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warple編集部
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「マルタ留学の特徴や魅力は?」
「留学準備は何をすべき?」
このように考えていませんか。
マルタはヨーロッパ諸国の中では物価が安く、英語力も伸ばせるので、留学に適しています。
しかし、マルタ留学ならではのデメリットもあります。
そこで本記事では、マルタ留学について以下の内容を解説しています。
- マルタの基本情報
- メリット・デメリット
- 事前準備
- 留学費用
- マルタの主要都市
「マルタ留学は自分に合っているか」や「何から準備すべきか」が理解できるため、最後までご覧ください。
マルタってどんな国?
マルタ(マルタ共和国)は地中海に浮かぶ人口約52万人の島国です。
マルタ島・ゴゾ島・コミノ島の3つの島からなり、最も大きなマルタ島に首都のバレッタがあります。
面積は316k㎡と東京23区の半分程度で、以下のような観光スポットがあります。
- 聖ヨハネ大聖堂
- アッパーバラッカガーデン
- セントジュリアンズ
- ポパイビレッジ
EU加盟国で通貨はユーロです。
また、公用語はマルタ語と英語なので、語学留学にもおすすめです。
日本と比較して-8時間の時差があり、直行便は出ていません。
項目 | マルタの特徴 |
正式名称 | マルタ共和国 |
首都 | バレッタ |
立地 | 地中海(イタリアシチリア島から南に約95km) |
公用語 | マルタ語英語 |
人口 | 約52万人(2022年) |
面積 | 316k㎡ |
通貨 | ユーロ |
宗教 | カトリック |
日本との時差 | -8時間※サマータイム(3月末~10月末):-7時間 |
マルタ留学のメリット5選
マルタには充実した留学生活を送れる魅力がたくさんあります。
ここでは、マルタ留学のメリットを5つ紹介します。
英語力を伸ばせる
マルタの公用語の1つは英語なので、英語習得を目的とした語学留学に適しています。
また、オーストラリアやカナダなどと比べて、日本人にとって有名な留学先でないため、日本人同士の交流を避けられます。このため、日常的に英語を使う環境に身を置くことができます。
さらにマルタ人は友好的な国民性といわれているので、積極的に英語に触れることができ、効率的に語学力を伸ばせる環境といえるでしょう。
国際交流ができる
マルタにはヨーロピアンを中心に世界各地から留学生が集まっています。
語学学校の「ECマルタ校」を例に挙げると、以下のような国籍の生徒が集まっています。
- ブラジル(15%)
- トルコ(7%)
- スイス(6%)
- コロンビア(14%)
- フランス(8%)
- 韓国(5%)
世界各国の文化や価値観に触れられるため、視野が広がるきっかけになるでしょう。
費用を抑えて留学できる
マルタはヨーロッパ諸国の中でも物価が安いため、費用を抑えて留学ができます。
ある調査では、アメリカのニューヨーク州を100とした場合のヨーロッパ諸国の生活費指数は以下の通りです。
国名(都市) | 生活費指数 |
マルタ(スリマ) | 59.5 |
スイス(ベルン) | 110.5 |
イギリス(ロンドン) | 80.1 |
フランス(パリ) | 75.4 |
ドイツ(ベルリン) | 65.7 |
日本(東京) | 57.4 |
イギリスと比較するとマルタの生活費は20.6%低い計算となります。
そのため「ヨーロッパに留学したいが費用を抑えたい」と考える方にもピッタリです。
治安が良く過ごしやすい
治安が良く過ごしやすい点もマルタ留学の魅力です。
先述の調査によれば、マルタの安全性指数は146ヶ国中56位です。
国名 | 安全性指数 |
マルタ | 56位(58.8) |
フランス | 110位(44.7) |
イギリス | 84位(52.6) |
ドイツ | 50位(61.1) |
日本 | 9位(22.6) |
