3ヶ月留学の効果は?メリット・デメリットと留学費用を解説

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warple編集部

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長期留学は無理でも、3ヶ月留学なら挑戦したいという方もいるでしょう。しかし、ネットやSNS上では、「3ヶ月程度の短期留学では、成果が出ない」という声も。このような意見を見て、「短期留学だと意味がないのだろうか」と不安になる方もいるでしょう。

この記事では、3ヶ月留学のメリット・デメリットを解説し、費用や準備期間についても詳しく説明します。最後まで読んでいただければ、3ヶ月留学が自分にとって最適な選択肢かどうかを判断できます。

3ヶ月留学のメリット5選

短期間で効率重視の留学に挑戦したいなら3ヶ月留学がおすすめです。ここでは、3ヶ月留学のメリット5つを解説します。

集中して語学力を向上させられる

3ヶ月留学は、集中して語学力を伸ばしたい方に向いています。

✓3ヶ月留学で語学力を向上させられる理由

  • 長期留学と比べて、短期間なので意欲を維持しやすい
  • 3ヶ月程度の短期集中プログラムがある語学学校がある

3ヶ月という期間は、語学の上達を実感するのに十分な長さです。

ある研究(*)では、英語学習の初級レベル(英検準2級、TOEIC225 点~)に達するまでは「180~200時間以上」の標準受講時間数が必要とされています。留学中、週20レッスン以上の授業を受講すると仮定すると、日常的な会話やよく使われる表現などを理解できる語学力が身につく可能性があります。

最初の頃は聞き取れなかった会話が理解できるようになったり、自分の言葉でスムーズにコミュニケーションが取れるようになったりと、目に見える成長を感じられるでしょう。
* 坂田浩・福田スティーブ (2019). 「日本人の英語学習時間について-これまでの学習時間とこれから求められる学習時間 」P8,表4(徳島大学国際センター・文教大学教育学部)

現地での生活を体験できる

3ヶ月留学の魅力は、現地の人と同じ目線での生活を体験できること。これは、観光旅行では味わえない経験です。

✓現地での生活を体験するための方法

  • 現地の人と交流できる滞在方法(ホームステイやルームシェア)を選ぶ
  • 現地のスーパーでの買い物やバスなどの交通機関を利用する
  • 地域のコミュニティ活動やボランティア活動に参加する

休日は現地のイベントに参加してみましょう。観光地巡りだけでなく、地元の人々で賑わう公園や市場を訪れるのもおすすめです。3ヶ月という期間は、留学先の生活リズムに慣れ、新しい友人を作るのに十分な期間です。

比較的に費用を抑えられる

3ヶ月留学は、長期留学と比べて費用を抑えられるのが魅力です。滞在期間が短い分、授業料や滞在費などが抑えられます。ニューヨークの語学学校で、3ヶ月、半年、1年留学する場合の授業料を比較してみましょう。

期間費用(*1)
3ヶ月(12週間)515,939円
半年(24週間)959,575円
1年(48週間)1,855,884円
* 1米ドルあたり158.20円(2024/7/14時点のレート)で換算
* Oxford International New York City(一般英語・集中コース・週27レッスン)
*1 学校費用には授業料、教材費、入学金が含まれる

ただし、留学プログラム・留学先によって料金は異なります。複数の語学学校・国の費用を比較することが大切です。

留学後の進路に活かせる

3ヶ月留学の経験は、就職活動に有利に働く可能性があります。
以下のような調査結果があります。
「留学生の90%が卒業後12ヶ月以内に就職したのに対し、大学卒業生で同じ期間に就職したのはわずか49%でした。つまり、留学生が就職する可能性は2倍です。留学経験者のうち、90%が6ヶ月以内に就職しました。」
UCMERCED 留学生に関する統計データ

3ヶ月留学の期間中には、異文化の人たちと交流する機会が多いため、多様な職場環境に適応しやすくなります。国際的な仕事を目指す方はもちろん、どんな仕事に就くとしても、3ヶ月留学で得た経験は、将来への投資となる可能性があります。

自信がつく

3ヶ月の留学は、自信をつけるための絶好の機会となります。以下のような調査結果があります。
「個人的な成長について尋ねられたところ、調査回答者の 97%が、留学は成熟度を高める刺激になったと回答し、96%は自信が大幅に増したと報告し、89%は留学によって曖昧さを許容できるようになったと主張し、95%は留学が世界に対する認識に永続的な影響を与えたと断言しました。」
Studey International:1950ー1999年 国際学生教育研究所(IES) による調査

