短期留学の費用・魅力は?注意点や準備、人気の国も紹介

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warple編集部

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「短期留学に興味がある」
「費用や事前準備、人気の国を知りたい」

このように考えていますか。
短期留学では短期間で言語を学べ、異文化やアクティビティも体験できます。しかし、長期留学と比較して注意点もあります。

そこで本記事では、短期留学について以下の内容を解説しています。

  • 短期留学の魅力・費用・注意点
  • 事前準備
  • 人気の国

「短期留学に行くべきか」「何から始めるべきか」が理解できるので、ご覧ください。

短期留学とは

短期留学とは、1週間から3ヶ月程度の短期間の留学を指します。長期留学と比較して計画を立てやすく、費用も抑えられる点が魅力です。

期間の短さから「短期留学は意味ない」と考える方もいますが、過ごし方次第で語学力の向上や異文化の体験に役立ちます

ちなみに、日本学生支援機構の調査(*1)によると、語学習得を目的とした留学生のうち、48.9%が3ヶ月未満の留学をしています。

また、留学期間3ヶ月未満の方の89.3%が「留学経験が今後に役立つ」と回答しています。
*1 平成30年度 海外留学経験者追跡調査

短期留学中の過ごし方

留学期間中はホームステイをしながら大学や語学学校に通うことが一般的です。学校に通っていない時間は、現地生活や観光、アクティビティなどを体験できます。

短期留学に行くタイミング

✓短期留学に行くタイミングの例

  • 高校生:夏休み中
  • 大学生:春休み中・夏休み中
  • 社会人:お盆やGW、年末年始

高校生や大学生は休学せず、長期休暇で留学するという選択肢があります。進学や就職活動に影響を及ぼさない時期を選びましょう。

社会人はお盆やGW、年末年始付近で有給休暇を取ると留学しやすいです。また、勤務先の制度を使う方や、休職して留学する方もいます。

短期留学の費用の内訳・目安

短期留学の費用の内訳は以下の通りです。

  • ビザ申請費用
  • 渡航費
  • 留学(海外旅行)保険(加入する方)
  • 学費
  • 滞在費
  • 生活費
  • 留学エージェント費用(利用する方)

留学期間3ヶ月未満の方の留学総費用は「50〜100万円未満」が中央値で「50万円未満」が最も多い回答です。

留学費用割合(留学期間3ヶ月未満)
50万円未満41.4%
50~100万円未満36.5%
100~150万円未満3.4%
150~200万円未満1.8%
200~300万円未満1.6%
300~400万円未満0.3%
400~500万円未満2.1%
わからない/覚えていない17.0%
出典:平成30年度 海外留学経験者追跡調査

ただし、留学費用は以下のような要素でも変わります。

  • 留学先の物価
  • 滞在期間
  • 滞在方法
  • 語学学校のコース

留学先が決まったら、必要な資金を試算しましょう。

短期留学の魅力5選

短期留学には長期留学と比較して魅力が複数存在します。
ここでは、短期留学の魅力を5つ紹介します。

短期集中で英語を学習できる

短期集中で言語を学べる点が短期留学の魅力の1つです。

3ヶ月未満の短期間でも英語漬けの毎日を送れば、語学力や帰国後の学習効率の向上に繋がります。

日本学生支援機構の調査によれば、短期留学者の61.7%が留学動機として「語学を本場で学びたかったから」と回答しています。

また、留学前後で自身の語学レベルの印象を評価した結果は以下の通りです。

入門レベル初級レベル中級レベル上級レベル
留学前36.7%44.9%17.0%1.4%
留学後14.8%46.3%35.0%3.9%
出典:平成30年度 海外留学経験者追跡調査

短期留学でも語学力の成長を実感している方が多いようです。

異文化やアクティビティを体験できる

短期留学では、異文化や留学先ならではのアクティビティを体験できます。

例えばオーストラリアに短期留学すると、以下のような体験が可能です。

  • 多民族国家の生活
  • シドニー・オペラハウスやブルー・マウンテンズなどの観光
  • コアラを抱っこするなどの各種アクティビティ

日本にはない文化や国民性、アクティビティなどを体験できれば、価値観や視野が広がるきっかけとなります。

前述の調査では、留学した方の86.3%の方が「留学後の考え方が変わった」と回答しており、特に文化面や人生観、社会の捉え方などで影響を受けた方が多いようです。

長期留学に向けた自信に繋がる

短期留学を経験することで、長期留学に向けた自信に繋がります。中には「いきなり長期留学は不安」と考える方もいるでしょう。その際に短期留学を経験すれば、海外生活や渡航の流れ、基礎的な言語力を習得できます
また「海外生活に適応できるか」も確認できるので、長期留学に向けた予行練習にも適しています。