また、外務省の「安全対策基礎データ」では「一般に治安は良好で、凶悪な犯罪が発生することは希」と評価されています。
医療水準も高く、一般的な薬は薬局で購入できるようです。
この点からも、安心して留学できると判断できます。
ただし日本と比較すると安全性指数は低く、一定の防犯意識や対策は必要となるでしょう。
ヨーロッパ諸国へ旅行ができる
ヨーロッパ諸国へ旅行できる点もマルタ留学の魅力です。
例えばパリまでは片道3時間前後、ロンドンまでは片道3時間30分前後で移動できます。
ヨーロッパはシェンゲン協定国間であれば入国審査がありません。
マルタもシェンゲン協定国に加盟しているため、国内旅行のように気軽に観光を楽しめます。
そのため、ヨーロッパの文化や観光地に興味がある方にもおすすめです。
また、マルタ国内にも「聖ヨハネ大聖堂」「アッパーバラッカガーデン」など豊富な観光地があるため、留学中の思い出も作れるでしょう。
マルタ留学は意味がない?デメリット4選
一方、マルタ留学にはデメリットもあります。
中には「マルタ留学は意味がない」と感じる方もいるため、必ず確認してください。
ここでは、マルタ留学のデメリットを4つ紹介します。
英語にマルタ訛りがある
マルタ英語はマルタ語の影響を受け、抑揚をつけて話すといわれています。
また、イギリス英語に近い点も特徴です。
そのため、癖のない綺麗なアメリカ英語を習得したい方には向いていない可能性があります。
渡航費用が高額
マルタ留学は渡航費用が高額になりやすいです。
時期にもよりますが格安航空券でも片道7〜12万円程度かかるケースが多いです。(2024/05/21時点でTrip.comにて調査)
留学期間が短いと総費用に占める渡航費用の割合が高まり、他の国よりも割高になる可能性があります。
渡航費用を抑えたい方はオフシーズンの留学を検討しましょう。
渡航に時間がかかる
日本からマルタへの渡航には17〜20時間程度かかります。
直行便はなく、ヨーロッパの主要都市で乗り継ぐことが一般的です。
時間がかかり乗り継ぎも必要なので、渡航に慣れていないとストレスや不安の原因になる可能性があります。
長期滞在で飽きる可能性がある
マルタの面積は東京23区の半分程度です。
観光地は豊富にありますが、長期滞在だと生活が単調になる可能性があります。
目的が曖昧だとメリハリなく過ごしてしまうので、留学の目的を明確化しましょう。
マルタ留学の費用
留学費用の内訳は以下の通りです。
- ビザ申請費用
- 渡航費
- 学費
- 滞在費
- 生活費
- 留学保険
- 留学エージェント費用(利用する方)
また日本学生支援機構の調査によれば、期間別の留学総費用の分布は以下の通りです。
3ヶ月未満 | 3ヶ月~6ヶ月未満 | 6ヶ月~1年未満 | |
50万円未満 | 41.4% | 15.3% | 1.7% |
50~100万円未満 | 36.5% | 32.8% | 17.8% |
100~150万円未満 | 3.4% | 16.0% | 19.6% |
150~200万円未満 | 1.8% | 11.5% | 16.1% |
200~300万円未満 | 1.6% | 4.6% | 15.7% |
300~400万円未満 | 0.3% | 1.5% | 4.3% |
400万円以上 | 2.1% | 3.9% | 4.7% |
わからない/覚えていない | 13.0% | 14.5% | 20.0% |
中央値 | 50~100万円未満 | 100~150万円未満 | 150~200万円未満 |
最頻値 | 50万円未満 | 50~100万円 | 100~150万円未満 |
ただし留学費用は以下の要素でも変わります。
- 留学先の物価
- 滞在期間
- 滞在方法
- 語学学校のコース
マルタの物価はアメリカやカナダ、ヨーロッパ諸国などより低いため、滞在中の生活費は抑えやすいです。
国名(都市) | 生活費指数 |
マルタ(スリマ) | 59.5 |
アメリカ(ニューヨーク州) | 100.0 |
イギリス(ロンドン) | 80.1 |
シドニー(オーストラリア) | 75.9 |
フランス(パリ) | 75.4 |
