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warple編集部
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「留学費用はどのぐらい用意すればいいんだろう」
「なるべく安く留学したい」
このように考えていませんか。留学を検討している人にとって、費用の高さがネックになることがあります。留学費用は国によって様々。費用を心配している人は、安く留学できる国を選ぶことをおすすめします。本記事では、留学費用が安い国を紹介し、さらに費用を抑えるための具体的なポイントについても解説します。
予算を抑えつつ、満足度が高い留学がしたい人は、最後までご覧ください。
留学費用の内訳|授業料・滞在費・航空券代の割合が大きい
留学費用は、渡航前にかかる費用と、渡航後にかかる費用に分けられます。
✓渡航前
- 学費(語学学校の入学金、授業料、教材費)
- ビザ申請費用
- 航空券代
- 海外留学保険料
- 健康診断の費用
- 留学エージェントにかかる費用
✓渡航後
- 滞在費(居住費・食費・日用品費)
- 交通費
- 娯楽費
- 通信費
大きな割合を占めるのは、学費、滞在費、航空券代です。安く留学に行くためには、この3つの費用をいかに抑えるかがポイントになります。
滞在費は、物価が安い国を選ぶことで節約が可能です。航空券代は春休み、ゴールデンウイーク、夏休みなどの大型連休がある時期は高額になります。年間で一番航空券が安いシーズンは12〜1月(年末年始を除く)なので、この時期に留学を検討してみるのも一つの方法です。
安く留学できる国8選
国によって、留学費用が異なります。ここでは、英語の学習環境が整っており、安く留学できる8つの国と特徴を紹介します。
※以下の表の学費は「留学ジャーナル2022/2 P.30~43」を参照※費用は米ドル 155.58円、ポンド 194.38円、カナダドル 113.34円、豪ドル 102.35円、ペソは2.71円、NZドル 93.40円、ユーロ 167.27円、UAEディルハム 42.41円、ランド 8.38円(2024/5/9時点)で計算
フィリピン
留学費用 | |
学校費用 | 194,000~230,000円 |
ビザ申請費用 | 8,400円 |
渡航費用(航空券代) | 50,000~100,000円 |
滞在費 | 1,626~56,910円(600~21,000ペソ) |
生活費 | 28,048円(10,350ペソ) |
計 | 282,074~423,358円 |
フィリピンは、東南アジアに位置する約7,600の島からなる国です。年間平均気温は26〜27度と過ごしやすく、日本との時差は1時間、飛行機で日本から約5時間という飛行時間という近さも相まって、人気の留学先となっています。
この国の特徴として、80以上の民族と100を超える言語が存在する豊かな文化が挙げられます。公用語はフィリピン語と英語であり、教育現場でもこの2言語が使用されます。そのため、国民の英語力は高く、約9割以上の国民が英語を話せると言われています。
フィリピンの物価は日本の約3分の1から2分の1程度です。生活費や滞在費が他国への留学と比べて格段に安いため、経済的負担が少なく済むことも魅力です。
さらに、フィリピン留学は「マンツーマン授業」が多いのが特徴です。個人の英語力に合わせて、一日8時間ほど集中して学べる環境なので、短期留学でも英語力の向上が望めます。
マルタ
留学費用 | |
学校費用 | 139,333円 |
ビザ申請費用 | 16,727円(100ユーロ) |
渡航費用(航空券代) | 20,000~50,000円 |
滞在費 | 140,000円 |
生活費 | 98,000円 |
計 | 414,060~440,060円 |
マルタは、イタリア・シチリア島の南に位置する美しい地中海の島国です。首都バレッタは市街全体が世界遺産に登録され、ゴゾ島の美しい海岸線や中世の街イムディーナなど、観光スポットが充実しています。年間を通じて温暖な気候と、新鮮なシーフード料理が楽しめます。