最初は、慣れない環境での生活に戸惑うことも多いかもしれません。

しかし、言葉の壁を乗り越え、現地の習慣に適応していくことができれば、自信が身につきます。3ヶ月留学期間の中で、成長を遂げた点を意識できれば自己評価も高まるでしょう。

3ヶ月留学のデメリットと対策5選

3ヶ月留学は魅力的な選択肢ですが注意点も存在します。

しかし、事前に対策を講じることで、デメリットを最小限に抑えられます。ここでは、3ヶ月留学のデメリットと対策を5つ解説します。

語学力の飛躍的な向上は難しい

3ヶ月留学の間に、語学力が飛躍的に伸びるという保証はありません。以下の3つの理由が考えられます。

✓語学力の向上が難しい理由

  • 基礎学力以上を目指すには学習期間が足りない
  • 現地の生活に慣れる前に帰国する滞在期間の短さ
  • 語学の習得には個人差があること

短期間の留学中は、特定の環境で用いる語彙や表現しか使わないことが多いです。3ヶ月という期間は、語学の基礎を固めるには十分かもしれませんが、流暢に話せるレベルに達するには短い可能性があるのです。

対策

3ヶ月留学で語学力を最大限に伸ばすためには、留学前後の学習が欠かせません。

留学前留学前に基礎的な文法や単語を勉強しておく
留学中間違いを恐れずに積極的に現地の人と話す
留学後帰国後もオンラインレッスンを受けたり、英語学習を続ける

3ヶ月程度の短期留学には限界があるのも事実です。しかし、適切な準備と積極的な姿勢があれば、3ヶ月で語学力の向上を図ることは可能です。

現地での生活に慣れる前に帰国

3ヶ月程度の留学は、現地の生活に慣れる前に帰国してしまうというデメリットがあります。異文化への適応には時間がかかるもの。文化に適応するには、以下の4つの段階があると言われています。

第一段階ハネムーン期異文化を新鮮に感じ、期待と興奮を感じる時期
第二段階カルチャー・ショック期言語や文化の違いに戸惑い、精神的に疲労する時期
第三段階回復期日常生活が徐々に問題なくこなせるようになる時期
第四段階適応現地の文化をより深く理解して、受け入れられるようになる時期
参考 北海道大学 学生相談総合センター 留学生相談室「カルチャー・ショックについて」

カルチャーショックの症状は、新しい環境に入って2ヶ月目から6ヶ月目の間に現れやすいとされています。つまり、新しい環境に慣れ、生活を楽しめるようになる頃には、帰国日が近づいているということも少なくないのです。

対策

早めに現地の生活に慣れるために、以下の方法を試してみましょう。

✓早めに現地の生活に慣れる方法

  • 留学先の歴史、文化、習慣を事前に学ぶ
  • 基本的なフレーズを覚えておく
  • 新しい環境の良い面に目を向ける
  • 地元のイベントや活動に参加する
  • 他の留学生や地元の学生と友達になる
  • ストレスを解消する方法を見つける
  • 定期的に友人や家族と連絡を取る
  • 日記をつけて自分の感情を振り返る

3ヶ月留学中には、異なる文化や価値観を受け入れる柔軟な姿勢を持つことが大切です。文化の違いに戸惑うこともあるかもしれませんが、それを楽しむ気持ちで、積極的に新しいことに挑戦してみましょう。

留学費用が高額

3ヶ月留学の費用は、プログラムの種類や留学先によって異なります。サポート体制が充実している語学学校は、費用が高額になる傾向があります。

また、留学先によっても費用は大きく変わります。例えば、アメリカやヨーロッパなどの先進国は、アジアや中南米の国とは異なり物価が高いため、留学費用も高額になりがちです。留学費用には、授業料だけでなく、渡航費、滞在費、食費、教材費、保険料など、様々な費用が含まれます。留学にかかる総費用を事前に見積もり、予算計画を立てることが重要です。