カナダ(バンクーバー) | 74.4 |
ただし渡航費用が高額なので、短期留学の場合は他の国よりも割高になる可能性があります。
また、留学を個人手配できる「warple」に掲載されているマルタの主な語学学校の費用は以下の通りです。
語学学校 | 1週間の授業料 |
Clubclass English Language School | 30,433円~ |
BELS St. Paul’s Bay | 34,659円~ |
English Path Malta | 39,731円~ |
Gateway School of English | 26,206円~ |
語学学校の費用は授業の頻度や形態などで変わるため、安さだけでなく授業の実態を踏まえて選択しましょう。
安い語学学校の見つけ方や注意点などは「安い語学学校を探すポイントとは|注意点や留学費用が安価な国も紹介」で解説しています。
マルタ留学の事前準備6選
「海外留学経験者の追跡調査」によれば、54.6%の方が留学準備に6ヶ月〜2年の期間をかけたという結果があります。
時間がかかる準備もあるため、渡航日から逆算して計画的に進めましょう。
ここでは、マルタ留学の事前準備を6つ紹介します。
期間・渡航時期の決定
マルタ留学に行くと決めたら、留学期間と渡航時期を決定しましょう。
実際に留学した方の留学期間の分布は以下の通りです。
留学期間 | 割合 |
3ヶ月未満 | 38.4% |
3~6ヶ月未満 | 13.1% |
6ヶ月~1年未満 | 23.0% |
1~2年未満 | 14.1% |
2年以上 | 11.5% |
3ヶ月未満の短期留学が人気といえます。
短期留学は費用を抑えられるうえに、留学のタイミングを作りやすい点が魅力です。
一方で英語に触れられる量が少ないので、長期留学の方が語学力を伸ばしやすい可能性があります。
目的や個々の生活、費用に合わせて期間を決めましょう。
短期留学については「短期留学の費用・魅力は?注意点や準備、人気の国も紹介」で詳しく解説しています。
また、渡航時期は大きくハイシーズンとオフシーズンに分けられます。
ハイシーズン(6〜9月)の留学は、ビーチリゾートや地中海の雰囲気を最大限に楽しめる点が魅力です。
一方で渡航費用が高額になりやすく、短期留学だと日本人留学生が多い可能性があります。
パスポート・ビザの取得
パスポートの取得は留学期間に関わらず必要です。
各都道府県のパスポートセンターで手続きを行います。
一方で、ビザの要否は留学期間によって異なります。
マルタはシェンゲン協定加盟国(ビザ免除国)なので、90日以内の留学であればビザの取得は不要です。
他方で、90日を超える留学の場合は学生ビザの取得が必要です。
従来、マルタの学生ビザは渡航後に現地で取得する流れでしたが、2024年に制度が変わり、出国前に取得が必要となりました。
マルタの学生ビザは本人ではなく留学先の学校が申請を行います。
そのため、まずは学校を決める必要があります。
また、ビザの申請には以下の書類が必要です。
- ビザ申請書
- パスポート
- 証明写真
- 留学保険の加入証明書または付保証明
- 航空券
- 英文の残高証明書およびキャッシュカード
- 入学許可証
- 滞在証明書
航空券の取得
航空券は以下の4つの方法で取得できます。
- 航空券の比較サイト
- 航空会社の公式サイト
- 旅行会社・旅行代理店の公式サイト
- 旅行会社・旅行代理店の店舗
航空券の種類は片道航空券と往復航空券がありますが、片道航空券ではマルタに入国できない旨の情報があります。
航空券を予約の際に留学エージェントや航空会社に確認することがおすすめです。
マルタの学生ビザの申請には航空券が必要なので、渡航日を決めたら早い段階で予約を取りましょう。
語学学校・宿泊先の手配
語学学校を手配する方法は、大きく以下の2つです。
- 留学エージェントの活用
- 個人手配
留学エージェントを活用すれば、語学学校の手配を含む留学準備や現地生活などをサポートしてもらえます。
一方で、個人手配なら費用を抑えつつ幅広い選択肢から留学の計画を立てられます。