マルタの物価は、イタリアなどの近隣諸国と比べて安いです。授業料や生活費も安いため、アジアではなく、ヨーロッパで語学留学したいという人におすすめです。
マルタでは、マルタ語と英語が公用語として使用されています。世界中から留学生を受け入れており、多様な国籍の人と出会えます。また、日本人留学生が比較的少なく、英語学習に集中できる環境が整っていることも魅力です。
カナダ
留学費用 | |
学校費用 | 154,000円 |
ビザ申請費用 | 793円(7カナダドル) |
渡航費用(航空券代) | 50,000~120,000円 |
滞在費 | 79,338~178,008円 |
生活費 | 109,000円 |
計 | 393,131~561,873円 |
カナダは、語学留学やワーキングホリデー制度を活用した留学先として、人気が高い国です。都市により雰囲気が異なり、都市生活と大自然の両方を楽しめます。
公用語は英語とフランス語です。英語については、他の英語圏の国々と比較して、日本人にも聞き取りやすい発音で知られています。そのため、日本人の耳に馴染み、スピーキングやリスニングのスキルを伸ばしやすいでしょう。
さらに、カナダは治安の良さでも定評があります。また、多様な文化的背景を持つ人々が共存する多民族国家であり、留学生に対しても温かく開かれた環境となっています。このため、居心地の良いリラックスした雰囲気の中で生活できます。
ドバイ
留学費用 | |
学校費用 | 167,666円 |
ビザ申請費用 | 6,785円(160ディルハム) |
渡航費用(航空券代) | 40,000~70,000円 |
滞在費 | 164,000円 |
生活費 | 109,000円 |
計 | 487,451~517,451円 |
ドバイは、アラブ首長国連邦にある都市で、近年、語学留学先として注目を集めています。砂漠地域にありながら、ビーチや超高層ビル群が並ぶ美しい景観が見られる国際都市です。
南半球に位置するドバイは、11月から3月がハイシーズンとなります。そのため、日本の夏休み期間中は比較的に安く航空券を購入できます。日本からは直行便が就航しており、アクセスも便利です。
公用語はアラビア語ですが、住民の8割以上が外国人のため、英語が日常的に使われています。また、欧米やオーストラリアに比べて日本人留学生が少ないため、より多様な国籍の人々と交流しながら学べるのが大きな特徴です。
そして「無犯罪都市」と呼ばれるほど治安が良いです。近代的な都市環境の中で、安心して生活したい人におすすめです。
オーストラリア
留学費用 | |
学校費用 | 155,000円 |
ビザ申請費用 | 72,668円(710豪ドル) |
渡航費用(航空券代) | 30,000~70,000円 |
滞在費 | 34,799~219,000円 |
生活費 | 120,000円 |
計 | 412,467~636,668円 |
オーストラリアは、留学先・ワーキングホリデー先として人気な国です。OECDの調査によると、オーストラリアは外国人学生比率が世界第二位になっています。多様な国籍の学生たちと交流しながら学べるので、視野が広がるでしょう。
日本との時差も-1時間から+2時間と少なく、気候も年間を通じて温暖なので、快適に過ごせるのが特徴です。そして、厳しい銃規制を行っているため、治安が良いです。
多民族・多文化国家であるオーストラリアの人々は、フレンドリーな性格の人が多く、初めて留学に来た人でも馴染みやすいでしょう。
また、オーストラリアにはエアーズ・ロックやグレート・バリア・リーフをはじめとする12の世界自然遺産があります。また、コアラやカンガルーなどの野生動物たちとも出会えるので、都市だけではなく、雄大な自然を楽しみたい人にもおすすめな国です。
ニュージーランド
留学費用 | |
学校費用 | 151,000円 |
ビザ申請費用 | 35,025円(375NZドル) |
渡航費用(航空券代) | 70,000~110,000円 |
滞在費 | 74,720~126,000円 |
生活費 | 120,000円 |
計 | 450,000~542,025円 |