留学のタイミングを作りやすい

短期留学は高校・大学の長期休暇や会社の有給休暇を利用して行きやすいです。

一方で長期留学になると、休学や休職が必要になる場合があります。

実際に、留学時の身分・肩書きを調べた結果として、短期留学と長期留学では以下のような違いを確認できます。

留学期間学部生(休学)休職中
3ヶ月未満2.3%9.4%
6ヶ月~1年未満11.7%17.4%
出典:平成30年度 海外留学経験者追跡調査

休学しないで留学すれば大学を4年間で卒業でき、就職活動で不利になることもありません。

また全ての会社で休職が認められるとは限らず、休職すると収入が途絶えます。このように長期留学と比較して留学のタイミングを作りやすい点が短期留学の魅力です。

留学費用を抑えられる

短期留学なら長期留学と比較して留学費用を抑えられます。

留学期間が「3ヶ月未満」と「6ヶ月~1年未満」の総費用を比較した結果は以下の通りです。

留学期間中央値最頻値
3ヶ月未満50~100万円50万円未満
6ヶ月か~1年未満150~200万円100~150万円
出典:平成30年度 海外留学経験者追跡調査

多くの場合、留学資金は自費や仕送りとなります。中には経済的な負担が重いと感じて、留学を諦めてしまう方もいるでしょう。

しかし短期留学であれば、学費や滞在費、生活費などを抑えられるため「留学費用を抑えたい」と考える方にとって有力な選択肢となります。

短期留学は意味がない?注意点3選

「短期留学は意味がない」という意見があるように、いくつかの注意点もあります。ここでは、短期留学の注意点を3つ紹介します。

必ずしも語学力が伸びるとは限らない

短期留学で語学力が伸びるかは現地での過ごし方次第です。以下のような過ごし方をしていると、語学力は身につきにくいです。

  • 日本人とばかり交流する
  • 日常生活で積極的に言語を使わない
  • 語学学校以外で勉強しない

特に短期留学は留学期間が短く、必然的に英語に触れる機会が少なくなるため、現地での学習方法も事前に検討しましょう

また、前述の調査では短期留学者の25.8%が帰国後の語学力の維持で悩んだという回答もあります。留学して終わりではなく、帰国後の言語習得にどのように活かすかまで考えることが大切です。

周りに日本人が多い可能性がある

短期留学は夏休みや春休み、GWなどの特定期間で行く人が多いです。同じタイミングで留学に行く人が多いため、現地に日本人が多い可能性があります。

上述した通り、日本人とばかり交流していると語学力向上の妨げになります。そのため、意識的に日本人との交流を避けるといった対策が必要となるでしょう。

物足りなさを感じる可能性がある

短期留学は時間が限られている分、旅行やアクティビティなど体験できることが少ないです。中には物足りなさを感じる方もいるでしょう。

「時間がなくて目標が達成できなかった」と後悔しないように、事前に優先順位をつけて行動計画を立てることが重要です。

短期留学の事前準備4選

充実した留学生活を送るためには、入念な事前準備が重要です。

ここでは、短期留学の事前準備を4つ解説します。

目的の明確化

短期留学に行くと決めたら、目的を明確にしましょう。

✓短期留学の目的の例

  • 語学力の習得
  • 異文化体験
  • 国際感覚の習得
  • 海外の友人作り

目的が曖昧だと自分に合った渡航先や語学学校を選べません。

また短期留学は期間が短い分、目的を明確にしていないとすぐに終わってしまいます。

渡航先の決定

明確化した目的を達成できる渡航先を選択します。

✓留学先の選び方の例

  • 英語を習得したい→アメリカ・カナダ・オーストラリア
  • ヨーロッパ文化を体験したい→イギリス・フランス
  • 費用を抑えて留学したい→フィリピン・マルタ

候補となる国が複数ある場合は、以下のような点に着目しましょう。

  • 言語の特徴(発音・スペルなど)
  • 物価
  • 生活環境
  • 文化・国民性
  • 治安

また、国を選んだら「どの都市に留学するか」も決めましょう。

渡航準備

短期留学の主な渡航準備は以下の通りです。

  • パスポート・ビザの取得
  • 航空券の取得
  • 語学学校・宿泊先の手配
  • 留学(海外旅行)保険の加入

時間がかかる手続きもあるため、事前に必要なことを確認してください。

また個人留学の場合、渡航準備の方法は大きく以下の2つです。

  • 留学エージェントの活用
  • 個人手配

留学エージェントに依頼すると、渡航準備や現地生活のサポートを受けられます。ただし、留学費用は高額になりやすいです。

一方で、自身で渡航準備を行う個人手配なら、費用を抑えつつ幅広い選択肢から留学の計画を立てられます。自分に合った方法で準備を進めましょう。

基礎的な語学力の習得

短期留学において高度な語学力は必須ではありません。調査によると、留学前に自身の語学レベルを評価した調査項目では、留学期間3ヶ月未満の方の81.6%が「入門レベル」もしくは「初級レベル」と回答しています。

