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warple編集部
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「語学学校がたくさんあって、どれにしたらいいか分からない」
「失敗しない語学学校の選び方が知りたい」
このようにお悩みでしょうか。
確かに語学学校は1つの国、都市だけでも数多くありますので、選ぶのが難しいです。
また、インターネット上で「おすすめの語学学校一覧」のような情報を見ても、どこが自分に合っているのか、複数校を比較していくことも大変です。
本記事に辿り着く前に、「ある程度、自分なりに語学学校を探してみたけど選べなかった…」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では実際に留学に行った方の意見をもとにした統計を使い、語学学校の選び方をより実践的な形でお伝えします。
本記事を読めば、語学学校の候補を絞り、最終的に納得の行く語学学校選びができるようになります。
語学学校の選び方5選|経験者の意見をもとに解説
本記事では、日本学生支援機構が7年に一度行っている「海外留学経験者の追跡調査」をもとに、語学学校の選び方を解説します。
この調査では海外留学経験者からアンケートを取っており、信憑性の高い結果が得られています。
その結果をもとに、語学学校の選び方を5つ紹介します。
1. 自分に合った学習環境・生活環境
1つ目は、自分に合った学習環境・生活環境を提供する語学学校を選ぶことです。
平成30年度の調査によると、学校選択理由のうち最も多かったのは「環境が良い(27.5%)」です。
環境というと漠然としていますが、語学学校選びの段階で判断材料となる「環境」には以下のものを想定できます。
- 学習環境(1クラスの人数、自習室の有無、教員の質、日本人比率など)
- 施設環境(衛生面、立地、学校周辺の治安など)
- 生活環境(寮・ホームステイ先の状態、生活のしやすさなど)
上記の環境については、パンフレットや公式サイト、インターネット上の口コミ(SNSなど)などで情報収集ができます。
✓SNS上の口コミの例
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ただし、全ての環境において完璧な語学学校を見つけるのは大変です。
まずは、自分が「どの環境を最も重視したいか」を明確にし、その点で満足できる語学学校を探すことで候補をいくつか絞ることができるでしょう。
2. 学びたい分野が学べる
2つ目は、学びたい分野が学べるかどうかで選ぶということです。
先述の調査(平成30年度)によると、「専攻分野を学べる」という理由から学校を選んだ人が、2番目に多い(21%)です。
語学学校なので「言語を学びたい」のは前提として、様々な専攻分野の授業を提供する語学学校もあります。
✓専攻分野の例
- ビジネス(3D ACADEMY)
- 食・映画・芸術・ジャーナリズム(ILSC Sydney)
- コミュニケーションスキル(CLLC Canada)
- ITスキル(Kredo)
興味のある分野を外国語で学ぶため、言語学習と専門学習を両立できます。
語学力がないと専攻分野の学習が進まない点には注意しましょう。
3. 友人を作れる環境がある
3つ目は、現地で友人を作れる環境がある学校を選ぶことです。
先述の調査(平成30年度)では、留学先で何かしらの悩みを抱えた方が約70%を占めます。その悩みの対処については、「留学先の友人に相談した」が38.9%と最も多い結果となりました。
同じ環境で生活している友人のほうが、より共感を得やすく、実態をともなった有益な助言をしてくれるはずです。
友人を作れる環境を持つ語学学校には以下の特徴があります。
- クラス形態での学習がある(例:最大15人のクラス学習 – LSI London)
- 休日・放課後に任意参加のアクティビティがある(例:各曜日でツアーなどの活動あり – Atlas Language School)
念のためですが、「自分だけで対処した」という回答も21.7%と少なくありません。必ずしも友人を作らないといけないというわけではありませんのでご安心ください。
4. 異言語の人と交流できる環境がある
「できるだけ日本人の留学生(日本人比率)が少ない語学学校を選ぶという考え方があります。
これには、「日本人から離れ、日本語を話す機会を減らす」「異文化交流の機会を増やす」という意図があります。
もちろん、日本人同士でも学習言語で会話をすれば語学上達に繋がりますので、必ずしも日本人が少ない学校が良いというわけではありません。
ただ、平成23年度の海外留学経験者追跡調査の「自由回答集」には、興味深い回答が掲載されています。
✓「これから留学する人へのアドバイス」に対する回答(末尾番号は回答No・国・留学先)