「個人手配は難しそう」と考える方もいますが、留学先や予算などが決まっていれば難しい手続きではありません。
また、マルタでの宿泊先は語学学校が手配するケースが一般的です。
以下の4つから希望の形態を決めておきましょう。
- 学生寮
- ホームステイ
- シェアアハウス
- ホテル・アパート
留学期間が1年未満の場合は、学生寮とホームステイが人気です。
留学保険の加入
マルタの学生ビザの申請では、留学保険(旅行医療保険)の加入が必須です。
留学保険の加入によって、現地での医療費等を補償してもらえます。
一言で留学保険といっても各保険会社で様々な商品が用意されています。
留学保険の金額は以下のような要因で変わるため、必要な補償内容を適切に判断しましょう。
- 補償範囲
- 保険料
- 特約の内容
- サポートの内容
留学保険については「留学保険への加入は必須?費用・相場や選び方もわかりやすく解説」で詳しく解説しています。
基礎的な英語力の習得
留学前において高度な英語力は必須ではありません。
実際に、留学前の自身の語学レベルを評価した調査では以下のような結果が出ています。
語学レベル | 割合 |
入門レベル | 34.1% |
初級レベル | 41.9% |
中級レベル | 21.8% |
上級レベル | 2.1% |
ただ、渡航前に基礎的な英語力を習得していれば、現地で積極的にコミュニケーションを取れるので、効率的に語学力を伸ばせます。
現地の人と近い距離で交流できれば、自信や思い出にもなるでしょう。
そのため、渡航日から逆算して学習を進めることをおすすめします。
マルタ留学で人気の主要都市4選
マルタは小さな国ですが、主要都市が複数存在します。
ここではマルタ留学で人気の主要都市を4つ紹介します。
バレッタ
「バレッタ」はマルタの首都で街自体が世界遺産に登録されています。
「マルタストーン」と呼ばれる石灰岩で作られた建築物が立ち並んでいる点が特徴です。
バレッタには以下のような歴史的建造物や観光地があります。
- 聖ヨハネ大聖堂
- 聖エルモ砦
- 聖ヨハネ大聖堂美術館
- 国立考古学博物館
- アッパーバラッカガーデン
- ステイトルーム
人口は5,730人(2016年)と少ないですが、歴史ある中世の雰囲気を楽しみたい方にピッタリです。
セントジュリアンズ
「セントジュリアンズ」は、人口約14,000人のリゾート都市です。
地中海を眺められる美しい景観を味わえ、夜にはクラブやカジノなども楽しめます。
また、複数の語学学校があり留学先としても人気です。
繁華街のためスリや軽犯罪には注意が必要ですが、活気ある観光地の雰囲気を味わいながら英語を学びたい方などにおすすめです。
スリマ
「スリマ」はセントジュリアンズから徒歩でも移動できる街です。
マルタ最大級のショッピングセンターやスーパーマーケットがあるので、快適に過ごせるはずです。
繁華街ですが夜は比較的雰囲気が落ち着いています。
交通の便や観光地へのアクセスが良いので、学校生活と観光をバランスよく送りたい人にもおすすめです。
セントポールズベイ
「セントポールズベイ」はマルタで最も人口が多い(約29,000人)都市です。
海沿いのリゾート地となっており、シュノーケリングやスキューバダイビングなどを楽しめます。
また、住宅地で飲食店やスーパーもあるため普段の生活にも困りません。
ハイシーズンを除くと穏やかな雰囲気なので、ゆっくりと英語を学びたい方にもおすすめです。
まとめ
今回はマルタ留学のメリット・デメリットや事前準備などを解説しました。
日本では決してメジャーではないマルタ留学ですが、英語を習得できヨーロッパ諸国にも観光に行きやすい魅力的な国です。
しかし、マルタならではのデメリットもあるので「自分はマルタ留学に向いているか」を判断しましょう。
また留学準備の方法は大きく以下の2つです。
- 留学エージェントへの依頼
- 個人手配
特に個人手配であれば、費用を抑えて幅広い選択肢から留学プランを立てられます。
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