豊かな自然や絶景を楽しめる国として知られるニュージーランドには、ヨーロッパ、南米、アジアなど世界中から留学生が集まっています。英語が母語でない人も多いので、英語を学び始めた人にも馴染みやすい雰囲気の国です。
英語圏の他国と比べ、生活費が安いため留学費用が安く済みます。治安も非常によく、日本との時差は4時間と少ないので、快適に生活ができます。
また、ニュージーランド政府が「留学生の生活保障に関する服務規程」というガイドラインを設けていることも特徴です。このガイドラインは、教育機関が入学から宿泊先まで、幅広い保障を提供するように定められており、国をあげて留学生の生活を多方面からサポートする体制が整っています。
また、ニュージーランドの人々は、穏やかで友好的な人が多いです。公用語は英語のほかに、手話、そして先住民族のマオリ族が使うマオリ語であることから、多文化や多様性を大事にする国であることがわかります。サステナビリティや環境保全の先進国でもあり、ニュージーランドの文化や人々の価値観からも多くを学べるでしょう。
アイルランド
留学費用 | |
学校費用 | 135,333円 |
ビザ申請費用 | 16,727円(100ユーロ) |
渡航費用(航空券代) | 70,000~100,000円 |
滞在費 | 220,000円 |
生活費 | 118,000円 |
計 | 560,000~590,060円 |
アイルランドは北西ヨーロッパにある島国で、人口は約501万人と小さな国です。「エメラルド・アイランド」と呼ばれるほど美しい自然に恵まれ、歴史的な遺跡も多く残っています。首都のダブリンは観光客に人気があり、人と自然が調和した美しい街として知られています。
気候は西からの風の影響で穏やかです。夏は最高気温18度、最低気温10度程度、冬は最高気温7度、最低気温は2度程度と、年間を通じて過ごしやすい気候です。物価は日本よりやや高めですが、アメリカや他のヨーロッパ諸国と比べると安く生活できます。
公用語はアイルランド語と英語で、日常生活ではほとんど英語が使われています。日本人が少なく、英語を話す環境に浸れるため、自然に英語を習得しやすいでしょう。教育水準は欧州連合(EU)内でもトップクラスを誇り、本格的にアイルランドの大学に進学するためのプログラムもあります。
南アフリカ
留学費用 | |
学校費用 | 204,069円(1.220ユーロ) |
ビザ申請費用 | 6,620円(790ランド) |
渡航費用(航空券代) | 90,000~130,000円 |
滞在費 | 70,601~106,099円(8,425~12,661ランド) |
生活費 | 92,928円(11,099.3ランド) |
計 | 464,218~539,716円 |
南アフリカは、アフリカ大陸の最南端にある国です。「太陽の国」と言われるほど、年間を通して晴天の日が多く、ケープタウンの平均気温は夏は20度、冬は12度程度と快適に過ごせます。
11ある公用語の一つに英語があり、日常生活や学習時で英語を使用する機会が豊富です。日本人留学生が少なく、自然な形で英語力の向上が期待できます。また、多様な文化が共存している南アフリカでは、様々な背景を持つ人々と交流することで、異文化理解を深めることができます。
広大なサバンナ、壮大な山々、美しい海岸線など多彩な自然環境も魅力です。勉強の合間にはサファリやハイキング、ビーチでのアクティビティなどを満喫でき、充実した留学生活を送れるでしょう。
治安に関して心配な人もいるでしょう。ケープタウンの街中は比較的に治安が良く危険が少ないとされていますが、日本とは違います。荷物から目を離さず、人通りが少ない路地や夜間の外出を避けるなどの注意は必要です。
留学を安くするポイント7つ
ここでは、留学を安くするポイント7つをご紹介します。
早めにスケジュールを決める
スケジュールを早めに決め、航空券や宿泊施設の予約を早期に行えば、割引が適用されることがあり、費用を抑えられます。特に航空券は、予約時期によって価格が大きく変動します。最も格安に購入できるのは出発の4〜5ヶ月前と言われているため、早めの予約をおすすめします。