対策

3ヶ月留学の費用を抑えるためには、以下の方法があります。

✓留学費用を抑えるポイント

  • 物価の安い国や都市を選ぶ
  • ホームステイや寮など、安価な滞在方法を選ぶ
  • 繁忙期を避けてオフシーズンに渡航する
  • 航空券を早めに予約して割引価格を利用する
  • 格安航空券を使う
  • 学校の割引キャンペーンを利用する
  • 手数料無料の留学エージェントを利用する
  • 自炊や公共交通機関などを使用し、現地での生活費を抑える
  • 奨学金や助成金を活用する

これらの方法を組み合わせることで、3ヶ月留学の費用を効果的に抑えられます。ただし、留学で考慮すべきなのは費用面だけではありません。自分の目的を達成できる留学先や留学プログラムを選ぶことが必要です。

仕事や学校を休むことが必要

3ヶ月の留学は、まとまった休みが必要になります。社会人の場合、数ヶ月仕事を休めない場合が少なくありません。そのため、留学のために仕事を辞める人もいます。

学生の場合は、卒業が遅れたり、特定の必修科目を履修できなくなったりする可能性があります。3ヶ月の休職や休学を申請するには、面倒な手続きが必要な場合も。会社や学校の方針によっては、承認を得ることが難しい場合もあります。

対策

仕事や学校を続けながら留学する方法もあります。社会人か学生かによって対策は異なりますが、以下のような方法を試しましょう。

社会人有給休暇やスキルアップのための休職制度を利用する留学で得られるスキルが仕事に活かせることを具体的に示して周囲の理解を得るリモートワークで仕事を続ける
学生夏休みや春休みなどの長期休暇を利用する留学先の単位を日本の大学での単位認定してもらう(単位互換制度)オンライン授業で単位を修得する

また、オンライン留学と実際の渡航留学を組み合わせて、渡航期間を短縮する「ハイブリッド型留学」を利用するのもおすすめです。オンライン留学で基礎的な語学力や現地の文化について学ぶことで、短い滞在期間でもより充実した留学体験が可能になります。

日本人留学生が多い場合がある

留学先や留学プログラムによっては、日本人留学生が多い場合があります。

✓日本人留学生が多い国ランキング

  • 1位 カナダ 23%
  • 2位 アメリカ 22%
  • 3位 オーストラリア 17%
  • 4位 イギリス 9.9%
  • 5位 フィリピン 7.3 %

一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査2022年

日本人同士で集まりやすい環境だと、英語を使う機会が限られます。母国語で会話する方が楽なため、つい日本語を使ってしまいがちです。また、他国からの留学生や現地の学生との交流が少なくなり、異文化理解を深める機会を逃してしまう可能性があります。

対策

日本人留学生が多い環境でも、3ヶ月留学の効果を高めることは可能です。

✓日本人が多くても留学効果を高める方法

  • 多国籍の学生が集まるプログラムを選択する
  • 意識的に他国からの留学生や現地の学生と交流する
  • 学校主催の国際交流イベントに積極的に参加する
  • ホームステイを選択し、現地の家庭環境に身を置く
  • 「英語だけを使う」などのマイルールを厳守する
  • 日本人同士でも英語で会話するよう心がける
  • 留学先の地域のSNSグループに参加する

様々な方法で、現地の人や他の留学生と交流しましょう。3ヶ月留学では時間が限られているため、意識的に行動することで最大限の効果を得られます。

3ヶ月留学の費用|5ヶ国で比較

3ヶ月留学で人気の5ヶ国(アメリカ、カナダ、オーストラリア、フィリピン、マルタ)の留学費用を比較します。まずは、5ヶ国の留学総費用を比較してみましょう。

留学先総費用
アメリカ1,611,067~1,761,847円
カナダ1,448,264~1,498,604円
オーストラリア1,171,097~1,183,478円
フィリピン776,380~801,850円
マルタ1,422,936~1,507,716円
* 1米ドルあたり158.20円(2024/7/14時点のレート)で換算
* 1カナダドルあたり116.11円(2024/7/14時点のレート)で換算
* 1カナダドルあたり116.11円(2024/7/14時点のレート)で換算
* 1ペソあたり2,70342円(2024/7/14時点のレート)で換算
* 1ユーロあたり172.46円(2024/7/14時点のレート)で換算