語学力のレベル割合(留学期間3ヶ月未満)
入門レベル36.7%
初級レベル44.9%
中級レベル17.0%
上級レベル2.1%
出典:平成30年度 海外留学経験者追跡調査

ただ、留学前に基本的な語学力を習得していれば、留学中の学習効率が向上します

現地でのコミュニケーションも積極的になり、文化や生活様式もより深く理解できるため、渡航日から逆算して学習を進めましょう。

短期留学で人気の留学先

充実した留学生活を送るためにも、自分に合った留学先の選定は必須です。

ここでは、短期留学で人気の留学先を5つ紹介します。

アメリカ

アメリカは短期留学で人気の留学先の1つです。

世界的に影響力が大きい国の文化や雰囲気を味わえ、多民族国家により世界各地の価値観にも触れられます。

また留学する学校の選択肢が広いので、目的に合わせてアメリカ英語を学ぶことができます。

一言でアメリカ留学といっても、具体的な都市は以下のように様々です。

  • ニューヨーク
  • ロサンゼルス
  • サンフランシスコ
  • サンディエゴ
  • ボストン
  • ハワイ

目的や気候、物価などを踏まえて留学先を選びましょう。

オーストラリア

多国籍国家のオーストラリアでは、多様な文化や価値観に触れることができます。

治安が良く友好的な人も多いため、日本人でも生活に馴染みやすいはずです。

また、留学生を守る法律「ESOS」が制定されているので、万が一教育機関が倒産しても転校支援が受けられます。人気の留学先には以下のような都市があります。

  • シドニー
  • メルボルン
  • ブリスベン
  • ゴールドコースト
  • パース

各都市やその近隣に観光地があるため、留学中の思い出も作れるでしょう。

カナダ

カナダ留学では、癖のない綺麗な英語に触れることができます。多民族国家なので日本人でも受け入れられやすく、比較的治安も良いため、安心して留学できる国といえるでしょう。

特にバンクーバーは、イギリスのエコノミストによる「最も住みやすい都市ランキング」で上位を獲得しています。

また、先進国で生活環境が整っているにも関わらず、隣接するアメリカより物価が安い点も魅力です。ウィンタースポーツも有名なため、秋から春にかけての留学であれば、スキーやスノーボード、アイスホッケー観戦なども楽しめます。

イギリス

短期留学でイギリスに行く魅力は、英語発祥の地でイギリス英語を学べる点です。「イギリス英語に憧れがある」と考える場合に有力な選択肢となります。

また、古くからの歴史と現代の文化が融合している点も特徴です。留学中はバッキンガム宮殿のような歴史ある建造物や、スポーツや音楽、芸術などを楽しめます。

ヨーロッパ諸国への格安航空便も多いため、ヨーロッパの文化や観光に興味がある方にもおすすめです。

韓国

韓国への短期留学は韓国語を習得したい方や、韓国文化、グルメ、美容などに興味のある方におすすめです。韓国は日本と時差がなく日本のチェーン店も多いです。

また、ソウルは保険会社BHTPの「世界の都市安全性指数ランキング」でも上位に入っているので、日本人も安心して暮らせるでしょう。

韓国留学では以下のような都市が選択肢となります。

  • ソウル
  • プサン
  • テグ
  • チェジュ

まとめ

今回は短期留学の特徴や費用、事前準備、人気の国などを解説しました。

短期留学は休学や休職をせず、長期休暇を活用して外国に行ける点が魅力の1つです。

期間は決して長くありませんが「言語の習得」や「文化の体験や観光」など目的が明確であれば充実した留学生活を送れます。

この記事を読んで短期留学に行きたいと感じたら、まずは目的の明確化から始めてみてはいかがでしょうか。

また、個人留学において事前準備の方法は大きく以下の2つに分けられます。

  • 留学エージェントへの依頼
  • 個人手配

特に個人手配であれば、費用を抑えつつ幅広い選択肢から留学の計画を立てられます。「個人手配は難しそう」というイメージを持つ方もいますが、留学を個人手配できる「warple」なら必要な手続きをオンラインで完結できます。

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