そして、資金計画を早い段階で立てることで、必要な費用をより正確に見積もることができます。貯金の目標を立てたり、アルバイトをしたりする時間を十分にとれることは、心の余裕にもつながります。
奨学金を活用する
奨学金を活用することで、留学費用を大幅に抑えられます。奨学金には返済不要の給付型と、返済が必要な貸与型があります。
✓奨学金の種類
- トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラム:文部科学省
- 第二種奨学金(短期留学):日本学生支援機構(JASSO)
- 大学独自の奨学金
- 地方自治体の奨学金
- 民間団体の奨学金
- 外国政府の奨学金
ただし、留学先や留学期間が限定されている、支給条件を満たし続ける必要がある、留学後の活動報告が求められるなどの条件つきであることが多いので、事前の確認が必要です。
一般的に募集時期は年1度なので、文部科学省やJASSO(日本学生支援機構)、地方自治体のサイト、大学の国際交流センター・奨学金担当部署、留学エージェントなどから情報収集し、早めに申請準備に取りかかりましょう。
参考:【2024年版】留学に使える奨学金 6種類と申請方法を解説
シェアハウスを利用する
滞在費を節約したいのなら、シェアハウスの利用がおすすめです。留学先の滞在方法というとホームステイを思い浮かべる方が多いと思いますが、食事や身の回りの世話の費用が入っているので、滞在費は高くなります。
シェアハウスであれば、家賃や光熱費は複数の学生と折半するので、ホームステイより経済的です。また、シェアハウスでは他の留学生や現地の学生と交流する機会が増えるため、英語力の向上や異文化交流にも役立つでしょう。
留学生コミュニティに参加する
留学生コミュニティに参加すれば、留学費用を安くするための情報が得られるかもしれません。
例えば、安い食材を購入できる場所や、交通費を節約するコツ、安価な宿泊施設についての情報を得られます。さらに、シェアハウスやルームシェア、家具や家電の中古品譲渡の情報も手に入る可能性があります。
大学の国際交流センター、SNS、留学エージェントなどで、留学生向けのイベントを探してみましょう。
交換留学制度を利用する
交換留学とは、所属大学と協定校が学生を交換する留学プログラムです。所属大学に授業料を納めれば、留学先の大学では授業料が徴収されないため、経済的な負担が少なく済みます。
また、大学によっては交換留学制度プログラム付属の奨学金に申請できます。所属大学が留学手続きを手伝ってくれたり、協定校に宿舎を優先的に確保してもらえたり、留学生用カウンセリングを受けられたり、手厚い配慮をしてもらえることも大きなメリットです。
手数料が安い留学エージェントを利用する
留学エージェントの利用を検討している人もいるでしょう。エージェントによって提供されるサービスと手数料は様々です。手数料は無料から数万円かかるところまであり、一般的に手数料が高いほどサポートが充実しています。
しかし、全てのサポートが自分に必要とは限りません。複数のエージェントを比較し、サポート内容と費用を慎重に検討しましょう。
最近では、個人で留学を手配できるオンラインのサービスがあります。利用すれば手数料を節約でき、全体の留学費用を抑えられます。
まとめ
今回は留学費用が安い国や、費用を抑えるための具体的なポイントを解説しました。
早期のスケジュール決定や奨学金の活用、シェアハウスの利用、留学生コミュニティへの参加など、さまざまな手段を組み合わせて、留学プランを立ててみましょう。
さらに、留学費用を節約したい方には、留学を個人手配できるプラットフォーム「warple」をおすすめします。warpleは語学学校の検索・申し込みから渡航までの準備、学校や宿泊先の手配まで、留学に必要なすべての手続きをオンライン上で完結できるのが特徴です。そして、留学エージェントを介さないため、留学費用を安く抑えられるのがポイントです。語学学校の動画や口コミが豊富なので、エージェントに頼らなくても理想の留学プランが立てられます。
気になる方は確認してみてください。
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