為替レートや物価変動によって費用は変わるので、最新情報は語学学校などに確認するようにしてください。

アメリカ

アメリカ(ロサンゼルス)の語学学校、California Language Academy Los Angeles(一般英語コース・スタンダード)を例に留学費用を解説します。

内訳費用
校納金(入学金・授業料・教材費)552,896円
滞在費(宿泊費)*1572,671円
渡航費(往復)*2215,000~365,780円
ビザ申請費 *315,820円
保険費 *471,010円
生活費(交通費・食費)*5183,670円
総額 1,611,067~1,761,847円
* 1米ドルあたり158.20円(2024/7/14時点のレート)で換算
*1 ホームステイ料金(2人部屋・食事なし)
*2 Trip.comで2024/7/27〜10/31までの期間で検索した場合(往復・東京成田空港~ロサンゼルス空港)
*3 語学学校によるI-20ビザ取得サポート費用
*4 東京海上日動「海外旅行保険・留学保険(海外旅行保険・留学生プラン)」(32日以上N2プラン)
*5 食費 1ヶ月当たり287米ドル、交通費 メトロ30日パス 100米ドルで計算(JASSO アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルスの生活情報) 生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

アメリカの留学費用について詳しくは以下の記事をご覧ください。
【2024年】アメリカ留学費用はいくら?人気都市の費用内訳を解説

カナダ

カナダ(トロント)の語学学校、Royal Canadian Institute of International Studies(一般英語コース・週20レッスン)を例に留学費用を解説します。

内訳費用
校納金(入学金・授業料・教材費)577,648円
滞在費(食費・宿泊費)*1510,885円
渡航費(往復)*2233,570~283,910円
ビザ申請費(eTA) *3812円
保険費 *471,010円
生活費(交通費)*554,339円
総額 1,448,264~1,498,604円
* 1カナダドルあたり116.11円(2024/7/14時点のレート)で換算
*2 Trip.comで2024/8/24〜10/31までの期間で検索した場合(往復・東京成田空港~トロント空港)
*3 6ヶ月未満の場合にはビザ取得不要、その代わりに電子渡航認証(eTA)が必要
*4 東京海上日動「海外旅行保険・留学保険(海外旅行保険・留学生プラン)」(32日以上N2プラン)
*5 NUMBEO カナダ トロント の平均生活費 (通信費 156カナダドル、交通費 月間パス カナダドル)1ヶ月分から起算。生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

オーストラリア

オーストラリア(シドニー)の語学学校、English Unlimited Sydney(一般英語コース・週20レッスン)を例に留学費用を解説します。

内訳費用
校納金(入学金・授業料・教材費)339,248円
滞在費(食費・宿泊費)*1549,667円
渡航費(往復)*2139,009~151,390円
ビザ申請費(eTA) *32,147円
保険費 *471,010円
生活費(交通費)*570,016円
総額 1,171,097~1,183,478円
* 1オーストラリアドルあたり107.36円(2024/7/14時点のレート)で換算
*1 ホームステイ料金(1人部屋・2食付き)
*2 Trip.comで2024/7/27〜10/31までの期間で検索した場合(往復・東京成田空港~シドニー空港)
*3 電子渡航認証(eTA)システム手数料 20オーストラリアドル
*4 東京海上日動「海外旅行保険・留学保険(海外旅行保険・留学生プラン)」(32日以上N2プラン)
*5 NUMBEO オーストラリア シドニーの平均生活費 (交通費 月間パス 217.39オーストラリアドル)1ヶ月分から起算。生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

オーストラリアは、3ヶ月以内の留学に関してビザは不要。その代わりに、電子渡航認証(eTA)が必要です。eTAの申請費は不要ですが、オーストラリア政府の公式サイトやアプリを通して申請する場合、20オーストラリアドルが必要です。