- せっかく海外での生活を経験するのだから、日本人同士でかたまらずに、現地の人とたくさんコミュニケーションをとってください。(102・ドイツ・語学学校)
- 海外で日本人同士で一緒にいることも時には必要ですが、可能な限り、異文化の友人を作り、いろいろなことを互いに教えあえれば帰国後の視野が広がります。(109・ニュージーランド・語学学校)
- 語学を習得するためには、日本人とのつきあいは避けて、生活の全てにおいて現地の言葉を話す環境づくりをしたほうが良い(57・イタリア・語学学校)
- 学校で日本人が沢山いたとしても、プライベートで日本人でなく現地の学生たちと遊ぶのが一番の語学力アップの早道(13・アメリカ・語学学校)
1つだけ、「現地の人たちの生活にとけこむのがたいへんかもしれないので、適度に現地の日本人と交流したほうが孤独にならなくてよい(420・フランス・大学院)という意見がありました。
その他は、日本人だけで固まるのは惜しいという意見が多数を占めています。
大学院と語学学校で比較すると、院生の方が留学生活が長くなる傾向にあり、このため「孤独になる」という点を考慮して日本人との交流を勧めていると考えられます。
孤独になって留学を諦めてしまうといけないので、適度に日本語を話す環境から距離を取れる語学学校を選ぶことがおすすめです。
5. (学生の場合)学校におすすめを聞いてみる
ここまでの選び方でも候補を絞れない場合、学校からおすすめの語学学校の情報を提供してもらうという手段があります。
先述の調査(平成30年度)で、「留学する学校に関する情報収集に役立ったもの」として、「日本の学校からの情報」が最多(25.9%)でした。
一人で語学学校を探すとなると選択肢が広すぎて選ぶのが大変です。
留学経験者からの情報が集積しているであろう学校の先生、スタッフに相談してみるというのは、一つの手なのでしょう。
ちなみに役立つ情報収集としては、次点で「留学希望校のウェブサイト(22.4%)」、「体験談(20.1%)」、「旅行会社・留学あっせん団体の情報(20%)」と続きます。
相談できる留学経験者がいるならその人に話を聞いてみる、学校から有益な助言が得られなければ留学エージェントや旅行会社に聞いてみるという選択肢もあります。
語学学校を選ぶ前にするべきこと2選
ここまで語学学校の選び方を解説しました。
しかし、最も重要なことは「留学の目的を決める」ことです。目的がなければ、何を重視して学校を選ぶのかが分からず、学校選びのとっかかりがありません。
ここでは、2つ、学校を選ぶ前にするべきことを紹介します。
1. 目的を決める
先ほどお伝えした通り、語学留学を経て何を実現したいのかを明確にすることが大切です。
✓例:目的と語学学校選びの関係
- 就活のためにTOEICやIELTSのスコアを上げたい → 語学力アップの人気コースがある学校を選ぶ
- 海外の友人を作りたい、異文化に触れて視野を広げたい → 日本人比率が少ない学校や、生徒間交流が盛んな学校を選ぶ
- 昔から憧れていた国・都市で生活したい → 特定の国・都市の語学学校を選ぶ
同じ留学でも、目的が異なれば選ぶべき学校は大きく異なります。目的が明確であればあるほど、その条件に適う語学学校を絞れます。
反対に目的が曖昧なまま語学学校を選ぶと選択肢が多すぎて困ってしまったり、納得のいかない留学体験になってしまったりします。
まずは「留学の目的はなにか」、自分なりの答えを持ちましょう。
2. 頼れる環境を作る
語学学校の選び方「3. 友人を作れる環境がある」にも書きましたが、留学中には7割の方が悩みを抱えるという結果(調査(平成30年度))が出ています。
悩みの対処法としては、最も多いものが「留学先の友人に相談(38.9%)」でしたが、次点では「日本の家族・友人に相談(27.6%)」という回答が多いです。
可能であれば、家族やご友人から留学をすることに対する理解を得、応援してもらったり、相談に乗ってもらったりする環境を作りましょう。
ちなみに、同調査によると多い悩みは以下のとおりです。
- 授業についていくこと(26.1%)
- 人間関係(15.5%)
- 予定の成果を上げること(14.4%)
- 語学習得(14.1%)
留学生の多くが抱える悩みを把握しておき、先手を打って対策をする(語学力を少しでも上げる、目標達成のための計画を立てるなど)ことも大切です。
まとめ
本記事では、語学学校の選び方を留学経験者の意見に基づき解説しました。
しかし選び方というのは、留学の目的・目標を達成するための「手段」です。目標を明確にしなければ、適切な学校選びはできません。
留学を通して何を実現したいのか、しっかりと思い描くことが大切です。
もし留学の目的が決まっているのであれば、次は語学学校選びです。
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