都市は9位に大阪、14位に東京がランクインしています。このランキングからオーストラリアは日本同様に安心して暮らせる国ということがわかります。海外経験が少ない人にもおすすめな国です。
*1 NHK NEWS ワーホリ人気 豪でビザ発給件数過去最多 “事前準備が不可欠”
*2 JETRO 最低賃金を7月から3.75%引き上げ(オーストラリア)
詳細情報
詳細情報 | |
年齢制限 | 18歳以上30歳以下(ビザ申請時点) |
ワーキングホリデービザ申請条件 | ・日本国が発給するパスポートを所持している ・前回オーストラリアに入国したときのビザが、ワーキングホリデービザではない ・生活費としてAU$5,000に加え、オーストラリアから帰国するときの費用を持っている ・主にオーストラリアで休暇を過ごすことを目的として渡航する |
ワーキングホリデービザ申請料 | A$650 |
滞在可能期間 | 12か月(セカンドビザやサードビザを取得することで、最長3年間の滞在が可能) |
語学学校に通える期間 | 17週以内 |
人気都市 | シドニー・メルボルン・ブリスベン・ケアンズ・ゴールドコースト・アデレード・パース |
日本との時差 | 1~2時間(地域により異なる) |
ニュージーランド
✓おすすめポイント
- 壮大な自然の中でアウトドア活動ができる
- 同一雇用主のもとで働ける期間に制限がなく、最長6か月の就学が可能
- 多文化や多様性を大事にする国で、穏やかで友好的な国民性
ニュージーランドは、国土面積の一割を自然遺産(テ・ワヒポウナム)が占める美しい国です。テ・ワヒポウナムでは珍しい鳥や原生林が生息し、氷河やフィヨルドも見られ、壮大な自然を堪能できます。また、トレッキング、カヤック、スキー、スカイダイビングなど季節を問わず自然の中でのアクティビティが楽しめます。
また、同一雇用主のもとで働ける期間に制限がありません。そのためワーホリ中同じ就業先で働け、期間ごとに別の勤務先を探す必要はありません。また、最大6か月語学学校に通えるため、英語力をじっくり磨きながら働けます。
ニュージーランドは、英語に加え、手話と先住民のマオリ語が公用語です。多文化や多様性を大事にするとともに、穏やかで友好的な国民性なので、ワーホリで他国から来た人も温かく受け入れてもらえるでしょう。
詳細情報
詳細情報 | |
年齢制限 | 18歳以上30歳以下(ビザ申請時点) |
ワーキングホリデービザ申請条件 | ・子供を同伴しないこと ・健康であること・滞在費としてNZ$4,200~の資金と、帰国用の片道航空券(orそれを購入できる資金)を所持していること ・過去にニュージーランドのワーホリビザを取得したことがない人・海外旅行保険に加入すること |
ワーキングホリデービザ申請料 | 日本国内から申請する場合は無料(別途、健康診断費用と国際観光税(IVL)が必要) |
滞在可能期間 | 12か月(条件付きで3か月延長が可能) |
語学学校に通える期間 | 最長6か月 |
人気都市 | オークランド、クライストチャーチ、クイーンズタウン、ウェリントン |
日本との時差 | 3時間(サマータイム時は4時間) |
カナダ
✓おすすめポイント
- 治安が良く住みやすい
- 大都市と自然を満喫できる
- 多国籍な環境で国際感覚が養える
カナダは治安が良く安全な国として知られています。2024年度の「世界平和度指数」(世界の国・地域の平和度を数値化してランキングしたもの)によると、163か国中、カナダは11位と上位にランクインしています(ちなみに日本は17位)。カナダは安心して暮らせる国ということがわかります。
また、カナダは広大な国土を持ち、自然豊かな国です。ロッキー山脈やナイアガラの滝などのダイナミックな自然景観を楽しむことができる一方で、トロントやバンクーバーなどの大都市では都市生活を満喫できます。このように自然と都市の両方を楽しめるのが特徴です。
さらに、多国籍国家で、人口の4分の1が移民であるカナダは、様々な国の文化や習慣に触れる機会が豊富にあります。このような環境で過ごすことで、語学力の向上はもちろん、グローバルな視点を養うことができるでしょう。
詳細情報
詳細情報 | |
年齢制限 | 18歳以上30歳以下(ビザ申請時点) |
ワーキングホリデービザ申請条件 | ・日本国籍所有者・有効期限内のパスポート所有者 ・現地滞在中の病気等を保障する民間保険に加入する ・ワーホリの申請などで必要な費用や航空券の購入資金、他におおよそ25万円の資金があること |
ワーキングホリデービザ申請料 | CA$172(ほかに就労許可取得費用CA$100、指紋認証費用CA$85が必要) |
滞在可能期間 | 1年 |
語学学校に通える期間 | 6か月以内 |
人気都市 | バンクーバー、トロント、モントリオール、カルガリー、ビクトリア、オタワ、ハリファックス |
日本との時差 | 4~8時間(地域により異なる) |
イギリス
✓おすすめポイント
- 2年間滞在でき、就学や就労に関する条件がない
- トップレベルの教育環境でイギリス英語を学べる
- ヨーロッパの他の国へ旅行しやすい
イギリスにワーキングホリデーに行くには、「Youth Mobility Scheme(YMS)」と呼ばれるビザを取得します。このビザの特徴は、無条件で2年間の滞在が可能で、就学や就労に関する制限がないことです。語学学校に長く通うこともできますし、2年ずっと働くことも可能です。2年あれば、他都市への引っ越しや他業種への転換など、多くのチャレンジができそうです。