フィリピン

フィリピン(タガイタイ)の語学学校、Face to Face English(一般英語コース・週35レッスン)を例に留学費用を解説します。

内訳費用
校納金(入学金・授業料・教材費)592,800円
滞在費(食費・宿泊費)*1
渡航費(往復)*261,430~86,900円
ビザ申請費(観光ビザ延長費、SSP、ACR-Card)*344,247円
保険費 *471,010円
生活費(交通費)*56,893円
総額 776,380~801,850円
* 1ペソあたり2,70342円(2024/7/14時点のレート)で換算
*1 学生寮(1人部屋・3食付き)・校納金に宿泊費・食費が含まれる
*2 Trip.comで2024/8/24〜10/31までの期間で検索した場合(往復・東京成田空港~マニラ空港) タガイタイはマニラから約1時間半
*3 観光ビザ延長費 7,360ペソ、SSP取得費用 6,000ペソ、ACR-Card取得費用 3,000ペソ
*4 東京海上日動「海外旅行保険・留学保険(海外旅行保険・留学生プラン)」(32日以上N2プラン)
*5 JASSO フィリピン 生活情報 交通費850ペソ 1ヶ月分から起算。生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

フィリピン留学は滞在期間に応じて、異なる種類のビザが必要。語学学校に通うためのSSP(特別就学許可)や、60日以上滞在するためのACR-Card(外国人登録証)が必要です。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。
フィリピン留学費用の目安は?期間別の内訳と5つの節約法を解説

マルタ

マルタ(セントジュリアン)の語学学校、Clubclass English Language School(一般英語コース・週20レッスン)を例に留学費用を解説します。

内訳費用
校納金(入学金・授業料・教材費)490,652円
滞在費(食費・宿泊費)*1610,513円
渡航費(往復)*2247,140~331,920円
ビザ申請費 *3無料
保険費 *471,010円
生活費(交通費)*53,621円
総額 1,422,936~1,507,716円
* 1ユーロあたり172.46円(2024/7/14時点のレート)で換算
*1 ホームステイ料金(1人部屋・朝夕2食付き)
*2 Trip.comで2024/7/27〜10/31までの期間で検索した場合(往復・東京成田空港~マルタ空港)
*3 3ヶ月以内のビザ申請は不要
*4 東京海上日動「海外旅行保険・留学保険(海外旅行保険・留学生プラン)」(31日までエコノミープラン、32日以上N2プラン)
*5 交通系ICカード 12 Single day Journeys 21ユーロ 。生活費には、日用品購入費や交際費、その他の雑費は含まれていない

マルタ留学は3ヶ月以内の滞在の場合はビザ申請不要。3ヶ月以上の留学の場合は、学生ビザの申請が必要です。マルタ留学にかかる費用を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
マルタ留学にかかる費用|節約方法も期間別にわかりやすく解説

3ヶ月留学の準備を期間ごとに解説

情報収集や各種手続きには、時間がかかることも多いため、留学準備は早めに進めましょう。ここでは、3ヶ月留学の準備を期間ごとに分けて解説します。

情報収集 (6ヶ月~1年前)

3ヶ月留学を成功させるためには、6ヶ月~1年前からの情報収集が大切です。

留学の目的を明確する

語学力向上、異文化体験、キャリアアップなど、具体的な目標を設定することで、適切な留学先やプログラムを選べるようになります。3ヶ月留学を将来のキャリアにどのように活かしたいか、具体的なイメージを持つことも大切です。

留学先の国や地域、都市を検討する

学びたい言語が使われている国や地域を選びましょう。また、気候、文化、治安、物価なども考慮し、自分に合った場所を選んでください。

ビザが必要か確認する

留学先の国によっては、3ヶ月の留学でもビザが必要な場合があります。ビザの種類や申請方法、必要な書類などを早めに確認しましょう。

語学学校やプログラムを決める

学校の評判、カリキュラム内容、授業の質、クラスの規模、費用などを比較検討しましょう。その際に、滞在方法(ホームステイ、寮など)も合わせて考慮します。宿泊費や食費などの滞在費が学校費用に含まれていることも多いので確認しましょう。

必要な費用を試算する

授業料、滞在費、生活費、渡航費、保険料など、留学にかかる費用を試算しましょう。奨学金や留学助成金などの情報も集めて、資金計画を立てることをおすすめします。このような、情報収集は早ければ早いほど選択肢が広がるので、余裕を持って準備を進めましょう。

申し込み・手続き (3ヶ月~6ヶ月前)

3ヶ月~6ヶ月前は、いよいよ留学が現実味を帯びてくる時期です。この時期には、以下の手続きを進めましょう。

語学学校への申し込み

自分の留学目的や語学力に合った学校を選び、申し込みを行います。多くの学校ではオンライン申請が可能です。必要な書類は学校によって異なりますが、一般的にはパスポートのコピー、最終学歴の証明書、申請書、写真などが必要です。

