留学保険への加入は必須?費用・相場や選び方もわかりやすく解説

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warple編集部

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「留学保険の費用・相場はどのくらい?」

「留学保険はどのように選ぶべき?」

このように考えていますか。

留学先での病気やケガなどに備えられる留学保険は、加入が必須ともいえるサービスです。

しかし初めて留学する方の場合「どの保険を選んだらいいかわからない」と感じる方も多いはずです。

そこで本記事では、留学保険について以下の内容を解説します。

  • 留学保険の基本
  • 留学保険が必要な理由
  • 留学保険の費用・相場
  • 加入前に確認すべき点

留学に向けてどのような保険に入るべきかが理解できる内容となっているため、ぜひご覧ください。

そもそも留学保険とは?

まずは留学保険で補償される範囲を見てみましょう。

✓留学保険の主な補償

補償内容補償内容の詳細
傷害死亡留学先でのケガにより死亡した際の補償
傷害後遺障害留学先でのケガにより後遺障害が生じた際の補償
治療・救援費用留学先での病気・ケガにより治療費を支払った際の補償
疾病死亡留学先での病気により死亡した際の補償
個人賠償責任留学先で法律上の賠償責任を負った際の補償(他人の物を壊した場合など)
生活用動産補償携行品や生活用品などの破損・盗難時に受けられる補償
航空機寄託手荷物遅延航空会社に預けた荷物の到着が遅れたことで発生した費用についての補償(着替えや生活用品の購入費など)
航空機遅延航空機の遅延が原因で発生した費用についての補償(宿泊費や食費など)

また医療機関の紹介や通訳の手配などの手続きのサポートも受けられます

留学保険は海外旅行保険の一種であるため、基礎となる補償内容は同じです。

しかし、留学で発生するリスクに合わせて以下のような特徴があります。

  • 補償期間が長い(3~12ヶ月程度)
  • 居住施設内で生じた損害・賠償責任も補償
  • 緊急帰国費用・留学継続費用も補償

留学保険は必要な補償を一つひとつ自分で選ぶわけではなく、パック商品のような形で用意されています。

ただし、補償やサポートの内容は保険会社やプラン、特約によって異なります。

海外留学で保険が必要な4つの理由

留学保険への加入は一部の国を除いて義務ではありませんが、基本的には加入することをおすすめします。

ここでは、留学保険への加入が必要な理由を4点解説します。

なお留学期間が1ヶ月以内の短期留学の場合は、留学保険ではなく海外旅行保険への加入が一般的です。

いずれにせよ保険への加入は推奨しますが、加入時の参考としてください。

日本より医療費が高額

海外の医療費は日本よりも高額な傾向にあります。

アメリカ・ニューヨークを例に挙げるあげると、救急車の利用で84,000〜15,5000円+1kmの搬送につき1,000円(*1)、初診料で2〜45,000円(150〜300米ドル)かかる(*2)ことも少なくありません。

また、ニューヨークの場合、入院室料で1泊30〜45万円(2,000〜3,000米ドル)要する(*2)など、全額自己負担となった場合の経済的負担は重いです。

日本の海外療養費制度を活用すれば一部の医療費を払い戻してもらえる場合がありますが、日本で同様の治療を受けた際の金額が基準となります。このため、保険金が少ししか返ってこなかったという場合もあります。

入院すると、数百万〜数千万円の経済的負担が発生する可能性があるため、留学保険に加入して万が一の事態に備えたほうが安心です。

実際、留学保険で8,450万円以上の保険金がおりた例があります。

*1 消防庁「平成27年度 救急業務のあり方に関する検討会 第3回資料」
*2 在ニューヨーク日本国総領事館「医療概要」
*3 AIG損保 支払い実績 カリフォルニアでくも膜下出血で入院した事例

医療機関では日本語が通じない

海外の医療機関では基本的に日本語が通じません。

そのため、英語が堪能でない場合は自身の症状や状況を伝えられない可能性が高いです。

また、適切な医療機関を選ぶことも難しいでしょう。

そのような場合でも留学保険に加入していれば、通訳の手配や医療機関の紹介をしてもらえます

さらに携行品の盗難や紛失などのトラブルが生じた際にも手続きの案内や通訳を受けられるため、安心して留学ができるようになります。

クレジットカードの海外旅行保険では不十分

一部のクレジットカードには海外旅行向けの保険が付帯されています。

しかし、以下のような理由からクレジットカード付帯保険だけでは不十分といえます。

  • 補償額・範囲が少ない可能性がある
  • 保険適用の条件が厳しい
  • 事故対応に時間がかかる

「クレジットカードの保険があるから安心」と考えている人も、必ず事前に保険の内容を確認し、本当に留学保険への加入が不要かを考えてみましょう

加入が義務付けられている国がある

入国の際、留学保険の加入を義務付けている国もあります。

例えば、・ドイツやフランス、イタリアなど、シェンゲン協定国の欧州26か国でビザを取得する場合、保険加入が必須です。

また、留学する学校の規則で留学保険への加入が必要と定められている場合もあります。

留学保険の相場

次に、主要な保険会社の留学保険における主流なプラン内容や料金をまとめます。

保険会社AIG損保東京海上日動ジェイアイ傷害火災保険損保ジャパンエイチ・エス損保
プランWS6S2(29歳以下)t@bihoプライム おすすめプラン(カナダ 49歳以下の例)S8511A
傷害死亡3,000万円3,000万円3,000万円1,000万円1,000万円
傷害後遺障害90~3,000万円3,000万円3,000万円1,000万円1,000万円
治療・救援費用無制限無制限無制限無制限無制限
疾病死亡2,000万円1,000万円1,000万円1,000万円500万円
個人賠償責任1億円1,000万円~1億円(特約)1億円5,000万円~1億円(特約)1億円
生活用動産補償50万円40~100万円(特約)100万円50~100万円(特約)100万円
航空機寄託手荷物遅延10万円3万円10万円10万円10万円
航空機遅延2万円付帯あり2万円2万円3万円
緊急一時帰国40~100万円(特約)40~100万円(特約)あり(特約)40~100万円(特約)40~100万円(特約)
キャッシュレス・メディカルサービス提携病院世界55万ヶ所以上約280病院約270病院200病院以上約190病院
サポートデスク24時間365日24時間365日24時間365日24時間365日24時間365日
保険料(1年まで)276,430円270,100円264,900円535,650円273,810円