また、イギリスには世界的に有名な大学や語学学校が多く、質の高い教育プログラムが提供されています。日本ではアメリカ英語を学びますが、世界的にはイギリス英語がアメリカ英語よりも多く使われています。本場イギリスで英語を学ぶことで、正統な英語の表現や発音が習得できるでしょう。
そして、他のヨーロッパの国へのアクセスが良く、気軽に旅行ができます。ロンドンからヨーロッパ各都市へのLCCが豊富にあるため、安く移動ができます。短期間で多くの国を訪問できるため、イギリスを拠点にヨーロッパ全土を見て回りたい人にもおすすめです。
詳細情報
詳細情報 | |
年齢制限 | 18歳以上30歳以下(ビザ申請時点) |
ワーキングホリデービザ(YMS)申請条件 | ・日本国籍であること ・扶養義務のある子どもを同伴しないこと ・以前に「日英ユース・エクスチェンジ・スキーム」または「ユース・モビリティ・スキーム」にて渡英した経験がないこと ・自己資金が£2,530(日本円で約48万円)以上あること・ビザ申請から6ヶ月以内に渡英すること |
ワーキングホリデービザ(YMS)申請料 | £259(約49000円) |
滞在可能期間 | 2年間 |
語学学校に通える期間 | 期間の制限なし |
人気都市 | ロンドン、マンチェスター、ブライトン、ボーンマス、ケンブリッジ、イーストボーン、リーズ、バーミンガム、コルチェスター、オックスフォード、バース |
日本との時差 | 9時間(サマータイム時は8時間) |
アイルランド
✓おすすめポイント
- 日本人が少ない環境で生活できる
- 自然豊かな絶景スポットが多くある
- 就学可能期間に制限がない
アイルランドはイギリスと比べて日本人が少なく、特に地方に行くと、アジア人を見かけることがほとんどありません。現地の人や他国から来ている人と交流を深めることで、見聞が広がるでしょう。
また、アイルランドは「エメラルドの島」として知られ、緑豊かな草原や丘陵地帯が広がっています。モハーの断崖やジャイアンツコーズウェイなどの絶景スポットが豊富で、自然の壮大さや美しさを体感できます。
加えてアイルランドのワーホリビザには就学制限がなく、滞在期間中に自由に語学学校に通えます。現地で働きながら長期間語学学校に通えるので、実践的な英語が身に付きやすいです。
詳細情報
詳細情報 | |
年齢制限 | 18歳以上30歳以下(ビザ申請時点) |
ワーキングホリデービザ申請条件 | ・現在日本に住んでいること(申請時を含む) ・一定期間(最長1年)アイルランドで休暇を過ごすことを本来の目的とすること ・扶養家族(配偶者含む)を同伴しないこと※配偶者に申請資格がある場合は、それぞれ申請することは可能です。 ・有効なパスポートと帰国用航空券、または、それが購入できる充分な資金を保持していること ・アイルランド滞在中、生活に必要な資金として 50万円以上の預金があること ・以前「ワーキング・ホリデープログラム」でアイルランドへ渡航した経験がないこと ・健康かつ、犯罪歴が無いこと・滞在期間をカバーする医療保険に加入すること |
ワーキングホリデービザ申請料 | 16,200円 |
滞在可能期間 | 1年 |
語学学校に通える期間 | 期間の制限なし |
人気都市 | ダブリン、コーク、リムリンク、ウォーターフォード |
日本との時差 | サマータイム時:8時間、それ以外の時期:9時間 |
ワーキングホリデーの魅力
ここでは、ワーキングホリデーの魅力を3つ解説します。
海外で就労体験ができる
ワーキングホリデーの大きな魅力は、海外で就労ができることです。単なる観光では得られない、その国ならではのビジネスマナーや職場の雰囲気を体感できます。
仕事をする中で、時に言語の壁や文化の違いによる課題に直面することも。コミュニケーションを取りながら試行錯誤する中で、問題解決能力が自然と身につきます。また、多様な価値観に触れることで、柔軟性も養われます。このような経験の中で身についたスキルは、帰国後も大いに役立つでしょう。
語学力の向上
ワーキングホリデーでは、現地での生活や仕事を通じて、生きた言葉に日々触れることができます。日常会話や職場でのコミュニケーションを重ねることで、リスニングやスピーキングのスキルが磨かれ、自然な表現やスラングも習得できます。
なお、語学力に不安がある方は、現地で語学学校に通うことも可能です。語学が上達すれば、現地での仕事を見つけやすくなるでしょう。
自由度が高い生活ができる
ワーキングホリデーでは、仕事の内容や働く期間、場所も自分で選べるため、自由度が高い生活ができます。仕事とプライベートのバランスを取りながら生活できるため、朝はサーフィンを楽しみ、午後から仕事に向かうといったライフスタイルも可能です。
仕事がない日は旅行に行ったり、語学学校に通ったり、自分のペースで生活をデザインできます。自ら積極的に行動することで、より生活が充実したものになるでしょう。
まとめ
本記事では、ワーキングホリデーの概要、おすすめの5つの国、ワーキングホリデーの魅力について解説しました。
働く、旅行する、語学学校に通うなど、やりたいことを組み合わせながら、長期間の海外生活ができることがワーキングホリデーの魅力です。
海外滞在の目的を考え、叶えられる国を選んでみましょう。
また、ワーキングホリデーの準備の進め方には以下の2つの方法があります。
- 留学エージェント
- 個人手配
特に個人手配であれば、費用を最小限に抑えつつ、幅広い選択肢からワーキングホリデーの計画を立てられます。
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