航空券の手配

航空券は、早めの予約がお得です。出発日や航空会社、直行便か経由便かなど、様々な条件で比較検討します。ビザが必要な場合は、事前に大使館や領事館のウェブサイトで確認し、余裕を持って申請しましょう。

海外旅行保険への加入

留学中の病気やケガ、盗難などに備えて、海外旅行保険への加入は必須です。学校が保険を斡旋することもあります。補償内容や保険料を比較し、自分に合った保険を選びましょう。

宿泊先の手配

学校が提供する寮やホームステイ、ルームシェアやアパートでの一人暮らしなど、様々な選択肢があります。予算や生活スタイルに合わせて選びましょう。

健康診断・予防接種(必要な場合)

国によっては、入国にあたり健康診断や特定の予防接種が必要な場合があります。渡航先の情報を事前に確認し、必要な予防接種を受けましょう。6ヶ月~1年前には、各種手続きが少なくありませんが、一つずつ終わらせて行くことで、留学への準備が着実に進みます。

手続きに関して不安があれば、留学エージェントを利用しましょう。

出発前の準備 (1ヶ月~3ヶ月前)

留学出発の1〜3ヶ月前は、実際の渡航に向けて具体的な準備を進める重要な時期です。以下の項目について詳しく解説します。

留学に備えた語学学習

出発前の語学学習は、留学生活に早くなじむために重要です。以下のような方法で学習を進められます。

✓語学学習の方法

  • オンライン英会話で実践的な会話練習する
  • 映画やドラマで耳を慣らす
  • 文法や単語を復習して基礎学力を確認する
  • 買い物や道案内などよく使うフレーズを覚える

毎日30分〜1時間程度の学習でも、渡航後の留学生活を充実させるために役立ちます。

留学先で必要なものを準備する

忘れ物がないよう、必要なものをリストアップして準備を始めましょう。

✓留学先で必要なものの例

  • 衣類:留学先の気候に合わせた服装
  • 常備薬:普段飲んでいる薬や風邪薬など
  • 変換プラグ:留学先のコンセント形状に合わせる
  • 日用品:歯ブラシ、シャンプー、タオル
  • 携帯電話:国際ローミング契約、もしくは現地での契約かを判断

現地で購入できるものは、スーツケースの空間を節約するためにも、最小限に抑えましょう。

銀行口座の残高を確認

留学中の生活費を計算し、十分な資金があるか確認しましょう。留学先の銀行口座に日本から送金する方法を調べておくと安心です。

また、海外で利用できるクレジットカードや、現地通貨をある程度用意しておくと、到着後すぐに現金が必要な場合に便利です。

直前の準備 (1週間~1ヶ月前)

出発が迫った1週間~1ヶ月前には、以下の準備をしっかりとして、安心して出発の日を迎えましょう。

持ち物の最終確認と荷造り

忘れ物がないように、必要なものをリストアップして荷造りを始めます。

✓荷造りの際の確認点

  • 1週間分程度の衣類と下着を準備する
  • 貴重品は機内持ち込み用のバッグに入れる
  • 薬や日用品は1週間分程度持参する
  • パスポート・ビザ・保険証など重要書類のコピーを持参する
  • 航空券はe-チケットを印刷するか、スマホにダウンロードする

スーツケースの重量制限を超えていないか、必要なものは全て揃っているか確認しましょう。

滞在先までの移動手段の確認

空港から滞在先までのルートを確認します。電車やバスを利用する場合は、路線図や時刻表を事前に確認し、乗り換え方法や運賃を把握しておきましょう。オプションの場合もありますが、語学学校が用意している空港送迎サービスを利用するか、現地の友人・知人に迎えに来てもらうのも一つの方法です。

学校初日のスケジュール確認

学校初日にはオリエンテーションが行われることが多いです。事前に学校の住所を地図で確認し、交通手段と所要時間を調べておきましょう。迷いやすい場所にある場合は、通学経路を写真付きで記録しておくこともできます。

学校からの案内をよく読み、集合時間と持ち物を再確認。必要な書類や筆記用具、教科書などを忘れずに準備してください。3ヶ月留学直前の準備は忙しいですが、計画的に進めることでストレスを軽減し、スムーズな出発を迎えられるはずです。

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