特約を利用する場合は保険料に加算されます。

また留学保険の保険料は、補償が充実しているほど高額、補償が薄いほど低価格となることが一般的で、15〜30万円の商品を選ぶ人が多いようです。

単純に保険料だけで保険会社やプランを決めるのではなく、補償の範囲や内容も踏まえて選択しましょう。

留学保険に加入する前に確認するべき5つのポイント

留学保険を選ぶ際は、保険料だけでなく補償内容や特約など、複数の要素から総合的に判断を行うことが大切です。

ここでは、留学保険に加入する前に確認すべきポイントを5つ解説します。

補償内容

補償内容を確認する際は、補償範囲と保険金額の2点に着目しましょう。

先ほど表にまとめた通り、補償範囲は共通していますが、補償が基本プランに入ってる場合、特約となっている場合など様々です。

そのため、必要な補償範囲を満たしているかを確認しましょう。

また、同じ補償範囲でも保険金額が各社・各プランで異なります。

特に着目すべき部分は「治療・救援費用」です。

AGI損保の事故支払件数実績に基づくデータによれば、海外でのトラブルの72.9%は健康にまつわる内容とされています。

そのため、まずは治療・救援費用をベースとしてプランを選びましょう

海外で長期間入院する場合、数千万円単位の医療費になる可能性もあるため、基本的には無制限で補償を受けられる保険がおすすめです。

どうしても保険料を抑えたい場合は5,000万円や3,000万円のプランも検討しましょう。

また「高価な生活用動産を持参する」「賃貸物件を万が一破損させてしまった場合に備えたい」など、個々の状況や不安に合わせて選ぶことも大切です。

キャッシュレス・メディカルサービス提携病院の有無

キャッシュレス・メディカルサービス提携病院とは、自己負担なしで病気やケガの治療を受けられる病院です。

提携病院を使って治療を受けた場合、保険会社から病院に直接治療費が支払われます。

つまり、手元にまとまったお金がなくても、安心して医療機関を利用できるのです。

一方で提携病院以外を利用する場合、一度自己負担で立替払いが必要となります。

提携病院は各保険会社によって異なるため、留学先の近くに提携している病院があるかを確認しましょう。

病院の所在地は各保険会社のホームページで確認できます。

特約の有無

留学保険では、商品に組み込まれている補償とは別に特約が用意されている場合があります。

✓留学保険の特約の例

補償内容補償内容の詳細
個人賠償責任留学先で法律上の賠償責任を負った際の補償(他人の物を壊した場合など)
生活用動産補償携行品や生活用品などの破損・盗難時に受けられる補償
緊急一時帰国費用親族の死亡等により急遽帰国する際の補償
歯科治療特約留学先での歯科治療費用についての補償

個人賠償責任と生活用動産補償については、基本となる商品に含まれている場合があります。

緊急一時帰国費用については、親族の状況などによっては加入すべきといえるでしょう。

また歯科治療費用については、通常の治療・救援費用の補償対象外であるため、歯科治療の経験が多い人などは契約を検討しましょう。

サポートデスクの対応時間

サポートデスクは24時間365日対応する保険会社がおすすめです。

通院やトラブル時に保険を使用する場合、サポートデスクへの連絡が必要となるためです。

また、サポートデスクの対応時間に加えて、保険以外のサポート内容も確認してください。

✓サポート内容の例

  • 病院の案内・予約
  • 通訳の手配
  • 携行品の盗難時における手続きの案内
  • 親族への連絡
  • 救援者の渡航時のサポート
  • 不動産会社の案内
  • インターネットプロバイダの案内

サポート内容が充実していれば、海外生活でトラブルが起きた際にも専門家のフォローを受けながら解決できます。

保険料

もちろん負担する保険料も重要です。

ただし最初から保険料の安さを比べるのではなく、まずは必要な補償やサポートが受けられるかを確認しましょう。

必要な補償がそろっていると確認したら、保険料を基準に選ぶこともおすすめです。

まとめ

今回は留学保険の概要や費用相場、選び方などを解説しました。

留学先での病気やケガ、トラブルに備え、安心して海外生活を送るためには、留学保険への加入は必須ともいえます。

留学保険の保険料は補償の範囲や保険金額によって変わるため、自分に必要な補償を明確にして、総合的に加入する保険を選択しましょう。

しかし、留学保険は決して安い買い物ではありません。

初めての留学だと適切な保険金額や補償内容が判断できない方もいるはずです。

「必要な補償内容を満たした自分に合った留学保険を選びたい」と考える方は、warpleの保険サービスがおすすめです。

warpleでは、オリジナルプランや共済プラン(短期留学向け)など、複数の留学保険を用意しています。

留学時のケガや病気など万が一の事態に備えられ、安心して海外生活を送れるようになるため、確認してみてください。

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